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「前例のない挑戦を楽しむことがモチベーション」古いイメージを覆す駐車場ビジネスとは?

こんにちは、コーポレート本部の井上です!本日は弊社の事業開発全般を担うビジネスエンジニアリングユニットのユニットマネージャーとして、現在は注力プロジェクトであるAIMOとPARK FLOW事業を推進する姜 智勇(カン ジヨン)さんにインタビューを行いました。韓国出身の姜さんの経歴や、エンジニアとしてスタートしたキャリアについてなどを伺いました。

■事業開発本部 ビジネスエンジニアリングユニット ユニットマネージャー 姜 智勇

慶応義塾大学卒業後、2016年NTTコミュニケーションズ株式会社に入社。ネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートし、スマートシティ推進室の立ち上げに参画。2022年から現在三菱商事株式会社の子会社であるGaussyにてAMR(Aotonomous Mobile Robot / 自律走行ロボット)事業開発チームリーダーを担う。2024年9月ランディット株式会社入社。
趣味は旅行・ゲームをすること。


「留学に行くなら”日本”」2年間の勉強で培った日本語力で日本の大学へ...!


ーーまずは経歴からお伺いしたいと思いますが、韓国出身ですが日本に来たきっかけは何ですか?

私は韓国生まれ韓国育ちですが、元々世界の色んなことを学びたくて「留学に行きたい」と考えていたんですが、高校1年生の時に、姉が日本の美術系の大学に入ったんです。姉は日本語を1年くらい勉強して入学したので、姉ができるなら僕にもできるかなと思って日本の留学を決めました!

ーーお姉さんの影響があったんですね。日本への留学を決めてからまずは何を勉強しましたか?

まずは平仮名から勉強しました!(笑)高校2年生から勉強を初めて、日本語能力試験N1という一番難しい資格を取得して、高校3年生は受験勉強をして、という感じで2年間の準備期間を経て日本の大学に入学しました。

ーー私より日本語能力高そうです..!日本語習得までの過程で挫折とかはなかったですか?

漢字とかは難しかったですが、英語に比べれば日本語は韓国語に似てるところも多く、発音も似ていたので学んでいて楽しかったです。留学に行くなら日本しかないなと思いました。


文系出身からエンジニアへ「技術を学び、サービスを創るキャリアの軌跡」

ーー大学卒業後は日本で就職されていますが、NTTコミュニケーションズに入った理由はありますか?

完全文系ですが、エンジニアとして入社しました。経済学部だったのですが、金融業界や商社にはあまり面白みを感じなくて、当時はGoogleやアップルなどのIT系が脚光を浴びていたので、そういうのを見て自分もサービスを作ってみたいと思ったんです。ただ、技術もわからずにサービスを自分で企画しても本当に意味あるのかな?と思って、技術を学びたいなと思ったので、バックグラウンド0でエンジニアをできる会社を探していたらNTTコミュニケーションズに出会いました。

ーーNTTコミュニケーションズではどんな経験をされたんでしょうか。

ネットワークエンジニア(自社VPNサービス開発)、事業企画(スマートシティ)の2つの事業に携わりました。最初の約5年間はネットワークエンジニアとして自社のVPNサービスとその中のネットワークの構築を担当していました。
具体的には、10年間くらいやっていたサービスを基盤から新しく切り替えるプロジェクトで、ネットワーク機器が200台入るくらい規模感も大きかったです。そのプロジェクトに最初から入れたので、学びながらやりつつも、最後のリリース前にはその中の共有VPNというサービスを自分だけでやれるような機会も得られたので、すごく良い経験ができたのかなと思います。

ーー約5年でエンジニアとして立派に成長したんですね…!

このプロジェクトが終わったのがちょうど5年目の時だったんですが、終わったタイミングでこのままネットワークエンジニアを続けていくのか、元々自分がやりたかったサービスの企画に進むのか悩みました。そんな時にちょうど社内で、30年計画スマート〇〇という感じで7個組織を作ったんです。その中でスマートシティ推進室があって、そこのサービス企画室に社内の広報で手をあげて面接して、運が良く受かって異動することになりました。


「ハードルがないものはやりたくない」”前例がない”からこそのやり甲斐がモチベーション!

ーー異動先のスマートシティ推進室では具体的にどんな役割をされていたんですか?

立ち上げのタイミングで入ったので、スマートシティってなんだろう?という定義からスタートしたんです。”どんなもの作るか?”からスタートしていて、僕がメインで携わったのは、3Dモデリング、観光向けサービス、スタジアム向けサービスの3つです。
例えば、都市をデータ化するときにGoogleマップも2Dデータなので高さ情報は書いてないのです。そこを3Dモデリング化して色んなシミュレーションをやれば、もっと色んなことができるのではないかということでスタートしたプロジェクトです。
3Dモデリングをやりたいが、当時社内に3Dモデリングの技術があったわけじゃないので、フランスのダッソー・システムズという企業とMOU(基本合意書)を結んで、サービスを作って販売していくという感じで事業を進めていきました。

ーーフランスの企業とMOUを結ぶというのも姜さん主導で行われたんですか?

