「うちは、何でもできます。」
IT業界では、よく聞く言葉です。
ですが正直に言うと、私はこの言葉にずっと違和感を持ってきました。
特に、私たちのような
10名にも満たない小さな会社がそれを言った瞬間、
「結局、何が強みなのかわからない会社」になってしまうからです。
だから私は、こう考えています。
「何でもできる」は、何にもできないのと同じ。
これは挑発でも否定でもありません。
専門性を持たないまま年齢を重ねることの怖さを、
現場で何度も見てきた人間としての、率直な実感です。
「フルスタックエンジニア」という言葉への違和感
もう一歩踏み込んで言うと、
私は「フルスタックエンジニア」という言葉にも、少し慎重です。
フロントエンドも、バックエンドも、インフラも。
幅広く触れること自体は、もちろん素晴らしい。
ただ――
「結局、あなたはどの領域で価値を出しているのか?」
この問いに答えられないまま
「何でもできます」「全部少しずつできます」という言葉だけが先行していると、
それは本当の強みにはなりません。
全部を浅くできることよりも、
「これなら負けない」と言える軸を持つこと。
私は、年齢を重ねても現場に立ち続けるために、
そこが一番大事だと思っています。
専門性を持たないまま、年齢だけを重ねる怖さ
IT技術者として働いていると、
ある年齢で、ふと不安になる瞬間があります。
「このまま、今と同じ仕事を続けていけるのだろうか」
特に、
- 下流工程中心の経験
- 言われたことをこなす仕事
- 技術はあるが、業務を語れない状態
このまま年齢を重ねていくと、
市場から見た選択肢は、確実に狭くなっていきます。
これは脅しではありません。
業界に長くいるからこそ、見えてしまう現実です。
「IT技術者として偏差値50」の人に来てほしい
少し誤解を恐れずに言います。
私たちが一緒に働きたいのは、
IT技術者として偏差値50くらいの人です。
※ここで言う「偏差値50」は、
テストの点数でも、誰かが評価するものでもありません。
あくまで自己申告です。
- すごくできるわけではない
- でも、現場経験はある
- このままでいいとは思っていない
そんな人です。
偏差値60以上の人、40以下の人へ
正直に言います。
- IT技術者として偏差値60以上の人は、
大手企業や、より広いフィールドのほうが向いていると思います。 - IT技術者として偏差値40以下の人は、
ベンチャーで自走しながら成長するのは、簡単ではありません。
私たちが本気で育てたいのは、
いま50くらいの位置に立っていて、
55や60を目指して伸びていける人
です。
私たちは「金融ITに強い、小さなプロ集団」です
私たちは、
「何でもできる会社」ではありません。
創業以来、自然と仕事の比重は
証券・保険・資産運用といった金融IT領域に集まってきました。
- 大規模なお金が動くシステム
- 止まることが許されない基幹系
- 厳格なコンプライアンス・監査要件
こうした分野を中心に、
要件定義・基本設計といった上流工程に深く関わっています。
私たちが大切にしているのは、
「どんな言語が使えるか」ではなく
「どんな業務を理解し、システムに落とし込めるか」
というモノサシです。
代表自身も、いまも現場に立っています
ちなみに、
当社の代表である私自身も、
いまも現役で金融系プロジェクトの上流工程に関わっています。
年齢を重ねても現場に立ち続けられている理由は、
特別な才能があるからではありません。
早い段階で「金融 × 上流工程」という専門性を選んだ
ただ、それだけです。
これは、キャリアの選び方の話です。
最後に
- 何でもできる人になりたいわけではない
- でも、何を軸にすればいいかわからない
- このまま歳を重ねるのは、少し不安
もし、そんな気持ちが少しでもあるなら、
一度、話をしてみませんか。
「今の自分は、偏差値50くらいかもしれない」
そう思える人と、
金融IT × 上流工程という専門性を、一緒に磨いていきたい。
私たちは、そう考えています。