一見当たり前のルールを問い直す
先日、我々の会社はある既定を見直しました。
それは、「髪の色は黒でなければならない」という、一見当たり前のルールです。
面接に訪れた明るい髪色の求職者を見て、我々は違和感を覚えました。
入社時に黒髪にするように伝えることに、何となく違和感を感じたのです。
既定から新たな価値へ
我々は、この既定について再考しました。
結論は、このルールが我々が目指す会社の文化とは合わない、という事になりました。
これはただ単に既定を変えたというだけでなく、我々が社員一人ひとりの個性と気分を重んじることを明確に示す一歩でもありました。
我々が目指すもの
我々の目指すところはただ格式高いホテルを運営することではありません。
私達は、いかに、わたしたちに抱えある人々が幸せになる空間を創出するかを考えています。
自分らしさを表現することで、スタッフ一人ひとりの気分が明るくなり、その結果、行動や表情までが変わるという力があるのではないでしょうか。
新たなルール
我々は新たなルールを設けました。
「髪の色は12トーンまでの明るさであれば自由」というものです。
自由とは言え、全体のバランスを考えることも重要です。
髪を明るくする場合、根元の黒い毛が目立つと全体がだらしなく見えてしまいます。
個性の表現は、それが自分自身だけでなく周囲に与える影響を理解した上で行うべきだと我々は考えています。
会社をより良くする為の既定
昨年には、服装に関しても「スーツ着用」の既定を撤廃しました。
これもまた、スタッフ一人ひとりが自分らしさを表現し、心地よい状態で仕事に取り組むことが最優先だという、我々の考えを具現化したものです。
新たな旅への誘い
どのような既定も、「それが我々のスタッフとお客様の幸せにつながるのか?」という視点から見直していきたいと考えています。