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「老舗✖デリバリーの新業態に挑戦! ケロトッツォで話題の青柳総本家!!」 取締役後藤稔貴さん 【KitchenBASE テナントオーナーインタビュー】

KitchenBASEは「新たな常識に挑戦する」を合言葉にして、デリバリー専門のクラウドキッチンとして誕生しました。入居するテナントオーナーにスペースと設備を提供するだけでなく、想いの詰まった料理をお届けするための販売サポートやコミュニティづくりまで行っています!


次々に新店舗を構えながら、フードデリバリーの可能性を広げ続けるKitchenBASE。そんな国内最大級の実績の秘密を探っていくインタビュー企画。今回は、実際に施設に入居してデリバリーキッチンを展開されているテナントオーナーさんにお会いしてきました!KitchenBASEの魅力について現場の声を聞いていきましょう!!


【KitchenBASE テナントオーナーインタビュー】 「老舗✖デリバリーの新業態に挑戦! ケロトッツォで話題の青柳総本家!!」 取締役後藤稔貴さん

■ 青柳総本家さんのことやKitchenBASEに出店されたきっかけを教えてください

青柳総本家は創業142年になる名古屋の和菓子屋です。私はもともと違う業種で働いていたのですが、家業を継ぐ形で弊社の取締役に就任しました。営業統括や企画、商品開発や製造に至るまでいろんな業務を担っているのですが、その中でKitchenBASE出店に関してもメインで取り組んでいます。

実は就任後すぐにコロナの影響を受けました。弊社は7〜8割がお土産や贈り物の利用のため、一時は売上が5%まで落ち込みました。名古屋は観光名所も少ないので、ビジネスやイベントによる客の流入が増えないと、お土産需要の回復も見込めませんでした。コロナ以前からその形態を見直すことは検討しており、もともと東京進出も視野に入れていました。

名古屋では直営店、百貨店、お得意様に卸すなど実店舗のみのビジネスでしたので、当初も既存のやり方で展開を考えていました。別拠点を持つとなると初期投資も大きく退去費用もかかることを踏まえて模索する中で、巷でデリバリー業界が話題になっていたことからKitchen BASEのことを知りました。東京進出を本格的に志向したのは5月でしたが、7月の時点でKitchenBASEを含め2つの選択肢に絞っていました。

担当者から話を聞いて、約100万という低コストで開始できることや、一つのキッチンで複数のブランドを展開できるというところに魅力を感じました。データを収集しながら戦略的にブランド展開も検討していきたいと思いました。

弊社は老舗のイメージが強く根付いており、それは、先代やお客様のお陰だと思っています。またその反面で、時代の変化にも対応していくという点で、急成長しているデリバリー業界に挑戦したい気持ちがありました老舗とデリバリーとの掛け合わせは面白いと思いましたね!

■キッチンベースのテナントで販売している商品は何ですか?

販売している一つ目の商品は青柳ういろうです。弊社は東海道新幹線の車内販売をしたことを皮切りに、ういろうが名古屋名物になるきっかけをつくりました。今ではそのういろうが弊社の看板商品となっています。

まだういろうの認知は低いのですが、食べていただくと大半の方がとても美味しいと仰います米粉でできており腹持ちもいいですし、脂質も少なく健康的です。和菓子ですがお茶だけでなく紅茶やコーヒーにも合います。朝食にヨーグルトやグラノーラに混ぜてもいいですし、焼いても美味しいですよ。油を薄く引いて焼いたういろうにバターを乗せると、とても美味しいんですよ!このレシピは一部で話題となり朝の情報番組に取り上げていただきました。今後はういろうの魅力をもっと多くの方に知っていただきたいですね。

もう一つのメイン商品であるカエルまんじゅうは弊社のロゴマークに因んでいます。ロゴは柳に飛びつく蛙を示しているのですが、「決して諦めない不屈の精神」を持つという企業理念が込められています。実は32年も前に社員が考案したものなのですが、細々と販売を続けていく中で見た目が可愛いと好評を頂いております。お客様を’’笑顔にできるお菓子’’として、満を侍して東京に持ってきました

そして、今は新商品のケロトッツォも販売しております。こちらは公式Twitterでカエルまんじゅうのアレンジレシピを投稿する中で誕生しました。イタリア生まれのお菓子「マリトッツォ」に着目したんです。いざ投稿してみるとこれまでにないたくさんの反響をいただき、お客さまの声にお応えする心持ちで商品化に踏み切ったんです。

現時点でテイクアウトの客層分析ができないのですが、オープン記念でケロトッツォを100個無料配布した際にはご近所の老若男女幅広い方に行列をつくっていただきました。

クリームチーズ&レモンに加えてラムレーズン&くるみのお味も登場しました

(トップの写真はラムレーズン&くるみのケロトッツォ)





青柳総本家KITTE名古屋
ロゴマークは何度も跳びついて遂には柳に届いた蛙を示しており、
「決して諦めない不屈の精神」を象徴しています

■ケロトッツォはTwitterでバズりテレビ取材でも大変話題になりましたが、その秘訣は何でしょうか?

