こんにちは!ソラジマの広報担当です。
今回は、昨年の4daysサマーインターンを経て、現在は長期インターンとして作品づくりに関わる学生3名に話を聞きました。学生であっても、作品に関わる一人として基準は下げない。
作品に向き合う現場で、何を求められ、どう考え、行動を変えてきたのか。
3名がどんな判断を求められ、編集者からのフィードバックを仕事へどう反映してきたのかをお届けします。
目次
4daysインターン:企画を出し、編集者のフィードバックで磨く
— まずはソラジマの「4daysインターン」に参加を決めた理由から教えてください
Y.Yさん:
幼いころからたくさん漫画を読んできたので、就職するなら漫画に関わる仕事がしたいと考えていました。OfferBoxを通じてソラジマを知り、出版社の仕事を体験できる機会だと思って参加を決めました。
H.Oさん:
物語を創り出す仕事がしたくて、出版社やエンタメ企業のインターンを探していました。高校生のころから女性向けのロマンスファンタジーが好きで、ソラジマのことも知っていたんです。OfferBoxでオファーをいただき、好きな作品がどのように生まれるのか、制作に関わる仕事を体験したいと思いました。
H.Kさん:
『お求めいただいた暴君陛下の悪女です』(天壱)が連載初期から大好きで、ソラジマのことも知っていました。出版業界で働きたいと考えていたので、募集を知って迷わず応募しました。
— 4daysインターンでは企画づくりやプレゼン、ネーム確認、作家さんとの模擬連絡など、実務に近い体験をされたそうですね。特に印象に残っている場面はありますか?
Y.Yさん:
「企画づくり」です。自分でゼロから企画を考え、それに対してプロの編集者から個別に鋭いフィードバックをいただく中で、「編集者という仕事の本質」への理解が格段に深まりました。総合出版社の本選考の際、作品の企画をいくつか考えて持って行ったのですが、「編集者がどんな着眼点で企画を見ているのか」という、4daysインターンで学んだことを活かせたと思います。
H.Oさん:
私も「企画づくり」と、「作家さんへの連絡を想定したワーク」が印象に残っています!"実際のリアルな編集者の仕事"として就活をやり始める前からイメージしていた内容だったので、「今、憧れの仕事を体験できてる…!」感が強かったです!
さらに憧れだけで終わらない、企画への率直なフィードバックも印象に残っています。良い点と改善点を具体的に伝えてくださり、私の意見にも丁寧に向き合ってくださいました。今まで「人にフィードバックをする=相手を傷つけるかもしれない」と怖かったのですが、「心から相手のことを思ったフィードバック」は、企画をより面白くするために、また会社にとってベストな行動をとるために必要なのだと気づきました。
H.Kさん:
私は「企画のプレゼン」です。自分の企画に対して細かく質問や意見をいただいたことが印象に残っています。学生だからと基準を下げるのではなく、一緒に作品をつくる相手として、企画そのものに真摯に向き合っていただいたと感じました。
長期インターン:作品のために、自分の判断を示す
4daysインターンを通して3人が得たのは、編集者の仕事を「体験した」という実感だけではありません。自分の企画を言葉にし、編集者からの問いや意見を受け、作品をより良くするために考え直す。作家さんへの伝え方を考えるワークから最終プレゼンまで、作品づくりに必要な判断を重ねる中で、「まず自分の案を出し、率直なフィードバックを受けて磨く」という仕事の基礎に触れました。
— 4daysだけでも満足度が高そうですが、なぜそこで終わらず「長期インターン」へ進む決断をしたのでしょうか?
Y.Yさん:
私が住んでいる新潟は、東京に比べて出版社やエンタメ企業就活の挑戦の機会が圧倒的に少ないです。でも、「地方だから」と環境を言い訳にして漫画に関わる夢をあきらめたくありませんでした。だからこそ、ソラジマからいただいた絶好のチャンスに全力で飛び込もうと決めたんです。
そして、ちょうどソラジマでは『少年STOKE』が立ち上がる時期でした。少年マンガの編集者志望でしたし、少年たちの心を燃やすような作品づくりをされていることに惹かれ、『少年STOKE』でのインターン参加を決意しました。実際の現場で経験と実績を積みたいとも考えていましたね。
本格的な就職活動が始まる2月まで、新潟から週2回オフィスに通う日々を続けました!
