今回は、早稲田大学大学院に在籍しながら、TechSuite株式会社でインターンとして活躍する清水颯人さんにお話を伺いました。AIを活用した革新的な事業の裏側で、彼はどのようにスキルを磨き、自らを成長させているのでしょうか。大学での研究内容からインターンで得た学び、そして将来の展望まで、詳しく語っていただきます。
TechSuite株式会社では学生インターンを積極募集しております。様々なポジションがありますので、生成AIについて詳しくなりたい方・キャリアの可能性を広げたい方は、是非ご応募ください。
目次
プロフィール
大学での研究は「3Dデータ」の未来を拓く最先端の挑戦
MVP受賞経験も。大学生活とアクティブな休日
「0→1」への渇望と、TechSuiteとの出会い
職種の壁を越え、プロダクト全体を俯瞰する視座を得た
モノづくりを通して、人々の生活からストレスを減らしたい
TechSuite株式会社の新卒採用
プロフィール
- 清水 颯人
- 早稲田大学基幹理工学研究科 在学中(23歳)
- インターン歴:8ヶ月(2025年1月〜)
- 担当業務:「バクヤスAI 記事代行」のエンジニアとして、AIによる記事作成を効率化・高度化するための社内ツール開発(要件定義、アーキテクチャ設計、実装、テスト)に従事。
大学での研究は「3Dデータ」の未来を拓く最先端の挑戦
――本日はよろしくお願いします。まず、清水さんが大学でどのようなことを学ばれているのか教えてください。
情報系の研究科に所属し、情報理論やマルチメディア(動画像処理)、機械学習などを幅広く学んでいます。特に機械学習の講義では、技術の変遷や代表的な手法の理論を学ぶだけでなく、実際に自分で開発したものを教授や他の学生の前で発表する機会もあり、実践的な知識を深めることができました。こちらは、その時に作成した技術記事です。
――研究室では、より専門的なテーマに取り組まれているのですよね?
はい。研究室では「Deep Learningを活用した3D点群データの効率的な圧縮方法」というテーマで研究を行っています。
点群データは、3次元空間内の形状や環境を詳細に表現するための重要なデータ形式であり、自動運転や建築設計、VR/AR、さらには地図作成など、幅広い分野で活用されています。しかし、点群は通常、数百万以上の点で構成されるため、その大規模なデータ量によるストレージ/通信の課題が存在しています。効率的な圧縮技術を開発することが、これらの分野での実用化において不可欠なのです。
私は修士研究として、主に機械学習を活用して、「どのように情報を処理すればより小さなデータに圧縮できるか、復元(解凍)したときに解像度の高い3D点群モデルが再構成できるか」について、研究を行っています。
MVP受賞経験も。大学生活とアクティブな休日
――大学生活で特に印象に残っているエピソードはありますか?
コロナ禍でサークル活動が制限されたこともあり、学部2年生という早い段階から開発インターンに参加していました。複数の会社でソフトウェア、ロボット、Web開発など幅広く経験させていただきました。
特に印象深いのは、あるインターン先で会社全体の業務効率を大幅に改善し、MVPとして表彰していただけたことです。社員の方々がデータ入力や書類作成といった単純作業に多くの時間を費やしているという課題に対し、①書類作成業務の自動化、②既存プログラムの高速化、③オペレーションの再構築の3つのアプローチで改善に取り組みました。結果として、手作業の約50%を自動化し、あるプログラムでは処理速度を300倍にまで向上させることができました。
――学業やインターンでお忙しいと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?
学生時代にサッカー部に所属していたこともあり、休日はよくフットサルに参加しています。研究や開発で凝り固まった頭と体をリフレッシュさせる、良い気分転換になっています。不思議なもので、開発で行き詰まったときに一度パソコンから離れて汗を流すと、効果的な解決策がふと浮かんでくることがあるんです。
あとは、ラーメンが大好きで毎週一杯は必ず食べていますね。特に一蘭のとんこつラーメンがお気に入りで、体には良くないと分かりつつも、大学の帰りやフットサルの後についつい寄ってしまいます(笑)。
「0→1」への渇望と、TechSuiteとの出会い
――TechSuiteでインターンを始めようと思った理由は何だったのでしょうか?
