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ベストベンチャー100に選出されている、エンライズホールディングス代表の吾郷 克洋代表へインタビュー

Photo by Matthew Osborn on Unsplash

Definer 代表の阪本は、事業戦略アドバイザーとしてご支援いただいている、

エンライズホールディングス株式会社代表の吾郷 克洋(あごう かつひろ)さんへインタビューいたしました。現在は、IT企業をグループ経営され、ベストベンチャー100にも選出されています。そのキャリアと実績の裏側に隠された、素顔と信念、哲学に迫ります。

ご挨拶

阪本

「吾郷社長、こんにちは!本日は大変お忙しい中で、お時間をいただき、誠にありがとうございます!いつも、IT企業の経営に関するアドバイスをいただき、戦略、実行ともに非常に助かっております。」

吾郷さん

「そう言ってもらえると嬉しいよ。こちらこそ、今日もよろしくね!」

ベンチャー3銃士に憧れ、新卒でITベンチャー企業へ入社

阪本

「長らくIT企業を経営して、会社を成長させていらっしゃる吾郷社長にどんどんお話を伺って行ければと思います。早速ですが、まずは経歴とキャリアをお伺いしても良いでしょうか?」

吾郷さん

「OK!大学の時に、ソフトバンクの孫さん、PASONAの南部さん、HISの澤田さんが、ベンチャー3銃士という形で、雑誌で紹介されていました。当時は、インターネットの走りの時代で。Windowsがでて、ポケベルが徐々に携帯に変わっていく、というような世界でしたね。」

阪本

「なるほど。私は、ポケベルやWindows 95なども知っていますが今のスマホ世代は知らない世界でしょうね。ベンチャー3銃士に影響を受けて、どんなところへ就職されたのでしょうか?」

吾郷さん

「ソフトバンク、PASONAの共同出資で設立されたベンチャー企業へ新卒で就職しました。インターネットが次の世界であり、技術の革新であり、そこに未来があると信じていたので。若い時から事業を成して、世の中へ事を成していく。それをベンチャー企業で経験できるのではないか?と感じていました。」

阪本

「なるほど。今でこそ、ベンチャー企業への就職をする方もいらっしゃいますが、当時の新卒時代で、本当にすごい先見の明ですね!就職された企業では、どういった事を実施されていたのですか?」

吾郷さん

「一言で述べるなら、”ITアウトソーシング会社” だね。衛星通信を丸っと引き受ける。データセンターを構築して、データセンター事業を引き受ける。コールセンターを構築して丸っと引き受ける。」

25歳の時に、年上の方と一緒に初めた最初の会社と大手企業への売却まで

阪本

「なるほど。当時だと、まだまだ終身雇用制が続いていて、外注する文化とかも徐々に発達していった、そこに大きなビジネスチャンスがあった、という事でしょうか。そこから、起業に至るまでをお伺いできれば嬉しいです。」

吾郷さん

「25歳の時、30個ぐらい年上の方が会長職、自分は社長みたいな座組みで、会社を立ち上げました。そこから10年、事業を成長させたのですが、大手の傘下に入ることになり会長と話し合って自分は新しい会社を設立することにしました。」

阪本

「おお、すでに会社をExitされているのですね。本当に凄い。そこからさらに自身の会社を設立されるなんて。」

吾郷さん

「Exitというと、良い言い方になってしまうね。資本政策上は、会長をされていた方が株式の大半を保有していたから。個人でのMBOは、法人が成長した後はできなかった。こういった中で、新しいチャレンジとして自分自身の会社をしっかりと初めた流れだね。」

阪本

「なるほど。これは、多くの起業家や事業家にとっても勉強になる話です。どういった事業で新たに起業されたのですか?」

35歳の時に、自分自身の会社を新たに起業し、ベストベンチャー100へ

吾郷さん

「35~36歳になるころ、Enriseとして、IT人財を育成し、エンジニアを育て、企業へ貢献する事業を一貫して行っています。背景としては、ずっとIT人財が市場で不足していて。一方でITの世界へ飛び込む時の、参入障壁も世の中にある。そのギャップを埋めるために、Enriseアカデミーを提供して、未経験者向けのIT教育や人財育成を行って、エンジニアを育てています。」

阪本

「なるほど。IT業界の人財不足は確かに、深刻ですね。日本だけではなく、アメリカ、シンガポール、日本、インドなどでもマーケットレポートが出ています。肌感としても強く感じます。ご自身でIT企業を経営される中で、大切にされていることを伺っても良いでしょうか?」

吾郷さん

「”人の成長が会社の成長”と常に言い続けています。人は、資源ではなく、資本である、という考え方で。例えば、”人財”という漢字を大切にしていたり。技術やお金は、目的のためのツールである。どういう喜びを作るか、その世界観を作るか。今時の言い方だと、Purposeを決めて、わかりやすく伝えて、戦略、戦術、組織的な課題をしっかりと認識して、手を打つこと。」

阪本

「なるほど。私も経営者として成長する上で、必ず大切にしていきたいと思います。また、貴社はベストベンチャ−100に選出され、社会的には成功されている経営者の一人だと認識しています。一方で、悩みであったり、あえて今まで直面した課題をお伺いしても良いでしょうか?」

経営者として、”全ては人から”と共に大切にしている哲学

吾郷さん

「これは、特有の悩みだと感じていることを共有するね。20-30第半ばまで、トップマネジメント、トップセールスでやってきていて。自分でそのやり方でやると、150-200名ぐらいの組織が限度だと感じていて。徐々に自分自身は後ろへ下がっていくことが大事と感じています。持論として、テクニカルスキル、マネジメントスキル、両方持っていると良い人財、その上で、リーダーシップとは何なのか?」

阪本

「数億円~数十億円以上の年商規模の社長さまは、みなさま同じことをおっしゃいますね。経営者をされる中で、自分なりの勝ち方を確立されてらっしゃるかと感じているのですが、吾郷社長が、特に得意とされていることをお伺いしても良いでしょうか?」

吾郷さん

「経営者として、論理的思考力は色々な手段でカバーできる。でも、行動力は人でカバーできるものではない。自分で行動して、人脈もそれに関連していると思う。自分に合った勝ち方を知ること。私の場合は、人を支援、応援する役割。人財を育て、会社として成長していくこと。」

阪本

「私も、肝に銘じて人の成長を会社として追求していきたいと思います。最後に、大切にしている仕事の哲学をお伺いしても良いでしょうか?」

吾郷さん

「”全ては人から”、人は資源ではなく、資本である。サービスも含めて、その人の感情や葛藤、喜びを作りたいとか。そこを大切にしたいと感じています。大きなテーマとしては、ソフトバンクの孫さんがプラットフォーム戦略と言い続けていて、人の可能性を最大化していく、人の成長の可能性を追求するプラットフォームを自分も作りたいと感じています。」

阪本

「素敵すぎます!人の可能性の最大化を追求した会社を経営していきます。」
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