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福島県田村市地域おこし協力隊【岡嵜vol.1】Switchの採用説明会が転機に。自分が目指す”ものづくり”を実現したい。

田村市の地域おこし協力隊の活動や想いをご紹介するシリーズ。
今回から、今年4月に就任したばかりの岡嵜大治郎(おかざきだいじろう)さんのシリーズが始まります!vol.1では、岡嵜さんの生い立ちや”ものづくり”に対する熱意、なぜ田村市の地域おこし協力隊になったのかをご紹介します。

無難に選択しつづけてきたことで失われてしまった”ものづくり”への熱意

工作が好きだった子供の頃から、漠然と将来は”ものづくり”に関わりたいと思っていました。「ものづくり=工学部」と短絡的に考え進学したものの、授業だけでは物足りなさを感じる日々。学んだ技術を活かしたものづくり活動を主宰することで、自分の求める“ものづくり”に近づけた気がしたものの、安易に地元で自動車の設計関係に就職したことで、僕の求める“ものづくり”とはどんどん乖離・・熱意はどんどん薄れていきました。

「無いなら創る」Switchとの出会い

そんな中偶然見つけた福島県田村市地域おこし協力隊のオンライン説明会。受託事業者であるSwitchの話を聞けば聞くほどワクワクする。「無いなら創ってしまえ」でSwitchを立ち上げたやばい人がいる。行きたい。田村でやりたいこと実現してみたい。

気づいた時には応募フォームを入力し、直近に現地で開催されるマルシェに行くと言っていました。7割の不安と3割の期待を胸に、金曜深夜の高速で田村市へ車を走らせましたが、街灯のない道を走り続けているうちに不安が10割に・・「こんなとこ大丈夫かよ」そう思ったのを覚えています。

しかし陽が昇って見えた田村市の景色に「ここ以外ない」と期待が10割に。それくらい素敵な場所でした。バイクで来なかったことを後悔するくらいです。(下記写真は当時本人が撮影したものです)




魅力と課題に溢れた「田村」で自分の”ものづくり”を生みだしたい

田村は僕にとって「ここ以外ない」と思わせてくれるには十分すぎる場所です。課題に溢れているこの田村が、僕に非凡をくれた気がします。福島県は首都圏へ10%以上木材を供給している場所です。田村にも田村杉(SGEC認証林)があり、木材資源が豊富です。木材加工というと、木工職人さんが切ったり打ったり削ったりと、素人ではできないイメージがあると思います。確かに木工職人さん達の技術は素晴らしく、熟練と人の手が成せる世界に誇れる技術力だと思います。ですが、パソコンを使うと木工職人さんとは違った角度で木を加工することができ、誰もが頭の中のイメージ通りに木で表現できます。家や建物、大きな像を作る高度な技術を要する“ものづくり”もあれば、誰もが手軽に行える“ものづくり”もある。それで良いと僕は思います。僕はそんな誰もができる“ものづくり”の体験、学習、実践できる場を、この田村に生み出したいと考えています。

岡嵜大治郎(おかざきだいじろう)
神奈川県相模原市出身。玉川大学工学部エンジニアリングデザイン学科を卒業。大学では工学の分野とパソコンでの設計(CAD)について学ぶ。学生時代はもっぱらソフトテニスに明け暮れ、中学高校大学で部長、主将を経験。自慢は中学時代に地元相模原の選抜メンバーに選ばれ、中国との親善試合で団長を務めたこと。大学生活で学部公認の(※)ファブラボもどきを立ち上げ、学生委員長を務めた。大学卒業後は自動車の設計関係に就職。補機と呼ばれる部品の位置設計、強度計算を担当。その後1年で退職し、現在に至る。趣味は車とバイクで、休日はドライブか ツーリング、暇さえあればバイクのカスタムについて考えている。

※ファブラボ:「ほぼあらゆるもの」をつくることを目標とした、3Dプリンタやカッティングマシンなど多様な工作機械を備えたワークショップのこと。

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地域の特色を活かしたチャレンジャー求む!福島県田村市地域おこし協力隊
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