H.Oさん:
4daysインターンでは男性向け作品を扱ったのですが、長期インターンでは大好きな女性向けロマンスファンタジー作品のSNS運用に携われると聞いたのが決定打でした。「大好きなジャンルを自分の手で広められる」という機会を逃したくなかったということが大きいです。
H.Kさん:
4日間を通して、学生にも一切妥協しないソラジマの社員さんの姿勢に惹かれ、「この場所でもっと学びたい、最高の物語を読者に届ける仕事に本気で携わりたい」と思い、長期への参加を決めました。
— 長期インターンでは、具体的にどのような業務を担当していますか?
Y.Yさん:
現役の編集者のもとで、作家さんの作品を読み込み、「自分が編集者だったら、この作家さんとどんな作品をつくりたいか」を具体的に考えています。
読者として楽しむだけでなく、一緒に作品をつくる編集者の視点で読むと、これまで気づかなかった作家さんのこだわりや魅力が見えてくるんです。そうした経験を重ねるなかで、「どんな作家さんと、どんな作品をつくっていきたいか」という、自分が目指す編集者像も少しずつ具体的になってきました。
H.Oさん:
3作品のSNS(主にX)運用を担当しています。担当編集者によって投稿案の練り方は異なり、自発的な検証が多く求められる場合もあれば、作家さん・編集者の意向に沿って進める場合もあります。
公式アカウントの使命は、「作品認知をあげて本編への誘導をすること」「既存ファンにも楽しんでもらって、人気を手放さないこと」だと、私は捉えています。そのために、作品・キャラクターの魅力を損なわず、読者へどう届けるかを、検証を重ねながら日々模索しています。
例えば、新規ファンと既存ファンの双方へ効果的な作品の訴求を目指して、公式アカウント開設直後に「キャラ紹介の投稿」をしたり、インプレッション数が増えやすい=より多くの人に作品が届きやすい「Xのトレンドを踏まえた投稿」をしたりしています。
H.Kさんはじめ、他のSNS運用をしているインターン生と、Xのトレンドについて情報共有をして、お互いの担当作品の投稿に活かしています!
H.Kさん:
H.Oさんと同じく、主に作品のSNS運用に携わっています!それに加えて、1カ月間、編集者アシスタントにも担当しました。アシスタント業務では作品の立ち上げ段階から関わり、コンペの参加、線画を担当いただくクリエイターさんの候補探しと、編集者と一緒に検討、さらには「自分が担当編集ならどう売り出すか」というプロモーション施策のプレゼンまで幅広く任せていただきました。
【SNS運用の分析(H.Oさん)】
— 編集者アシスタント業務やSNS運用など、密接に作品と向きあう業務をされているんですね。業務を進めるなかで、どんな課題に直面しましたか。また、指摘や結果を受けて、次の行動をどう変えましたか?
Y.Yさん:
最初は、読者として「面白い」と感じても、編集者の視点で作家さんの持ち味や作品の魅力を捉え、言葉にすることに苦戦しました。そこで、編集者が作品のどこに魅力を感じ、その理由をどう捉えているのかを詳しく聞くようにしました。そのうえで、自分はどこに惹かれたのかを自分の言葉で説明できるまで、一人ひとりの作品を読み込むようにしました。
H.Oさん:
私はSNS運用をしているので、「作品本編の魅力の伝え方」に関するフィードバックを多くいただきます。具体的には、「ネタバレを防ぎつつ読みたいと思わせるあらすじ文」「目を引く投稿画像」「フォロワー獲得のための投稿戦略」などについてです。
そこで、ただがむしゃらに投稿するのではなく、すべての投稿に必ず仮説を持ち、社内チャットで編集者さんをメンションして分析結果を投稿するようにしたんです。プロの視点からさらにフィードバックをいただくことで、分析の精度をどんどん上げていくことができていると感じています。
H.Kさん:
私は仕事への向き合い方の面で、「自走力」の不足を指摘されていました。ソラジマでは年次や立場に関係なく、「自ら考え成果を出す行動」が求められますが、最初の頃は判断に自信が持てず、上長に何度も細かい確認や質問をしてしまっていたんです。
そんなとき、上長から「草原に一人放たれても、自分一人の力で本を作れるくらいの自走力を持ってほしい」と言われ、ハッとしました。
編集者は、作家さんと向き合う中で、作品のための判断をその場で求められる仕事です。判断をそのたびに上長に委ねていては、作品づくりのスピードが落ちてしまいますし、作家さんに安心して作品を任せてもらうこともできません。自走力は、作品と作家さんのために必要な力なのだと気づきました。
ここで求められていたのは、何でも一人で抱え込むことではありません。作品のために何が必要かを自分なりに考え、判断の根拠と提案を持ったうえで、周囲に相談することです。
それからは、一人で悩んで足を止めるのではなく、「毎週必ず根拠を持って相談・提案する」と決めました。根拠を持って相談すると、上長や周りの編集者も一緒に考えてくれるので、意見を取り入れながら、自分で次の行動を決められるようになりました。
— インターンを通して、自身の中にどのような「成長」を感じていますか?
