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保育の中で子どもの「感性」を育てる。

「生」の体験を大切に

7月末日、第二青南保育室にてコンサートが開かれました。 前日に子ども達へコンサートが開かれることを伝えると、「どんな楽器がくるんだろう!」と期待に胸を膨らませる子ども達。 当日、楽器が運ばれ保育室が、コンサート会場のようなセッティングがされると、いつもと異なる雰囲気に戸惑う子もいましたが、反対にいつ始まるのか?と楽しみにしている子も多くいました。

関心を惹くための雰囲気づくり

今回は、会場づくりにもこだわりを入れてみました。カーテンを引いて、室内を少し暗くし、音符の形の壁面を貼ったり、椅子ではなく、マットを敷き詰めて全クラスが一緒に参加できるようにも配慮していきました。演奏者のお二人が、楽器をもってドアから登場すると子ども達は大興奮。「このがっきはなに?」「はやくききたい!!」などの質問が飛び交い、会を楽しみにしている様子が伝わってきました。演奏者の方がバイオリンを奏で始めると、今まで騒いでいた子どもたちが話すのをやめ、その音色に聴き入る様子が見られました。この日の曲は、トトロの「散歩」から始まり、ディズニーや子どもに馴染みのある曲ばかりだったので、0歳~5歳クラスまでの全園児が、音が流れてくると口ずさんだりみんなで身体を揺らし「音」を楽しんでいました。幕間で演奏者さんから、楽器あてクイズや楽器の鳴らし方の指導などもあり、実際に前に出てプロの方から直々に指導をしてもらい、普段は触れることのできない楽器に触れられ、子ども達にはいい刺激となったのではないでしょうか?

子どもの将来の夢を作るきっかけになれば…

今回、演奏してくださった方から子ども達に向けて 「お兄さんがバイオリンを弾くきっかけになったのは、通っていた保育園にバイオリニストが来て、今回みたいにコンサートを開いてくれたのがきっかけだったんだ。だからみんなが、もっと楽器に興味を持ってくれたら嬉しい。」と話してくれました。 コンサートが終わった後に、紙でバイオリンを作ったり、クラスにあるピアノを弾いたりなど余韻に浸る子ども達が沢山いました。子ども達のまた、今回のように、「生の音楽に触れる事」「普段できないような体験をすること」は、子どもの五感を刺激することの一つとなります。そして、一番大切なのは、世の中には様々な職業があることも知ること。この多様性を育てることが子どもたちの未来を育てることにも繋がる気がします。

アソシエでは、大人の価値観を押し付けず、子どもの「今これをやりたい!」という気持ちを大切にした上で、幼児期に様々なカリキュラムを取り入れ、子どもの可能性を育てる保育を行っています。



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