「誰のために働くのか」で揺れていた新人時代
新卒で営業会社に入社した当時、僕は「自分のために頑張れ」と言う上司と、「お客様のために働け」と言う上司の間で戸惑っていました。
仕事とは一体誰のためにするものなのか、自分のためなのか、相手のためなのか。その答えがなかなか見つからず、ずっとモヤモヤしていました。
「自分のために、相手のためをする」という考え
僕なりに出した結論は、「自分のために、相手のためをする」という考え方です。
お客様や同僚、家族など“相手”のために行動しているように見えても、その根底には「自分のため」があると思っています。
成果を出したい、認められたい、成長したい、そういった純粋な欲求が、行動の原動力になっているんです。
とはいえ、現代社会には「自分のため」という言葉に対して、どこか否定的な空気があるように感じます。「奉仕の精神」や「三方よし」といった理想が強調されすぎるあまり、「自分のため」と言うと自己中心的に受け取られてしまいがちです。
しかし、相手のためだけに全振りした人ほど、心が折れやすく、長続きしない傾向があると感じます。
自分を犠牲にしてまで行う100%の奉仕は、むしろ脆さをはらんでいるのではないでしょうか?
一方で、「自分のため」という軸がしっかりとある人は、相手にも本気で向き合うことができます。
自分の欲求を満たすために、相手に貢献する。その結果、行動に一貫性と持続力が生まれ、周囲からも信頼されるようになるのです。
「上司の指示」ではなく、「自分の意志で動く」ということ
よく「上司に言われたからやる」とか、「ルールだから従う」といった姿勢をとる若手もいますが、そうしたスタンスでは成長は難しいと思います。
自分自身の意思と目的に仕事を結びつけられる人こそ、力を発揮し、大きく成長していけるのだと思います。
「自分のため」と「相手のため」は両立できる
結局のところ、「自分のため」と「相手のため」は対立するものではありません。
大切なのは、その2つをどう結びつけるか、あるいはその境界をいかに曖昧にしていけるかだと思います。
だからこそ、僕はこれからも「自分のために、相手のためをする」という姿勢で仕事に取り組んでいきたいと考えています。
記事を読んでくださった方へ
もしこの記事を通して、「自分のために、相手のためをする」という考え方に少しでも共感していただけましたら、ぜひプラス・ピボットの仲間として、その価値を一緒に体現していきませんか?
あなたの「自分のため」が、誰かの力になる。
そんな仕事に、プラス・ピボットのメンバーと一緒に取り組んでいきましょう!