【社員インタビュー】ゼロから挑むウェルネス事業|ジムと民泊から広がるキャリアの可能性<前編> | 株式会社獲れるコトバ執筆社
獲れるコトバ執筆社の採用担当です!今回は、ウェルネス事業部で活躍する鎌田さんと鍋島さんにインタビューしました。ウェルネス事業部は、アスリートを支えるパーソナルジムの運営と、民泊事業を手がけていま...
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獲れるコトバ執筆社の採用担当です!
前編では、鎌田さんと鍋島さんがこれまで歩んできたキャリアや、ウェルネス事業部に携わるまでの経緯を伺いました。
後編では、実際にパーソナルジムと民泊を立ち上げていく中で直面したリアルな課題や、そこから得た学びを深掘りします。
さらに、このフェーズでしか味わえないやりがいや、一緒に働きたい人物像についても語ってもらいました。
※この記事は後編になります。前編をご覧になっていない方は、以下から先にご確認ください。
──ジムを立ち上げた当初は、どのような状況でしたか?
鎌田:
最初にジムを作ったときは、正直コンセプトはほとんどありませんでした。自分で店舗を持つのも初めてでしたし、金も店舗ビジネスは未経験で。今考えると、「ジムを作って、WEB集客の知見を活かして広告を打てばなんとかなるだろう」と浅い考えでしたね。
実際に広告やチラシを出すと入会はしていただけましたが、多くはダイエット目的。半年ほどで目標を達成すると退会してしまい、広告費だけがかさむ状態になりました。半年も経たないうちに「このままでは続かない」と痛感しましたね。
そこからブランドコンセプトを一から見直しました。ジムの内装も機材も一般向けのものはすべて手放し、狙いを「動きを磨きたい人」「アスリート」に絞ったんです。結果的に、大衆に広く届けるのではなく“たった1人に深く刺さるサービス”を作ったことで、お客さまが増え、継続率が伸びていきました。安定につながったのは、この徹底的なターゲットの絞り込みだと思います。
──これまでの活動を通じて、どんな学びがありましたか。
鎌田:
ゼロから事業を立ち上げる力が身についたことです。ジムを始めた当初は安定してお客さまが来るまでに時間がかかりましたし、形にするのは本当に大変でした。ただ、根拠を持って仕組みをつくり、人が集まる状態を作れたのは大きな学びです。その経験があるからこそ、「他のことを立ち上げてもなんとかなる」という感覚を持てるようになりました。
また、パーソナルジムは1対1の仕事なので、自分自身にお客さんがついてくる形になります。属人性が高いからこそ、セルフブランディングや集客の工夫が必要です。「どのように新規のお客さまに来ていただき、どうすれば長く続けてもらえるか」を思考する力は自然と磨かれましたし、考えること自体がやりがいにもつながっています。
ジムも民泊も、最初から完成された形ではありませんでした。試行錯誤を重ね、失敗やトラブルを仕組みに変えてきたからこそ、現在は安定して運営できています。異なる領域に思えるかもしれませんが、根底にあるのは「ゼロから形にする力を養ってきた」という共通点です。
──民泊の立ち上げに携わった当初は、どのような状況でしたか?
鍋島:
当時は物件探しに苦労していました。民泊として運営できる物件は法律や建築基準の条件が厳しく、さらに近隣住民の理解も必要になります。2か月かけて170社の不動産行脚をしたものの、理想的な物件は見つからず......。物件探しはやり切ったと言えるほど行ったので、まずは今ある物件の運営体制を整えようという方針に切り替えました。
運営が始まってからも想定外の出来事は何度もありましたね。宿泊客の9割が外国人ということもあり、日本人では考えにくいトラブルも発生します。文化や常識の違いがそのまま課題となり、柔軟な対応力や工夫が求められる。まさに現場でしか得られない経験です。
──民泊事業を通じて、どのような学びを得ましたか?
