こんにちは、ハイボール編集部です。
今回は、ハイボールを一度離れ、再度戻ってきたメンバーへのインタビュー企画です。その過程で、外から見たハイボール像やハイボールで働いた期間の振り返りを聞いていきたいと思います。
ご紹介するHighBallerは、大学在学中にハイボールへ学生インターンとして参画し、その後就活のため一度はハイボールを離れつつも、ハイボールに就職することを決意。ハイボールの新卒1人目の社員として、SNS事業やドラマ事業を横断しながら様々な挑戦を重ねてきた佐藤佑哉(以下、佐藤)さんです。
ーーまずは簡単に、自己紹介をお願いします
佐藤:はじめまして、佐藤佑哉です!
今年で26歳になりました。東京理科大学の 24卒です。本来なら22卒の学年ですが、ハイボールでのインターンや休学を挟み、2024年に卒業しました。
ハイボールとの出会いは、大学3年生だった2022年4月。当時、約半年間インターンとして携わりました。その後、同学年のみんなが就職活動を始めたタイミングで、僕も就職活動を始め、約半年間さまざまな企業を見て回りました。就職活動を経て、2023年夏にハイボールへの入社を決意し、現在は正社員として働いています。
主にSNS事業を担当しつつ、2024年春〜秋には立ち上げ期のドラマ事業にも関わり、コンテンツづくりに取り組んできました。
ーー学生インターンとしてハイボールへインターン参画。きっかけは何だったのですか?
佐藤:ハイボールとの出会いは、友人からの紹介でした。高校時代の友人が、ハイボールのCOOである駿太さんを紹介してくれて、「焼肉をご馳走するよ」と言う話に釣られ、駿太さんと焼肉を食べに行ったのがハイボールを知ったきっかけです(笑)。
ハイボールがマーケティングとクリエティブの会社ということは聞いてて、
当時の僕は IT コンサルや営業のインターンを経験していたものの、クリエイティブな仕事は未経験。カメラも動画編集もデザインも SNS マーケティングもまったく知らず、絵も得意ではありませんでした。どちらかというとロジカルなタイプで、クリエイティブ領域には苦手意識すらあったんです。
それでも、駿太さんの話を聞いて面白そうだと思えたことと、学生のインターンだし、理系の自分が普通は踏み入れない領域に飛び込む良い機会だと感じ、ハイボールでインターンを始める決意をしました。
インターンを始めてからは、ほぼ毎日オフィスにいました。大学の残り単位が6単位ほどで、週1回授業がある程度で、かなり時間に余裕があったんです。
そんな時間をすべてインターンに注いでました。動画編集もカメラもマーケティングもすべてが初めてで新鮮だったので、とにかくPCとにらめっこしながら手を動かしていた記憶があります。
未経験ということもあり、クリエイティブ領域は最初、本当に怖かったですね。自分が編集した動画を YouTube にアップロードして「投稿」ボタンを押す瞬間、自分が作ったコンテンツを世に出すということに、めちゃくちゃ緊張していました(笑)。1回やってしまえば慣れるのですが、「あれ、出しても全然伸びないじゃん」みたいなこともよくありました。
それでも、投稿するコンテンツごとに仮説を立て、世に出したらどんな反応があるだろう?と検証するのが楽しくて。仮説が当たり、動画がバズったときのめっちゃ嬉しかったです。試行錯誤を重ねるうちに、世の中の感覚と自分の仮説が徐々に合っていく手応えも得られました。
投稿の度に、毎回いろんな仮説を立てて施策を打ち、それを週1回のミーティングで報告すると、大田さんや駿太さんがよく面白がってくれました。
当時の仮説は今思い返すとロジックとかめちゃくちゃで、本当に大したものじゃなかったのですが、そんなアクションも1つのチャレンジとして受け入れてくれる環境は大きかったと思います。自分の手が入ったコンテンツを世に出すということに最初は緊張してたのですが、ハイボールの環境のおかげでチャレンジへの抵抗がほとんどなくなりました。失敗しても挑戦したこと自体が大事だと学び、とにかく早くチャレンジをしてそこから学ぶという感覚が身に染みています。
会社も失敗を受け入れてくれますし、むしろトップの大田さんや駿太さんが率先して新規事業や新しい施策に次々挑戦し、先頭で立って数えきれないほど失敗し、それを学びに変えていく姿を間近で見れたことは、本当に貴重な経験でした。
そんなふうに、クリエイティブ未経験のまま無我夢中で駆け抜けた半年間でした。新しいことを覚え、いろいろなチャレンジができたのが本当に楽しかったですし、同時期に入ったインターン生たちとチームになって働けたのも良い経験でした。駿太さんはよく「毎日が文化祭みたいだ」と言っていましたが、まさにそのとおりで、とても濃くて充実した時間を過ごせました。
インターンを始めて半年ほど経つ頃には、クリエイティブへの苦手意識はすっかり消えていました。そんな頃に、オフィスから歩いて渋谷へ行き、一眼レフを見に行ったことを覚えています。同じインターン生のヒロキに「これ買わなかったら後悔するよ」と謎の背中押しを受け、ボディだけで30万円を超えるカメラを購入(笑)。初めてのカメラなのに、いきなりハイスペック機を手に入れてしまい、3年経った今でも愛用しています。理系出身で、それまでクリエイティブに触れたことがほとんどなかった自分ですが、ハイボールで半年働くうちに、自分のカメラを持ってもっと作品を作りたいと思うぐらいになっていました。
ーーそこから就職活動を開始。一度ハイボールを離れることに。その理由は?
