こんにちは。
セラク・みどりクラウド事業部のエキスパートエンジニア・スクラムマスターの原田です。
みどりクラウド事業部では、毎週1回・朝30分を使ってミニ勉強会を開催しています。
勉強会を開催する理由や、勉強会テーマであるアジャイル・スクラム勉強会の選定理由については第1回のストーリーで紹介していますので、よろしければこちらも併せて御覧ください。
第4回の勉強会では、アジャイルなプロジェクト計画・インセプションデッキについて講義形式で実施しました。
講師は引き続き、Scrum Alliance認定のスクラムマスター(Certified ScrumMaster)である私・原田が担当させていただいています。
勉強会で使用したスライド
まずは、勉強会で使用したアジャイルなプロジェクト計画・インセプションデッキのスライドについてご紹介します。
資料の中でも説明していますが、アジャイルな開発におけるインセプションデッキの役割としては、プロジェクトに関係する人で対話をしながら共通認識を持つことを狙いとしています。
ウォーターフォール開発でも最初にプロジェクト計画書を作成するのが一般的ですが、プロジェクト計画書は責任の所在や役割・立場の線引きを行う目的で使われていることが多いです。
それに対して、アジャイルのインセプションデッキはお客様も開発チームも1つのチームであることを再認識させるためのツールであると私は考えています。
ちなみに、みどりクラウド事業部で私が担当したいくつかの案件でも、前回ご紹介したエレベーターピッチと併せてインセプションデッキもお客様と一緒に作成しています。
インセプションデッキはプロジェクトの最初に作って終わりでなく、開発途中で優先度で迷ったときに見返してみたり、プロジェクトのゴールを見失いそうな兆候があるときに読み返したりといった使い方もしています。
アジャイルな開発は柔軟な進路変更ができる分、ゴール(本質的な目的)を見失ってしまうリスクもあるのですが、最初にインセプションデッキで我々はなぜここにいるのかをはっきりさせておくことでゴールを意識した意思決定ができるようになるのです。
雑談Timeで参加者から出たコメント
最後に、雑談Timeと称して勉強会参加者でディスカッションを行っています。
そのディスカッションで出たコメントを一部ご紹介します。
- ウォーターフォールの開発プロジェクトでプロジェクト計画書を作った経験は何度もあるが、プロジェクト計画書とインセプションデッキでは書く内容はだいぶ違う印象を持った。特にやらないことを明記するためには、お客様と綿密に話し合いをする必要がありそう。
- アジャイルでもプロジェクト計画書のようなものを作成するというのは意外だった。しかし、一般的なプロジェクト計画書とインセプションデッキは目的が異なり、インセプションデッキは顧客との協調を目的にしているのだと感じた。
このように、セラク・みどりクラウド事業部では定期的な勉強会の時間を確保し、開発メンバーの知識や技術の底上げを行っています。
面白そうだなと興味を持っていただけたら、勉強会では他にどのようなテーマを扱っているのかもご紹介できますので是非お話をしましょう。お待ちしています。
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