【部署紹介ーその1ー】日本財団の起源は海!海洋に関するあらゆる課題解決を、島国日本から世界へ(海洋事業部)
私たち日本財団は、今でこそ社会福祉や災害、国際協力など幅広い社会課題に取り組む組織として知っていただけるようになりましたが、そのルーツは「海」に関する分野での支援にあります。
現在でも、海洋分野は日本財団の主力事業分野として、国内外で様々な事業を展開しており、海洋分野すべてを所掌するのが海洋事業部です。
今回は、海洋事業部が推進しているプロジェクトを紹介します!大きなスケール、長期的な視点で、「次世代に豊かな海を引き継ぐ」様々な事業を展開しており、ワクワクするプロジェクトが沢山。是非公式サイトもチェックしてみてください! https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ocean
🏝️オーシャンズX 瀬戸内海に面する4県(岡山県、広島県、香川県、愛媛県)と日本財団が2020年12月から共同で推進している包括的海洋ごみ対策プロジェクトです。瀬戸内海は外界からのごみの流入が少ないため、政策の効果検証がしやすいことからプロジェクトの舞台となってます。 https://setouchi-oceansx.jp/
🚢無人運航船「MEGURI2040」 現在の日本では、少子高齢化・人口減少が進み、あらゆる分野で人手不足が進んでおり、海運も例外ではありません。日本財団では、日本における無人運航船の技術開発を支援し、流通・人・コスト・交通などの循環を改善していくことを目指す「MEGURI2040」プロジェクトを推進しています。日本の高い技術力を活かして、産学官連携で、世界に先駆けた技術開発・実証実験を行い、世界の海運に関する課題解決のイニシアティブをとることを目指したプロジェクトです。 https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/meguri2040
🐠The Nippon Foundation-Nekton Ocean Census(海洋生物探査プロジェクト) 海洋生物は地球上に24万種ほど確認されていますが、それはまだ全体の10%と言われています。発見から登録までに時間もかかることから、原始の海に誕生した生命の進化の歴史を紐解く鍵である生物種が、未発見のまま絶滅してしまう可能性があります。そこで日本財団は、イギリスのNekton財団と連携して、表層から深海までの新種の探査活動を支援しています。将来的には探査結果の一般公開も目指し、未知の海洋生物発見の楽しさやロマンを次世代に伝え、豊かな海を引き継いでいきます。 https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ocean-census
🗑️海と日本PROJECT 「CHANGE FOR THE BLUE」 海洋ごみの問題に着目し、海にごみを出さないために海に関心を持つ人を増やす活動を推進しているPJです。そのうち、「スポGOMI甲子園」では、ごみ拾いにスポーツのエッセンスを加え、楽しみながらゴミ拾いに取り組めるような工夫を産官学民連携して行っています。日本国内にとどまらず、世界中でゴミ拾いの取り組みが広まるよう、スポGOMIワールドカップを主催して、海洋ゴミへの意識改革を世界規模で進めています。 https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/umigomi
🪸日本財団-GEBCO Seabed 2030(海底地形図) 「海底地形図」は、海の底にある山や谷、丘や盆地などの地形を現した地図のことです。地震や津波の余地などの防災対策、浅瀬や岩礁エリアの把握による海上交通の安全確保、他にも海底資源の開発や気候変動にも役立つ可能性があるものとして、その解明が期待されています。日本財団は、全世界のあらゆるアクターと連携しながら、海底地形図の完成を目指す本プロジェクトをグローバルに推進しています。https://seabed2030.org/
海は可能性が無限大!? 海と聞くと、人に対しての支援ではないので対象が見えづらく、あまりピンと来ないという方もいるかもしれませんが、今回ご紹介したように、海の事業分野はスケールも大きくロマンあふれるプロジェクトが多数あります。 ぜひ今後、日本財団の海の分野の課題解決についてご注目ください!