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【フルリモート×業務委託でチーム構成】東工大・高専発ベンチャーの組織文化とは?


東京・大阪・青森・アメリカなど各地からフルリモートで参画するチーム作り

> KBEのチームは、どのような構成になっているのでしょうか。

現在は12名のチームで、東工大または高専出身者が7割をしめています。メンバーのほとんどは業務委託、かつ国内外からリモートで参画しています。鳥取や青森、アメリカのシリコンバレーなどからKBEに携わっていただき、一緒に業務を推進しています。直接お会いした事がない人は大半を占めますね。

> フルリモート×業務委託で業務推進されていますが、なぜこのようなチーム構成にされたのでしょうか。

優秀な方は時間や契約で縛られることを嫌う傾向にあると思っています。そして優秀な方は限られた時間、例えば0.25人月でも、一般的な方の1人月以上のパフォーマンスを発揮してくださると知っています。そのため、時間、契約、場所に縛られないチーム構成が、パフォーマンスを引き出すために必要なのではと考えました。実際に、KBEで一緒に働く方々は、フリーランス × フルリモート、かつ0.25人月で業務依頼している方が多くいらっしゃいますが、ユーザーへの価値向上に繋がる高いパフォーマンスを発揮いただいています。優秀な方は目先の利益、締切などではなく、自分の納得(高い価値)に向け動くと思っていますので、「その方の0.25人月を信じる」という意識でチームづくりを進めています。

基本的に信じるからスタートするので、不要な拘束や確認はしません(疑っている時間が正直もったいないというのもあります)。契約では最低限しか縛らず、性善説に基づいてルールを作る、または作らないを判断しています。働き方はフルリモート、コミュニケーションはほぼ全てチャットベースで完結しており、これは正社員でも業務委託でも同じです。

そして支払いも、請求額に対してほぼノールックで振り込みます。勤怠状況などを細かく見る事はしません。それほど信頼する所から始めます。フルリモートだと進捗などを確認する工数が高く、顔も見えないので、性善説を基に信じるしか運営が難しいと考えています。

このような形で最初の接点を持ち、一緒に働いていく中で、KBEに対しコミットが高まってくる方が一定割合いらっしゃいます。そのタイミングで、正社員として働かないか、という話をしていますね。

メンバー全員がユーザーに集中している時間を最大化したい

> 興味深い組織づくりですが、この組織で目指している状態などございますか?

社内メンバーが全員、ユーザー”だけ”に集中している時間を最大化したいです。自分の原体験から、ユーザーに集中していれば売上、信頼、実力も後から付いてくると思っています。この考えは、社会人一年目に社長から貰った一言が契機でした。HR系のスタートアップに入社した際、社長から「目の前のお客さんの幸せだけ考えろ」と言われました。ベンチャーなので売上やコストなども考えないといけないと思っていたのですが、その一言を受け、本当に1年間ユーザーの事を考えて過ごしました。

「お客さんの幸せ」”だけ”を考える事に疑問を持つ瞬間もありましたが、結果的にサービスは立ち上がり、自らも成長しました。実績を通した成長という好循環を生み出せたのです。その後は買収などもあり、事業やチームが拡大する中で、ユーザーではなく社内にリソースを割く時間が増えていきました。すると、コミットの割に自分の成長や生み出す価値・プロジェクト進捗が落ちている感覚があったんです。これはまずい、、、と。ユーザーを見れていない時間と比例して、自らが創る価値や成長は減少するんだなと腹落ちしました。

フリーランスの頃の経験を踏まえても、この考えは正しいと思っています。実際に成長している企業は、”ユーザー”に関して話す総数が多かったです。常に”ユーザー”が主語にあり、その課題をどう解決するかに関して、優秀な社員の方々が議論していました。これは成功するなと。ただ、逆も然りです。「事業が上手くいかない」と相談いただく企業は、会話の主語が内向きになっているケースが多かった印象です。◯◯さんのケアをしなければ、△△さんがチーム内でトラブルメーカーになっている、といった内容です。やはり、社内に目を向ければ向けるほど、事業・個人の成長や成功確率は低下するんだなと感じた経験でした。

> 極端にも見えますが、カルチャーマッチしない方もいらっしゃるのでしょうか

もちろん、この考えと合わずにKBEを去っていく方もいらっしゃいます。信じて任せる、ユーザーへの価値だけ考える環境だからこそ、パフォーマンスに懸念が出た場合はサポートすると言うより、双方話し合いの上、契約終了などを早期で打診する場合もございます。社内に使う時間は基本的にユーザーへの価値提供に繋がっていないからです。

例えば、上手くパフォーマンスが出ていないメンバーのフォローを会社やエースメンバーが行うなどは本質的ではないと思っています。メンバーが活躍できるよう、業務を”意図的”に生み出す・他メンバーが気を遣いフォローするという事が発生すると、そこに社内リソースを割くことになり、最重要事項である”ユーザーへの価値貢献”に目を向けづらくなってしまうためです。社内でこのようなフォローが発生しないよう、納期遵守や進捗・ヘルプ要請の自主発信は当然のようにKBEでは求めています。ユーザーに集中する以外の工数を極力削減し、メンバーがユーザーに向き合う時間を最大化していけるよう取り組んでいます。

優秀なメンバーがユーザーに集中している時間が長ければ、成功確率が上がっていくはずです。「そこまで取り組んでくれたのなら、後は神に祈るのみ」という状態に持っていければ、事業の成功も見えると信じています。ユーザー主語で考える文化を定着させ、”ユーザーの事だけを考え自分の最善を尽くす”人同士の会話総量を最大化していきたいですね。

KBEでは採用を全力で進めています!

> インタビュー、ありがとうございました!最後にKBEの紹介と募集ポジションを教えてください

KBE株式会社は、「トランザクティブ・メモリー*を最大化する」というミッションを掲げ、2018年2月設立されたHR tech系のスタートアップ企業です。冒頭でもお伝えしたように、日々の業務はフルリモートで行い、青森、鳥取、アメリカのシリコンバレーなどからメンバーが参画しています。

*トランザクティブ・メモリー:「誰が・何を知っているか」を組織内メンバーが把握することが重要であるという考え方

主力サービスである『researcHR』は、SlackまたはTeams上にて日常の情報共有をサポートしながら、従業員のテキストデータが蓄積・共有される仕組みを作っています。そのデータを自然言語処理で解析する事で、社員コンディションの可視化やマネジメントのデジタル化(マネジメントDX)を推進している会社です。

現在募集しているポジションは、エンジニア(フロントバックエンド)、セールス・CSです。エンジニア職はReactやPythonを用いた、researcHRの新規・既存機能の改修(UIやレスポンス速度)をお任せしたいと考えています。セールス・CSはナショナルクライアントを中心に、リード獲得から商談、導入後支援などビジネスの商流を担っていただきます。

KBEの事業、「ユーザーの事だけを考える」文化、働き方などにご興味をお持ちの方は、副業からでも問題ないのでご連絡ください!

【Meety】
・エンジニア:副業可。マネジメントAIツールのゼロイチ開発に興味のある方と話したい
・セールス・CS:副業可。マネジメントDXツールの営業・CSに興味がある方とお話したい

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