Y.Yさん:
「フィードバックを素直に受け入れ、すぐ行動に変える力」が身についたと実感しています。
以前は改善点を指摘されると、「ダメ出しされた」とネガティブに捉えて構えてしまう部分がありました。ですが、ソラジマのフィードバックは、作品をもっと良くするため、そして私自身が成長するためのものだと気づいてから、受け止め方が変わりました。
「指摘=自分の能力と、任せてもらえる仕事を広げるためのヒント」とマインドを切り替えられるようになってからは、失敗を恐れず、新しい業務にどんどん挑戦できるようになりました。
H.Oさん:
大きく2つあります。1つ目は「仕事への向き合い方」です。
「〜していいですか?」と指示や許可を求めるのではなく、自分なりに考え抜いた上で、「〜という理由でこう進めます。ご把握をお願いします!」と提案するスタイルに変えました。
元々は心配性で、細かく確認を取らないと動けないタイプでした。ですが、作品づくりにはスピードが欠かせず、一つひとつ許可を待っていては、作品や読者に届けるタイミングを逃してしまいます。このスタンスが身についてから、思考力・スピード・精度が大きく向上しました。
自分が勇気を出して提案したことを編集者さんが採用してくれたときは、「作品に関わる一人として扱ってもらえている」という自信と責任感が生まれましたね。
2つ目は「タスク管理能力」です。
SNS運用では、ルーティン業務に加えて、キャンペーンなどの突発的な業務が並行して発生します。勤務形態の自由度が高く、任される権限が大きい分、「自分が取りこぼしたら、読者に届けるべき情報が、しかるべき時に発信されない」という責任感がありました。
優先順位を見極めて業務をコントロールするスキルを、学生のうちに身につけられたことは、本当に大きな財産になりました。
立場ではなく、「作品にとって良いか」を基準に向き合う
— ソラジマの社員さんは、なぜ相手が学生であっても妥協せず、高い基準を求めるのだと思いますか?
Y.Yさん:
「作品を良くする一員」として向き合っているからだと思います。
ソラジマでは、作品にとって良いかどうかが基準なので、学生であることは関係ありません。そして、「もっと成長したい」「自分がこの作品をヒットさせるんだ」という強い気持ちさえあれば、年次やスタート時点の実力に関わらず、どこまでも成長できると信じてもらえる環境です。
だからこそ、相手が学生であっても「一人の仕事仲間」として対等に接し、妥協しないのだと感じます。
H.Oさん:
純粋に、「作品に対する基準」を絶対に下げないからだと思います。
どのような関わり方であれ、ソラジマのインターンは、必ず何らかの形で作品づくりや、読者への届け方につながっています。SNSの1投稿であっても、作品全体のクオリティやブランドに関わります。
編集者さん自身が、「最高のもの、100%納得できるものを読者に届けたい」と本気で思っているからこそ、関わるメンバーの立場に関係なく、妥協しないのだと思います。
H.Kさん:
社員さん自身が、誰からでも貪欲に学ぼうとする「成長への執念」と、ものづくりに対する「圧倒的な愛とこだわり」を持っているからではないでしょうか。
実際、私が提出した企画案を、上長が「面白いね!」と柔軟に取り入れ、実際の作品づくりに活かしてくださったことがありました。
作品が良くなるなら、立場に関係なく良いものを吸収しようとする。その柔軟さと情熱があるからこそ、学生が相手であっても、対等に向き合ってくれるのだと思います。
— 現場の編集者さんが作品や作家さんに向き合う姿を見て、特に驚いたエピソードはありますか?