佐藤:大学3年生の冬になり、同学年の大学生が就活を始める時期になってきた時に、自分も外の世界を、他の会社はどんな感じなのか興味があり、僕も就活を始めることにしました。
ハイボールのインターンをしてきて、自分にとても合ってたし今までしたインターンと比べて、就活というイベントで世の中を会社を知れるチャンスだったので、それはそれで経験してもいいのかと思い、周りの人に合わせて就活をしました。
ハイボールのみんなも「さとゆの人生だから、がんばれ」ってお送り出してくれて、就活を始めました。期間としては、大学3年生の1月から大学4年生の7月ぐらいまでの半年ぐらいで、特に業界を絞ることなく、聞いたことのある大企業やメガベンチャーの選考を受けてました。
そんなこんなで始めた就活は、就活はあまり熱量持って取り組めなかったです。真面目にやらなきゃいけないとはわかってたんですけど、すごく働きたいって思える企業をあまり見つけられなくて...
有名企業とか、キラキラしたメガベンチャーの選考も、選考が進み事業内容とかを理解していくうちに、あまり面白くはなさそうだなとか思ってしまったり、そこで自分が働いてる未来を想像できなくなってしまったりと、
そんな時に、とあるメガベンチャーの最終面接で、その会社の役員とお話をさせていただいて、そこで今までの経験とか、これからやりたいこととか一通り話したら、
「君って、スタートアップとかにいた方が合ってるんじゃない?」って言われて、すごく見透かされてるなあって思いました。
そこで思い返してみると、就活では、周りの人みたいに総合商社に行きたいとか外資コンサルに行きたいとかの憧れや、強烈にやりたいと思う領域が今の自分にはなく、ただ、どんな企業があるのか見てみたかっただけなんだと気づきました。
スタートアップで働くことが自分に合ってるなあと思いつつも、それが正解なのかを確かめる作業をするために、無理やり大企業とかメガベンチャーを受けていたんだと気づきました。
そこからは、たまたま知っていたベンチャー企業を2社ほど、インターンのような形で少しだけ働かせていただいて、スタートアップの他の会社がどんなことをしてるのか、どんな人がいて、どんな働き方をしてるのかをなんとなく知りました。
この半年間ハイボールを離れて、一通りの大企業、メガベンチャー、そしてベンチャーを見ることができました。大企業やメガベンチャーはやはり整った環境や、研修制度の充実ぶりなどが魅力的だなと感じました。一方、スピード感や綺麗に分業された仕事内容にどこか物足りなさを感じてしまった自分がいました。
そんな経験を経て、ハイボールが一番合ってるという確信を持てました。この半年間、ハイボールを離れて、いろんな企業をみて、遠回りだったり迷走だったするのかもしれないのですが、この多くの企業を比べてみることで、自分の適性だったり、どんな環境で働きたいのかが明確になった気がします。
大学4年生の夏に就活を終えて、駿太さんにハイボールで働きたいですと連絡をしました。
ーーそして、ハイボールにカムバック、ドラマ事業の立ち上げへ。
佐藤:大学4年生の後半からハイボールに戻りました。前回はインターンという立場でしたが、今回は社員として、SNSマーケティングのディレクション全般を任せてもらえるようになりました。以前インターンで得ていた知見があったので、比較的スムーズに立ち回れましたが、それでも毎日がハチャメチャ忙しくて、相変わらず濃い日々でした(笑)。
ハイボールに戻ってしばらくすると、ショートドラマ事業の立ち上げがスタートしました。駿太さんに「新規事業を手伝ってほしい」と声を掛けられ、「やりましょう!」と即答したのが参画のきっかけです。そこからは怒涛のプロジェクト立ち上げ期に突入し、ハイボールで働いてきた中でもっとも刺激的な日々が始まりました。
ショートドラマ市場はまだ未成熟で、社内にも詳しい知見が十分にない中、まさに手探りでの船出。僕自身もドラマ制作を本格的にやったことはありませんでしたが、「やるしかない!」という気持ちで飛び込みました。週2本ペースで作品を作るという無茶なスケジュールに加え、予算も限られていたため、キャスト手配から監督業、カメラワーク、編集までその道一筋のプロがいるわけでもなく、限られたメンバーで全て担うような状況でした(笑)。
その3か月間は本当にしんどく、睡眠も十分に取れない日々でしたが、キャストや制作メンバーなど多くの人を巻き込む以上、周到な準備が欠かせません。
撮影前は不安でいっぱいで、それでも何日にも及ぶ撮影をやり切ったときの達成感は格別で、ドーパミンがあふれ出すのを実感しました。無理だと思えるスケジュールをギリギリで乗り切り、ようやく終わったと思ったら次の無茶振りが来る。そんな立ち上げ期らしい日々を、貴重な経験として今でも鮮明に覚えています。
