連続小説【第4話】「営業もスキルだって、やっと気づいた」 | 株式会社ZERO-1
あらすじ📘 『営業から、デザインへ。』自由な働き方に憧れて、未経験からIT業界へ飛び込んだナナミ。最初の仕事は、まさかの"対面営業"。コードを書く夢は遠く感じた--。でも、人と向き合うことで見え...
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自由な働き方に憧れて、未経験からIT業界へ飛び込んだナナミ。
最初の仕事は、まさかの“対面営業”。コードを書く夢は遠く感じた——。
でも、人と向き合うことで見えた“本当の仕事力”が、やがてデザインの力になる。
営業、カリキュラム、仲間との支え合い……小さな挑戦の積み重ねが、未来を変えていく。これは、夢を諦めなかったひとりの未経験者が、“自分らしい働き方”を手に入れるまでの物語。
Pythonの基礎課題がひと段落して、いよいよフロントエンドの学習に入った。
HTMLって、聞いたことはあったけど、まさか自分がタグを書く日が来るなんて。
画面に「<h1>Hello world</h1>」と表示された瞬間、ちょっと感動した。
文字ひとつに、こんな意味があるんだ。
CSSで色をつけて、位置を変えて。
ああ、これが「デザインの入口」なのかもしれない。
最初は思い通りに動かなくて、謎のズレや表示バグにイライラしてたけど、
完成した時の達成感は、営業で「ありがとう」と言ってもらえた時とちょっと似てた。
課題を提出するたびに、Google Meetで講師とレビュー。
「この記述、こうした方がシンプルになりますよ」とか、
「お、ここはよく書けてますね!」って言ってもらえるのが、地味に嬉しい。
ただ正直、自分の“できなさ”と向き合う毎日でもある。
ググっても分からないことだらけ。
Slackで質問するのも、ちょっと怖かったりする。
でも、そんな時ふと思う。
営業だって最初は怖かった。なのに今は、武器になってる。
——だから、コードだって、きっと。
“動く”って、こんなにワクワクするんだ。
ボタンひとつで変わる画面、動く文字、変化する色。
でもその裏には、エラー地獄と謎の呪文たち…🌀
悩んで、試して、乗り越えて——私、ちょっとだけ成長中。