H.Oさん:
入稿の最後の最後まで、「もっと良くできるはずだ」とベストを追い求め続ける姿勢には、本当に圧倒されました。
Webtoonの制作は工程が多く、業務量も膨大です。「今回はこれで出そう」と妥協したくなる瞬間があってもおかしくありません。それでも、締切が迫る中で、作品やキャラクターの魅力を最大限に伝えるために、学生である私の意見にも真摯に耳を傾けてくれました。
作品に対するその執念と愛は、心から尊敬しています。
ソラジマに向いている人・向いていない人
— 逆に、「こういう人にはソラジマのインターンをおすすめしない」という条件はありますか?
Y.Yさん:
研修などを積んで完璧にしてから行動をしていきたい人には合わないかもしれません。未完成でもまず自分の案を出し、作品に対する率直な意見を受けて磨いていける人には最高の環境ですが、研修で準備を整えてから動きたい人には、進め方が合わないかもしれません。どちらが良い悪いではなく、自分に合う進め方かどうかだと思います。
H.Kさん:
「変化を楽しめない人」や「新しい情報を能動的に追えない人」です。 特にSNS運用など、作品を読者に届ける現場では、トレンドの移り変わりが非常に早いです。普段から最新の流行やエンタメにアンテナを張り、「現状維持で満足せず、より良いものを作ろう」という姿勢を持てない方だと、この目まぐるしく変化する環境で成果を出すのは難しいかもしれません。
— 今、インターン参加前の自分に会えたら、何と言いますか。
Y.Yさん:
「4日間のサマーインターンや長期インターンを、自分がやり切れるのか。ソラジマの仕事の進め方が、自分に合うのか。きっと今、不安だと思う。実際に苦しくなったときもあったけど、それを経験できたから今の自分があるし、社会人になったときに活きることばかり。だから、ぜひ挑戦してみて!」
H.Oさん:
「大変なこともたくさんあるけど、確実にワクワクと成長が待ってるよ。勇気を持って一歩踏み出してごらん!」
H.Kさん:
「想像の何倍も本気であることを求められるし、想像の何倍も面白かったよ!他のインターン生も、”互いに良いところを取り込みあおう”という意気込みに溢れているし、社員さんも本気でフィードバックを飛ばしてくださいます。周囲からの刺激を受けて企画を作ることの面白さ、漫画編集の面白さもめちゃめちゃ感じる日々です!周囲は本気でぶつかってくれるからこそ、ちゃんと全力で取り組んでほしい!」
おわりに:作品に向き合う。そのために、自分の判断を磨く
作家さんの作品の読み込み、作品のSNS運用、企画やプロモーションの提案。担当する仕事は違っても、3人に共通していたのは、「作品のために何が必要か」を考え、自分の判断を言葉にする姿勢でした。
どんな才能が作品に必要なのか。キャラクターの魅力をどう伝えるのか。任された仕事には、作品について考え、自分なりの判断を示す場面があります。
まず自分の案を出し、率直なフィードバックを受け、よりよい提案へと磨いていく。その繰り返しで身につけた力は、ソラジマの外でも活きています。
今回インタビューに答えていただいた3名が、ソラジマと出会ったきっかけである短期インターン。
次回は、2026年11月21日(土)〜23日(月)に秋インターン、2027年2月9日(火)〜12日(金)に冬インターンを開催予定です!
漫画が好き。その気持ちを入り口に、作品のために何ができるかを考え抜く。読む側から、作品を届ける側へ。その一歩を本気で踏み出したい方を、ソラジマ社員一同、お待ちしています。
【インターン体験記】漫画編集者を目指す学生が、4日間で模擬連載会議に挑んだ話 | 株式会社ソラジマ
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