連続小説【第2話】「営業なんて、私にできるの?」 | 株式会社ZERO-1
あらすじ📘 『営業から、デザインへ。』自由な働き方に憧れて、未経験からIT業界へ飛び込んだナナミ。最初の仕事は、まさかの"対面営業"。コードを書く夢は遠く感じた--。でも、人と向き合うことで見え...
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自由な働き方に憧れて、未経験からIT業界へ飛び込んだナナミ。
最初の仕事は、まさかの“対面営業”。コードを書く夢は遠く感じた——。
でも、人と向き合うことで見えた“本当の仕事力”が、やがてデザインの力になる。
営業、カリキュラム、仲間との支え合い……小さな挑戦の積み重ねが、未来を変えていく。これは、夢を諦めなかったひとりの未経験者が、“自分らしい働き方”を手に入れるまでの物語。
スマホ片手に、ベッドの上で「フリーランス デザイナー 未経験」と検索したのは、夜の10時過ぎだった。
デザイナー=カフェでMac開いて仕事してる人──そんなイメージしかなかった。だけど、最近SNSで流れてくる言葉に、じわじわと焦りが湧いていた。
「AIに仕事を奪われる時代」
「ノーコードで誰でもホームページ制作」
「デザイナーですら仕事がなくなる」
未経験なりに、何か始めなきゃと思った。
だけど、特別なスキルもない。Photoshop?触ったこともない。タイピングも遅い。
そんな自分が「自由に働きたい」なんて、笑われるかもしれない。
だけどその時、Wantedlyで出会ったんだ。
《ZERO-1|AI時代に必要なのは、“使いこなす力”》
《未経験からフリーランスも目指せるカリキュラム》
ちょっと怪しい…でも、ちょっと惹かれた。
“何もしないで終わるより、やってみてから考えよう。”
気づけば、エントリーボタンを押していた。
翌日届いた面接案内。Google Meetでの面談。
思っていたよりもラフで、明るい女性の担当者に少し安心した。
だけど、最後のひと言が胸に残った。
「最初は、ロースキル案件で営業に入ってもらう可能性があります」
え…? 営業?パソコンじゃなくて?
──でも私は、「人と話すの、嫌いじゃないし…」と、自分に言い聞かせた。
まだ何も始まっていないけど、私の“自由に働く”道は、ここから始まった。
名刺交換も、言葉づかいも、全部がはじめて。
“好き”だけじゃ通用しない、営業のリアルにぶつかる——。