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【メンバーインタビュー】手探りから始めた、Geo Dreams地熱技術の道:水田の2年間の軌跡

こんにちは。Geo Dreamsで技術的なことから営業活動まで幅広く担当している水田です。今回は、僕のGeo Dreamsでの働き方や会社への想いについてお話ししたいと思います。

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「BLUESPARK(ブルースパーク)を、日本の地熱業界で使えるようにしろ」これは、僕が一番最初に代表に与えられたミッションです。

知識も技術も経験も、何もない。BLUESPARKについてはもちろん、地熱についても一般的なことしか知らない。「何もわからない、ということしか、わからない」…そんな手探りの状態から、僕のGeo Dreamsでの日々がスタートしました。

入社は、2022年1月10日。

思い返せばこの2年間、本当に怒涛の日々を過ごしてきました。右も左もわからないところから始まり、(なぜか僕が)技術者をまとめながら、「地熱が何たるか」を勉強する日々。毎日無茶ぶりの連続。朝令暮改は当たり前。

普通だったら音を上げて、辞めてしまう人もいると思います。でも、この状況下で、僕は今も、働き続けている。

なぜ、僕は続けることができたのか…僕の歩んできたこの2年間を、続けてきたその理由を、ここでお伝えしていきたいと思います。


責任とプレッシャーを糧に:Geo Dreamsで働き続ける理由

なぜ、僕が、こうして今も働き続けているのか…それは、スタートアップでしか得られない、大きな成長の機会があるからです。

Geo Dreamsは少数精鋭のため、一人ひとりの役割が大きく、責任感や主体性が求められる環境は、プレッシャーがかかります。ですが、それと同時に、大企業では得られないチャンスがあるのも事実です。

新しい技術の開発や再生可能エネルギー分野での勉強、営業スキルの向上など、幅広く学び、各方面のスキルアップに繋がる、本当に濃い毎日。一般的な企業では、こんな毎日は、なかなか味わえないと思います。

自分が辞めたらこのプロジェクトは立ち行かなくなる、という責任感とプレッシャー。それに加えて、「毎日のように新たな壁が現れ、問題解決をする」そんな日々が、僕の性格的にも合っている。

結局のところ、Geo Dreamsでの日々は、僕に「やりがい」と「未来」を与えてくれているのです。


BLUESPARKを活かすために:地熱分野での新規開拓への道

僕は防衛大学の自衛隊幹部養成学校を卒業後、自衛隊のヘリコプターパイロットになりました。

その後、パイロットを続けられなくなり、自衛隊で新規に導入する魚雷や新規開発のプロジェクトマネージャーを経験。自衛隊を離れた後は、バイクが趣味だったこともあり、バイクの輸入パーツを扱う会社に入社しました。

でも、「好き」だけで続けるのは、正直難しい…給与面で安定せず、思い悩む日々を過ごしました。

そんな時、Geo DreamsがBLUESPARK(https://geospark.co.jp/)という海外技術を日本に導入するということで声をかけていただき、2022年1月10日からGeo Dreamsの一員として働くことになったのです。

代表からの最初のミッションは、冒頭で書いたように「BLUESPARKを使えるようにしろ」でした。

しかし、BLUESPARKの技術だけでは、何もできない。必要なツールを購入し、そのツールの使い方と技術を学ぶ必要がある。このニッチな世界で、一体何があれば、この素晴らしい技術は活かされるのか…何が必要かを探り、そのツールを扱っている企業や店舗に連絡し、それが届いたら、そのツールでBLUESPARKが十分に効力を発揮できるように工夫して…そんな手探りの日々が、4~5ヶ月続きました。

プロジェクトが思うように前に進まず、頭を抱える日々。自分も知らないことばかりなのに、技術チームの人材育成まで担当することになったときには、正直挫けそうにもなりました。

しかし、ここで、転機が訪れます。

素人ばかりの集まりで右往左往している所に、なんと、地熱の類似ツールを扱っている技術者が入ってくれたことで、一気にプロジェクトが動き始めたのです。

それが、2022年5月のことです。


彼のおかげで何とかプロジェクトは軌道に乗りました。僕はここで、やっと、BLUESPARKの研修を受けるため、カナダに飛ぶことができたのです。

そして同年10月、BLUESPARKの実証実験に入ります。BLUESPARKは、海外の石油・鉱山業界で使われている技術。地熱の井戸で使われたことはなかったので、実験を積み重ねる必要がありました。そのときの自分は、プロジェクトマネージャーとして、技術チームとの調整役やディレクションなどを任される立場にありました。

「絶対に結果を出さないといけない。ここで結果が出せなければ、今後の地熱業界へのBLUESPARKの導入が叶わなくなる」そんな大きなプレッシャーを抱えながらも、チーム一丸となって全力で頑張った結果、 BLUESPARKの実証実験は、ある一定の効果を出せることが確認できました。

あのときは、「これでBLUESPARKは地熱業界でも通用するぞ!」という安堵感と達成感に包まれ、チームの絆が強まったのを感じましたね。

しかし、ここでまた新たな問題に直面します。

この技術を扱ってくれる電力会社や取引先が、なかなか見つからなかったのです。いくら革新的な技術だとは言え、新しい技術に対して、数千万円をポンと出す企業なんていません。

実験で出た効果をもとに各方面に営業をかけました。しかし、実績が少ないので、営業活動は難航します。

それでも諦めずに提案を続けた結果、現会長の片瀬さん(イノベーションで地熱を主力電源に|GSTトピックス|株式会社Geo Spark Technologies(ジオスパークテクノロジー))が一緒に動いてくれたおかげもあって、去年は5ヶ所(九州・信州・東北)で契約を結んで、実際に使ってもらうことができました。

また、実績以上に嬉しいのは、「以前は1ヶ月半かかっていた井戸のメンテナンス作業が、BLUESPARKのおかげで1週間強でできるようになる!これで、井戸を復活させられる!」といった、お客様からいただく喜びの声です。

この2年で、BLUESPARKは、日本の地熱の井戸や温泉地域の自治体の課題を解決に導く革新的な技術であることを実感し、自信を持てるようになりました。BLUESPARKは、今や多くの企業や自治体が注目を集める技術。

技術者みんながワクワクする展開になってきています。


少数精鋭のチームで追い求める、大きなロマン

 Geo Dreamsは少数精鋭のため、一人ひとりの役割が大きく、責任感や主体性が求められ、働き手としてはプレッシャーがかかります。でも、そのプレッシャーを払いのけるほどの、チャンスがある。

そして何よりGeo Dreamsには、大きなロマンがある。

「地熱業界に革命をもたらす」という壮大なミッションを達成させる、その一員になれることに、僕は心惹かれているのです。この先も、ここで力を尽くし、会社に貢献しながら、ロマンを追い求めていきます。

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