ドラマ事業と、その前に携わっていた SNS 事業では、実行と検証のサイクルのスピードがまったく異なり、そのギャップに少し苦戦しました。
SNS 事業では考えた施策をすぐに実行でき、世に出してすぐフィードバックが得られるので、修正して再投稿するまでの調整がとにかく早かったんです。
一方、ドラマ事業では撮影準備・撮影・編集と各工程に時間がかかり、結果が出るまでが長丁場。そんな中でも「中国のショートドラマの流行フォーマットを日本向けに落とし込む」という仮説を検証し続けた結果、僕が監督を務めた作品がアプリ内で売上上位を叩き出すなど、手応えのある成果につながりました。もちろん僕ひとりの力ではなく、土方さんをはじめドラマチームや関係者全員で一丸となって生み出した結果です。
SNS 事業で仮説検証を何度も繰り返した経験があったおかげで、精度の高い仮説を立てる力が身についたと実感しています。SNS事業で得たスキルをドラマ事業でも生かすことができ、領域は違っても学びがつながっていると感じられました。
ーー多様な経験を経て、ハイボールの最大の魅力は何でしょう?
佐藤:やはり「学生や立場に関係なく、会社にとって重要なポジションを任せてもらえる環境」が一番大きいと思います。
普通の企業だと、未経験の領域を1人で任されることってなかなかないじゃないですか。1-2年ぐらいは先輩について、先輩の指示のもと何かする。でもハイボールは、「やってみたい? じゃあやろう!」というスタンスで、背中を押してくれる。
もちろん、最初の研修で一通りのクリエイティブの知識とかSNSの知識とかは教えてもらえるし、その後にチームのメンバーのフォローも手厚いです。でもそれ以上に、失敗してもOKだから、やってみて!とい背中教えてくれるのがいいですね。それがあったから、自分もチャレンジすることの抵抗がすごく少なくなって、チャレンジをたくさんするから、結果学ぶこともすごく多くなってみたいないいサイクルを掴めてる気がします。
あと、みんなクリエイティブに対して、すごくポジティブに思ってるのがいいです。いいものを作ることがいいという想いをみんなが持っているので、クリエイティブに向き合いたいと思ってる人はすごく心地のいい環境だと思います。
事業部単位でいうと、SNS事業の一番の魅力は「思いついてから実行・検証までのスピードが圧倒的に早い」ところですね。たとえばマーケティングの本を読んで、「これ、自分たちのチャンネルですぐ試せそうだな」と思った施策があれば、翌日どころかその日のうちに実装して反応を見られます。それで売上が伸びたりしたら、もうめちゃくちゃ嬉しいですし、成功した施策・うまくいかなかった施策を整理して自分の中に落とし込めるので、着実にレベルアップしている実感があります。
それに、SNSチャンネルを運用するにはデザインやブランディングなど複数のスキルが求められるので、同じ作業でも回数を重ねるほどクオリティが上がっていく感覚がハッキリ味わえます。クリエイティブ未経験でハイボールに入って約2年半、少しずつですが確実に成長できているんじゃないかなと感じています。
ーー最後に、これから佐藤さんがハイボールで成し遂げたいことを教えてください
佐藤:まずは、クリエイティブのレベルをもっともっと高めたいですね。そのうえで、自分ならではの“色”を確立したいと思っています。たとえば宮崎駿監督の絵はひと目で「あ、ジブリだ」と分かるじゃないですか。そんななふうに、佐藤のコンテンツだとわかってもらえるスタイルを築けたら嬉しいです。
さらに大きな目標を挙げるなら、やはり“ヒット”を生み出したいです。エンタメ企業は、一つ大きなヒットを出して一気に成長することがありますよね。最近で言えば、DeNAがゲーム事業で爆発的なタイトルを当てて躍進したように、僕も自分の手でそんなヒットを作りたいと考えています。
今回のインタビューでは、学生時代にハイボールでインターンに参加し、就活で多くの企業を見比べた末にハイボール初の新卒社員として入社した佐藤さんのお話を伺いました。
学生時代にインターンをする一つのメリットとして「自分の可能性や得意なことに気づくこと」と採用チームは思っています。佐藤さんもインターン期間を通じて得意分野や伸ばしたい領域を見極め、現在はドラマ事業と SNS 事業の両方でヒット作を生み出しています。
これからインターンを検討している皆さんへ。学生のうちに“才能の輪郭を知る”経験は何にも代えがたい財産になるはずです。
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