「上流工程に行きたいです」
エンジニアの方と話していると、
この言葉を聞くことがあります。
ただ、その中身を掘り下げていくと、
人によってイメージしているものは大きく違います。
- 実装をしなくてよくなること
- 現場から離れること
- 指示を出す側になること
もしそう思っているなら、
それは私たちの考える「上流工程」とは少し違います。
私たちが考える「上流工程」とは
クラウン情報テクノロジーが考える上流工程とは、
仕事の意味と責任を引き受ける工程です。
- このシステムは、誰のためのものか
- 何を変えるために作るのか
- 変えてはいけないものは何か
仕様書を書く前に、
こうした問いに向き合い続ける仕事だと考えています。
技術よりも、判断が問われる世界
金融ITの現場では、
最新技術がそのまま正解になることは多くありません。
- 安定して動くこと
- 間違えないこと
- 説明できること
一つの判断ミスが、
業務やお金、人の信用に影響します。
だからこそ、
「どの技術を使うか」よりも、
「なぜそう判断したのか」が強く問われます。
金融ITでは、「失敗の影響」が表に出る
金融系のシステムでは、
本番でトラブルが発生すれば、
- 新聞に載る
- インターネットのトップページに出る
- 企業名がそのまま報道される
ということが、現実として起こります。
「少し不便だった」では済まず、
社会的な信用や、人の生活そのものに影響する。
だから金融ITの現場では、
スピードや派手さ以上に、
- 想定できているか
- 最悪のケースを考えているか
- 説明責任を果たせるか
が強く求められます。
これは、楽な仕事ではありません。
しかしその分、
仕事としての重みと誇りを実感できる領域でもあります。
上流工程に向いている人
意外かもしれませんが、
上流工程に向いているのは、
- 自分の仕事に違和感を覚えたことがある人
- 「この仕様、何かおかしくないか?」と考えたことがある人
- 目の前のタスクだけでは満足できない人
こうした人たちです。
派手なスキルや肩書きよりも、
考え続ける癖のほうが重要です。
小さな会社だから見えるもの
私たちは、まだまだ小さな会社です。
だからこそ、
- プロジェクトの背景
- 顧客の本音
- 意思決定の理由
これらが隠されることはありません。
上流工程は、
「一部の人だけが知っている仕事」ではなく、
全体を理解した人が担う役割だと考えています。
最後に
もしあなたが、
- 上流工程に興味はあるが、正直よく分からない
- 今の仕事に、少しだけ違和感がある
- 技術だけで評価され続けることに不安がある
そう感じているなら、
一度立ち止まって考えてみてほしいと思います。
上流工程とは、
楽になる道でも、逃げ道でもありません。
ただ、
仕事の意味を自分で引き受けたい人にとっては、
とてもやりがいのある領域です。
文章だけでは伝えきれない部分については、
Podcastでもお話ししています。
- なぜ金融ITの上流工程にこだわっているのか
- 判断や責任をどう考えているのか
- 実際の現場で感じていること
もし興味があれば、音声でも聞いてみてください。
▶ Spotify
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