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データサイエンティストをイケてる職業にしたい! ――入社1年目で切り開いた新たな分析手法の扉

こんにちは、メンバーズデータアドベンチャー(以下DA)採用広報担当です!

メンバーズグループでは半期に一度、現場社員による投票で受賞者を決定する、コア・バリュー表彰を行なっています。

2021年度上半期、ルーキー部門を受賞したのは、新卒入社からまもないデータサイエンティスト、宇戸慎吾さんです。
社内外の活動でフレッシュな活躍を見せる宇戸さんに、そのモチベーションの源泉をお聞きしました。

宇戸 慎吾(うと しんご)さん
2021年4月 新卒入社
データアナリストとして、DAへ入社。
現在、データサイエンティストを目指し、常駐中。

●綺麗事ではないDAのミッションに共感!

――まずは宇戸さんとデータサイエンスの出会いから教えてください。

もともと高校時代から数学が大好きだったんです。そこで将来は数学を使う仕事に就きたいと考えて、大学では経済学部に進み、計量経済学を専攻することに決めました。

経済学部を選んだのは単に、文系の学部なら数学で一番になれるのではないかという、浅はかな考えによるものでした。現実はそんなに甘くなかったですけどね(笑)。

――では、そんな宇戸さんが新卒でDA入社を決めた、一番の理由は何だったのでしょうか?

まず、DAが掲げている「データと意志と情熱で心豊かな社会をつくる」というミッションに共感したことが大きいです。

CSV経営というのはどうしても、綺麗事めいたフレーズが多いですが、DAはこのミッションを実現するために、「だから事業拡大を目指す」、「だから永続的利益を追求する」と明言していて、それが純粋にかっこいいなと感じたんです。

やはり、社会課題を解決するには事業が持続しなければ意味がないですし、利益をとることは大切ですからね。

――実際に入社して、まもなく1年。ここまでの手応えはいかがですか?

すごく充実しています。たとえばデータ分析の領域でいうと、1年目から高い自由度をあたえていただけていて、自分が「こういう分析がしたいです」と望み、それがお客様の役に立つものであるなら、どんどんやらせてもらえる土壌があるんです。

もちろん、だからこその難しさもあります。ただ高度な分析手法を実装すればそれで終わりではなく、分析結果から何が言えるかが大事だったりするのですが、これが本当に難しい(笑)。日々勉強です。



●勉強会などを通してデータサイエンスの魅力を発信

――ところで、宇戸さんは2021年度、メンバーズグループのコア・バリュー表彰のルーキー部門を受賞しています。ずばり、評価のポイントはどこにあったと感じていますか?

僕は入社当初から「Pythonでデータ分析したい」と思っていました。なぜなら、世間一般では「データサイエンティスト=Python」というふうに感じていたからです。

そこで、入社直後の面談で白井社長に「Pythonの案件にアサインしてください!」と直談判したんです。でもその時は、「Pythonの前に覚えなきゃいけないことあるでしょ」と言われてしまい……。たしかに、まだまだ社会人としての基本的なスキルも未熟でしたし、引き下がるしかありませんでした(笑)。

それでもしばらくすると、運良くPythonでデータ分析を行なう案件へのアサインが決まりました。詳しい内容を聞いて、ネットワーク分析という分析手法を利用できそうだと感じたので、アサイン前の準備期間や業務外の時間を使って、Pythonで実装する場合のライブラリの使い方を学んだり、ネットワーク分析を用いるメリットを明確に説明できるよう理論固めをしたり、必死に勉強を重ねました。

その上で、アサインから3日後くらいに、「実はこういうこともできるんですけど……」とネットワーク分析を提案したんです。結果的にこれが認めてもらえたのはもちろん、お客様にもすごく喜んでもらえて、DA社内でも分析案件の幅が広がったことが評価していただけたのだと思います。

――新卒入社の初案件で、しかもアサイン3日目。キャリアとしてはいきなりのロケットスタートですね。

大きな目標として、データサイエンティストをイケてる仕事として世間に認知させたいという思いがあるんです。極端に言えば、データサイエンティストを名乗るとキャーキャー言われるような(笑)、そんな世界を実現するために、やりたいことはまだまだたくさんありますよ。

そのためにデータサイエンスに関心のない層にもリーチする必要があります。そこでメンバーズグループ内での勉強会や、外部のITスクールなどで機会をいただき、データサイエンスについてお話しする活動も積極的に行なっています。たとえばエンジニアを目指している方などに、「データサイエンティストという仕事もありますよ」と、選択肢の1つに加えてもらうための取り組みですね。

――日常の業務の傍ら、そうしたイベント登壇にまでエネルギーを割ける原動力は、どこからやってくるのでしょう?

これは結局、僕自身が楽しいからなんです。データサイエンスについて勉強することも、Pythonを書くことも、純粋にすごく楽しいです。定期的に壁にはぶつかりますが(笑)。

だからこそ、より多くの人にデータサイエンスについて知ってほしいと心から思っています。たまに勉強会に参加してくれた方から、「データサイエンスに興味が湧きました!」とメッセージをいただいたりすると、もう嬉しくて嬉しくて……。ただでさえ凄まじいやる気があるのに、いっそう燃えてしまいます。

――その、凄まじいやる気を向ける、今後の目標を教えてください。

直近の目標としては、自分1人で案件をまわせるようになりたいです。いまはまだ、チームの中で先輩のサポートを受けながら業務をまわしていますが、僕を筆頭に案件を持って、分析設計も要件定義もすべて自分でこなせることが理想です。

先輩方と一緒に仕事をしていると、お客様の課題解決にあたる際にたてられる仮説の数が僕とは段違いで、経験やスキルの差をいやでも感じさせられます。でも、そういうお手本が身近にいるのはありがたいことですし、一刻も早く自立できるよう頑張りたいですね。

(取材・文 友清 哲)



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