鍋島:
お客さまの行動心理を考えることの重要性が大きな学びになりました。お客さまに安心してご宿泊いただくためには、どう案内すれば満足度が上がるのか。どうすれば自分たちが無理なく運営しつつ、満足度を落とさない仕組みにできるのか。このようなスキルや思考は少しずつ身についてきたと感じます。
また、民泊の売上や原価、日ごとの収支計画まで自分で管理しているので、PL(損益計算書)の理解もかなり深まりました。このように、事業の数字を自分で動かしながら学べるのは、このフェーズならではの面白さでしょう。
運営を経験する中で、「お客さまがどのような心理で行動するのか」を考えることの大切さに気づかされました。たとえば、外国人ゲストが誤って火災報知器を押してしまう事例が立て続けに発生したんです。理由をたどると「Wi-Fiがつながらず、復旧させようとして何となく押してみた」という内容。肝心のWi-Fiは、別のゲストがルーターのコンセントを抜いてスマホを充電していたのです。
正直仰天しましたね。そして後日、近隣住民の方々への謝罪に奔走しました。問題発生直後は、火災報知器の周りに火災報知器であることを示すあらゆる言語の注意書きを改めて貼り付けることで、まずは対応。
ですが私たちが考えないといけないことは“なぜWi-Fiのコンセントを抜いたのか”を調べることでした。原因を調べると、ベッド周りに充電用の差し込み口がなく、ゲストが充電するために無意識にWi-Fiルーターのコンセントを抜いていたんです。
私は「なるほど、そういうことだったのか。」と腑に落ちました。そこで、ベッドの頭元に新たに充電用の差し込み口を設けて、Wi-Fiが切断されるトラブルは解消し、ゲストの利便性と満足度も向上したのでした。
このように、短絡的に「注意書きを貼る」のではなく、心理的な行動を踏まえて空間を設計し直す。この発想は非常に勉強になりましたし、今のやりがいにもつながっています。
鎌田:
このように、鍋島は想定外のことが起こったとしても「お客さまが不便に感じるポイント」に正面から向き合い、双方にとってプラスになる工夫へと変えられるんです。
たとえば、5階の部屋では「荷物を階段で運ぶのが大変」という声が出やすいのですが、到着に合わせて荷物を運ぶサポートをすれば「ホストがここまでしてくれる」と高い満足度につながる。マイナスを逆手にとってプラスに変える発想力と実行力が、彼の強みだと思います。
──これから一緒に働く仲間として、どのような人物を求めていますか?
鎌田:
ジムの仕事に関して言えば、何よりも「探求心」がある人です。私は身体について学び、専門性を高めていくこと自体が楽しいと感じているので、同じ熱量で取り組める人だと嬉しいですね。もちろんコミュニケーション能力や人間力は前提として必要ですが、その上で専門的な学びを楽しみ続けられるかどうかもポイント。
トレーナーという仕事は、常に知識をブラッシュアップする必要があります。良いサービスを提供できれば自然とお客さまに喜んでいただけて、口コミも広がり、結果として収益にもつながる。学びと成長を楽しめる人にとっては、最高の環境だと思います。
鍋島:
民泊事業については、「自分で事業を推進していきたい」と思える人が合うと思います。まだ立ち上げから半年ほどで、未知の領域も多いです。トラブル対応も含めて新しい課題に向き合いながら、一つひとつ前に進めていく必要があります。このように、ゼロから形にしていく経験を積みたい人にとっては大きな学びになるはずです。
もう1つは「顧客ファーストの姿勢」。我々の目的は常にお客さまの満足につながる運営をすることなので、その思いを共有できる方なら、一緒に会話を重ねながら事業を進めていけると感じています。
──今このフェーズでウェルネス事業部に入る面白さは、どのような点にありますか。
鎌田:
自分のやりたい方向に事業を動かせる点ですね。もちろん会社としての軸はありますが、その範囲内であれば自分が理想とするブランドコンセプトをつくり、運営まで行うことができます。実際に、民泊の内装も市場調査を徹底した上で、「和モダン」をベースに自分の好きな世界観を形にしました。結果として外国人観光客に支持され、高い稼働率につながっています。
鍋島:
その通りですね。マーケティングから市場調査、ブランドづくりまで、すべてを自分の手で経験できるのは大手にはない強みです。ジムも民泊も「店舗ビジネス」である以上、大手には勝てない部分はあるでしょう。だからこそ、その中でどう戦略を立て、勝てるポジションを築いていくかを学べるのは、このフェーズならではの魅力だと思います。
──最後に、これから一緒に働く仲間へメッセージをお願いします。
鎌田:
自分の専門性を磨きながら、それを事業づくりに活かしていける環境です。大変なこともありますが、挑戦すれば必ず自分に返ってきますし、その経験が大きな財産になります。一緒に「身体の可能性」を広げ、事業を育てていきましょう。
鍋島:
民泊もジムもまだまだ発展途上で、やることはたくさんあります。そのため、新しいことに挑戦してみたい方には本当に面白いフェーズです。お客さまの笑顔を間近で感じながら、一緒に事業を育てていければ嬉しいです。
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いかがでしたでしょうか?
ジムも民泊も、試行錯誤を重ね、挑戦を続けてきたからこそ、いまの仕組みや成果につながっています。
その挑戦の過程には、学びや成長の機会があふれています。「ゼロから形にする力」を一緒に磨きながら、未来の可能性を広げていきませんか?