そうです。会社を探したのも私で、会社とMOUを結んだのも私です。フランスのダッソー・システムズはフランスで1番大きいソフトウェアの会社で、NTTも日本で有名な会社なので、MOUを結んだ時は新聞にも取り上げられました。実際に商品は京都や名古屋の2自治体に納品させてもらいました。

ーー世界に臆せずトライできたのにも理由があるんですか?

サービス企画として僕含めて4人いたんですが、1人1億円使って良いと予算を与えられました。3年間は収益を出さなくていい、というのも条件の一つでした。会社としては大きなプロジェクトで、運よく機会を得られたのですが、色んなプロジェクトをまず利益を考えずに柔軟な発想で進められたということはすごく良い経験でした。

ーーそこからGaussy株式会社に移られたということですが転職のきっかけや理由は何だったのでしょうか?

答えのない世界だから、裁量権を持ってやれていたのですが、スマートシティをやっていて思ったのが、”なんでもスマートシティなんだな”って。今やっているランディットの事業も不動産×ITなので都市をスマートにしていく一貫ですよね。
大手だからこそ予算も大きかったのですが、プロジェクトの企画から引き渡しまでに4~5年くらいかかってしまうという点と、デベロッパーや自治体が仲介に入るので直接お客さんの声分からなかったことがもどかしかったのです。
自分が色んなものを手掛けたと言っても、それが本当に正しいのかどうかという結果が後から出るので、もう少し早いペースで成長したいと思って転職しようと考え、あえて規模感を小さくしようと思いました。

「自動運転時代の鍵を握るのがPARK FLOW」未経験でも大歓迎!

ーー入社理由に「会社の未来像に同感できたので」と書いてありましたが、どんな未来像に共感できましたか?

実は、最初にランディットの募集要項を見た時は、あまり面白いと思ってなかったのです。駐車場ってなんか”古そう”というイメージがあったんですが、最初のカジュアル面談を通して考えが変わりました。
自動運転になった世界でも駐車場は必須なのに、今はあまり考えられてないと思って、一般の人からすると面白そうに見えないというのも逆に魅力的に感じました。

駐車場業界は大手が握ってる部分が多いですが、今手掛けている「PARK FLOW」という事業は色を付けないことが重要でもある為、なかなか大手が参入しづらい領域です。そういう意味で、①空いてる市場、②市場の大きさ、③成長性、を感じ、会社の未来像に共感できました。

ーー姜さんはビジネスエンジニアリングユニットという事業開発全般を担う部門で、AIMOとPARK FLOWを担当してますが、具体的にどんな業務を行なっていますか?

AIMOはプロダクトの完成度をより一層引き上げている段階で、リリースを待っている顧客が多数いらっしゃる状況です。案件パイプラインと受注予定が複数あり、確実な需要があるため、まずはそれをしっかりと実現する作業に一つ一つ丁寧に取り組んでいます。

そして、PARK FLOWもAIMOと同時並行で拡大が急務です。
自動運転時代に、車両が自動的まで運転されるものの、目的地に駐車するための場所を示さなければ、目的地の前で停止してしまいます。駐車可能な場所の情報を提供しないと、結局は運転は自動でも駐車は手動になってしまいます。コインパーキングの空き情報や予約機能を組み込むことで、自動運転が成り立つものと考えているので、PARK FLOWがその鍵を握っていると思っています。

ーーユニットマネージャーとして組織をまとめていく立場になると思いますが、どんなチーム作りを目指していますか?

メンバーに権限を付与出来るような自律的なチームにしていきたいです。リーダーに頼るのではなく、自分で考えて自分の意思で決めたもので失敗や成功したものに価値があると思っています。自分もそれで成長してきたと思っていますし、与えられた仕事だけやっていていも成長しないので、ある意味スタートアップの面白さを感じられるようなチームづくりをしていきたい。

ーー理想のビジネスパーソンや一緒に働きたい人とはどのような人ですか?

未経験でも大歓迎です。私もエンジニアのバックグラウンドがあってスタートしたわけではないですし、最初のサービス企画も未経験でした。”やりたいかどうか”が一番大事で、逆にやりたくないことは能力があっても発揮できないと思います。こういう仕事が本当にやりたいと思う人であれば、是非一緒に働きたいなと思っています。

ーー本日はありがとうございました!

姜さんは様々なキャリアを積んでいてとても経験が豊富な上、フレンドリーな性格なので話が盛り上がってしまい、インタビュー時間がかなり押しました!(笑)そんな姜さんの元で、新規事業をの経験を積みたい!スピード感あるスタートアップで働きたい!という方は是非お気軽にご連絡ください!

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