ここまで反響があるとは思っていなかったのでびっくりしました。

秘訣としては、コロナ禍でも会社が変化し続けたことが大きいですね。営業の分野だけでも社内システム向上、お客様との対話や商品開発に力を入れ、社内のコミュニケーションの加速化、人員の最適化、データを活用したマーケティングまで思いつく全ての課題に取り組みました。その中でSNSや情報発信が必須と判断し、情報拡散力のあるTwitterを始めました。社内で投稿できる枠組みを組み、お客様が楽しんで投稿したくなることを目的にして体制を変えていったのが良かったと思います。テレビ取材に関しては、随時出していたプレスリリースをきっかけにオファーがありましたね

就任後、最初の事業見直しの際に会社として何をしていくかという大枠をしっかりと考えました。新参者として歴史を振り返った時に、先代からベンチャーマインドを持って様々なことに取り組んでいたことに気付きましたし、お客様を’’笑顔にする時間を提供している会社’’であるという本質が明確に見えました。

今回デリバリーに挑戦するにあたっても、ういろうやカエルまんじゅうでお客様を’’笑顔’’にすることができたら会社の軸はブレないと思えました。今回はケロトッツォが反響を呼んだのですが、引き続き、ういろうやカエルまんじゅうも盛況をいただけるようにしていきたいですね。また今度折込チラシで告知をして、ういろう100個無料配布を企画していますので楽しみにしていただきたいです。

■デリバリーを始めて良かったことや課題と感じていることを教えてください

出店以前の段階から、KitchenBASEで取得できる情報量の圧倒的な多さや、デリバリープラットフォームに対する独自のデータ分析システムを備えていることが分かっていました。また、Webマーケティングのスキルにも長けており、説明の言葉に説得力がありました。そのような点からも安心して始めることができました。

いざ蓋を開けてみると、驚いたことにテイクアウトが9割程の需要を締めたんです。

KitchenBASEのテナントの中でも特徴的とのことで大変面白いと思いましたし、何よりお客様に届いているという安心感もありました。自社のテイクアウトに強いというメリットを活かすことで、他店舗との協働もできるのではないかと思っています。

逆にデリバリーに向けた商品展開に関して課題として捉えています。





青柳総本家守山直営店
取締役後藤稔貴さんと主力商品の青柳ういろう

■後藤さんの仕事のやりがいやこだわり、今後の展望を教えてください

展望としては他施設への進出も含めていろんなパターンを検討しています。
まずは着実に東京内に認知を広げていきたいです。

私自身は責任ある立場を担うことができて大きなやりがいを感じていますし、会社が成長することで’’お客様や社員が笑顔’’になることが理想です。
仕事のこだわりとしては相手の立場に立っていろんな角度から物事を見て深く考えることを心がけています。今もいいチーム体制で取り組めていますし、今後もチャレンジを続けていきたいですね。

■kitchenBASEに興味がある方へメッセージをお願いします!

実店舗を持つ方がリスクも高いですし、初期投資や撤退費用などをトータルで判断した際にもデリバリーの業種は非常におすすめだと思います。
また、年数縛りがなく取り組めることもKitchenBASEの大きな強みで、最初の一歩が踏み出しやすいと思います。大企業の利用も設計次第で上手くいくと思います。何より、個人で利用する場合にはケアが行き届いていて隔週のミーティングでサポートしてくれるところは心強いと思います。

KitchenBASEはベンチャー企業で若いスタッフも多いので、これからもスピード感を持って進化していくと思います。今後もデリバリーの領域は伸びていくのでどなたでも参入の余地は大いにあります。迷われている方はぜひ挑戦してみてくださいね。

▶︎ デリバリーキッチン「KitchenBASE(キッチンベース)」とは?

デリバリーキッチンとは、オンラインで注文を受けるデリバリー専用のキッチンです。KitchenBASEでは1つの空間を区画で分けて複数の店舗でキッチンをシェアするため、デリバリーキッチンと呼んでいます。

KitchenBASEでは飲食店開業のハードルをグッと下げ、デリバリーという分野からテナントオーナーの挑戦を手助けするサービスを提供しています。

テナントオーナーが同じキッチンのメンバーともコミュニケーションをとりながら、より良い環境で楽しく自分の料理づくりに打ち込めるようにサポートしていきます。

飲食業に興味がある方はぜひ一度お問い合わせください!

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▶︎ KitchenBASEを一緒に運営しませんか??

KitchenBASEの運営会社である株式会社SENTOENでは、一緒に働く仲間を募集しています!風通しの良い社内環境の中で、経験豊富なメンバー全員で組織づくりをしています。少しでも関心を持っていただけたら、ぜひお気軽にご応募ください!!

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