「実社会で利用される有用なプロダクトを0から作りたい」と強く思ったからです。これまでのインターンでは、その多くが既存プロダクトへの機能追加でした。もちろんそれも貴重な経験でしたが、学生のうちに、技術選定や開発方針といった制約がない更地の状態から、自分の経験を活かしてプロダクトを立ち上げる経験をしたいと考えていました。
そんなタイミングで事業統括の倉田さんとお話しする機会をいただき、AIを活用してSEO記事を作成するという事業内容に大きなインパクトを受けました。このドメインにエンジニアとして携わる経験は、自分にとって非常に有意義なものになると確信し、お話を伺ってすぐに「ここで働きたいです」とお伝えしました。
――実際に働いてみて、TechSuiteはどのような環境だと感じますか?
AIサービスの最新動向を追うには理想的な環境だと思います。
社内のSlackには、日々業務に関連するニュースが飛び交うチャンネルがあるのですが、「最新のAI機能がリリースされた」「この会社のサービスではAIをこう活用しているらしい」「自社のサービスにも活かせないか」といった会話が常に繰り広げられています。
私が開発している社内ツールにも、そうした会話がきっかけで実装された機能がたくさんあります。最新情報をただ知るだけでなく、自分の手で実装できるレベルまで理解を深められる。AI時代に社会に出る人間として、これ以上ないほど恵まれた環境だと感じています。
職種の壁を越え、プロダクト全体を俯瞰する視座を得た
――インターンを通じて、ご自身がどのように成長したと感じますか?
エンジニアという職種に囚われず、広い視野で物事を考える力が、今まさに養われている最中だと感じています。
0からのプロダクト開発ということで、要件定義から実装、その後の運用・保守まで、本当に幅広く携わらせてもらっています。社員さんや他のインターン生と連携して業務を行う中で、各段階で様々な立場の人がストレスなく開発や記事作成業務に携われることを第一に考え、開発の優先順位、他のエンジニアと連携しやすい技術選定、コード実装、ツールのユーザーが混乱しないUIやオペレーションなどを思考する習慣が身につきました。このことは、自分の今後のキャリアにとっても大きな価値があると考えています。
――TechSuiteで学んだスキルを、今後どのように活かしていきたいですか?
TechSuiteで身につけた、日々アップデートされる技術に対して根気強くアンテナを張り続ける姿勢を、この先もずっと持ち続けていきたいです。
近年は特に、新しい技術を質の高い知識として持っているか、そしてそれを使いこなせるかが、一人の人材としての価値だけでなく、ビジネスチャンスの多さにも直結すると感じています。どんな業界でどんな職種に就いたとしても、常に最前線で戦えるチャンスを逃さないために、この姿勢とこれまで学んだ知識を活かしていきたいです。
モノづくりを通して、人々の生活からストレスを減らしたい
――今後のキャリアプランや目標について教えてください。
すでに来春からIT企業への就職が決まっており、エンジニアの端くれとして社会に出ます。
短期的な目標は、基礎から応用まで幅広い技術知識を貪欲に吸収し、どんな環境でも通用する実力を培うことです。そして長期的には、より大きな責任と影響力を担い、「モノづくりを通して人々の生活からストレスを減らす」ことを目指しています。その目標を達成するために、これからも日々の学習と実務を積み重ね、技術力と課題解決能力を磨き続けていきたいです。
――最後に、これからTechSuiteのインターンを考えている学生にメッセージをお願いします。
私自身、就職活動を経験してより強く感じたことですが、TechSuiteが手掛けるような「最新技術を活用した成長中の事業」には、学生のうちに積んでおくと非常に役に立つ経験や、一社会人として成長できる機会が至る所に転がっています。
これは職種や経験の有無にかかわらず言えることで、明確な目標とやる気を持って臨めば、社員の方々は必ずそれに応えてくれます。ぜひ、恐れずに積極的に挑戦し、多くのことを吸収してください。応援しています!
――清水さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!
TechSuite株式会社の新卒採用
TechSuite株式会社では、清水さんのように意欲あふれる学生インターンを積極的に採用しているほか、新卒採用も行っております。急成長する事業の中心で、最先端の技術に触れながら自らの市場価値を高めたい方、事業創造に興味がある方からのエントリーをお待ちしております。