金融ITの立ち上がりで、一番大変なのは「技術」ではありません
私たちは、毎週金曜日に
金融ITの現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。
今回は、
SESとして、すでに動いている金融ITの現場に参画する際の「立ち上がり」
について書いてみたいと思います。
金融ITの立ち上がり=難しい実装、ではありません
金融ITというと、
- 高度な技術が必要そう
- 難しい実装が多そう
そんなイメージを持たれることが多いかもしれません。
ですが、
途中参画の立ち上がりにおいて本当に大変なのは、技術そのものではありません。
一番大変なのは「立ち上がりの1ヶ月」です
SESとして、すでに動いている現場に入るとき、
最初に求められるのはコードを書くことではありません。
- 業務の背景を理解する
- 現場独自の用語や前提を把握する
- 誰が何を決めているのかを知る
- 「触っていい領域」と「絶対に触ってはいけない領域」を見極める
コードを書く前に、
やるべきことは山ほどあります。
このフェーズは、
まだ何もアウトプットを出していないにもかかわらず、
頭と神経をフルに使う時間が続きます。
私はよく「最初の1ヶ月が勝負だ」と伝えています
私自身、社員には常々こう話しています。
「立ち上がり最初の1ヶ月が、一番大事だ」
理由はとてもシンプルです。
この最初の1ヶ月は、
- 現場のローカルルール
- 用語や前提条件
- 「それって何のためですか?」という初歩的な質問
こうしたことを、
自然に、遠慮なく聞ける最後の期間だからです。
時間が経つほど、聞けなくなることが増えていく
2ヶ月、3ヶ月と経ってから、
- 「それって何の略でしたっけ?」
- 「このルールって、いつ決まったんでしたか?」
こうした質問は、どうしても言い出しにくくなります。
結果として、
- 分からないまま作業を進めてしまう
- 勘違いを抱えたまま仕様を理解する
- 後工程でズレが表面化する
そんな事態が起きやすくなります。
立ち上がりは「毎日がオーディション」
もう一つ、私が大切にしている考えがあります。
それは、
途中参画の立ち上がりは「毎日がお客様から見られている時間」
だということです。
- 分からないことにどう向き合うのか
- 自分から確認しにいく姿勢があるか
- 現場を理解しようとする意志があるか
ここで見られているのは、
技術力以上に、仕事への向き合い方です。
だから私たちは、
「自分のパフォーマンスが出る・出ない」以前に、
まずは現場を理解しにいく姿勢を何より大切にしています。
金融ITでは「正解」よりも「納得」が求められます
金融の現場では、
- 技術的に正しい
- 効率が良い
- きれいに実装されている
それだけでは前に進みません。
- なぜこの仕様なのか
- どんなリスクがあるのか
- 本番で問題が起きたら、どう判断するのか
こうした問いに、
言葉で説明できることが求められます。
だから私たちは、立ち上がりをとても大切にしています
途中参画の立ち上がりでつまずくと、
後からいくら技術を足しても、信頼を取り戻すのは簡単ではありません。
逆に、
最初の1ヶ月で現場との関係性を築けた人は、
その後の仕事が驚くほどスムーズに進みます。
私たちは、その重要性を知っているからこそ、
金融ITの立ち上がりを、とても大切にしています。
もし今、こんな違和感があるなら
- 実装はできるけれど、背景を知らないまま進めている
- 途中参画が多く、いつも立ち上がりで苦労している
- プロジェクト全体を理解したうえで仕事がしたい
そんな思いが少しでもあるなら、
その感覚はきっと間違っていません。
最後に
金融ITの途中参画は、派手ではありません。
ですが、最初の立ち上がりで価値が決まる仕事です。
私たちはそこで、
- 考え
- 理解し
- 判断し
- 責任を引き受ける
そんな仕事をしています。
もし少しでも興味を持っていただけたら、
いきなり応募でなくても構いません。
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