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【メンバーインタビュー】家具メーカーを経て独立|売り上げ8万円から泥臭く会社を築いたローカルSEOを担うフリーランスに迫る

◆プロフィール
小川 寿明(おがわ としあき)
大学卒業後、店舗運営サポートに関わる事業に営業職として13年間従事。2018年8月に株式会社ストアノを創業。主にローカルSEOを主軸に店舗事業主に対するマーケティング施策全般を支援。2021年からケタ違い株式会社のMEO施策担当者として参画中。

家具メーカーを経て内装工事業で独立

松久:独立するまでの経歴を教えていただきたいです。

小川:大学を卒業して、店舗運営のサポートに関わる会社に営業職として13年間従事しました。そこから家具メーカーの会社に入りまして。営業職をずっとやっていました。最後に建築現場の監督を2年間してから独立したという流れです。

松久:店舗運営のサポートに興味を持っていたのですか?

小川:理由はあまりなくてですね。パソコン系の仕事をしたいなというざっくりとしたイメージはあって。商材自体にこだわりはなくて、たまたま条件が良かったのが家具メーカーだったという感じですね。

松久:そこから現場監督に転職をされたきっかけは?

小川:内装工事業で創業するための資格を取るために転職しました。

松久:家具メーカーで働いていた際に独立する意思決定をされたということですか?

小川:そうですね、会社員と家庭の両立が厳しい状況に追い込まれたときに創業を決意して、そのために必要な転職という意味で現場監督をしていました。

その会社さんには全国各地に営業所がありまして。ただ、東京と愛知にはあったものの、あいだの静岡にはなかったんですよ。そこで、私が静岡出身だったこともあり、静岡営業所を立ち上げるということで採用をいただいたのですが、最終的には横浜に営業所ができました。当時は子どもが生まれたタイミングでもあって、静岡から横浜に行くという選択ができなくて...そこから、自分で会社を立ち上げようと考えました。家具メーカーの会社では内装工事にも関連するような事業をしていたので、経験をもとに内装工事で創業することにしたという感じです。

独立から4か月の売り上げは8万円...

松久:独立してからの見通しはあったのですか?

小川:全然なくて...(笑) 2018年の8月に独立したのですが、ほとんど売り上げをあげられなかったんですよね。独立してから4か月間の売り上げが8万円だったんですよ。これはまずいぞとなりましたね。

松久:そうなんですか...!そこからどうやって売り上げをつくっていったのですか?

小川:内装工事では仕事を取れなかったので、お客さんに「何を求めています?」と聞いていったんですよ。そしたら、みんな売り上げに困っているんですよね。お客さんにとって内装工事が必要なタイミングもくるんですけど、内装工事だけで売り上げは上がらないんですよ。それよりも、目の前のお客さんが困っていることを愚直に解決していこうと考えました。

最終的には今もやっている仕事にもつながるんですけど、ローカルSEOですね。『地元検索最適化』という意味で、MEO対策やチラシのポスティング、工事業者でもあったので看板制作もしていました。お客さんを地域で有名にするためだったらなんでもする、ということで、まずはなんでも屋さんで売り上げをつくりました。

ローカルSEOで泥臭く売り上げをつくる

松久:SEOの知識はまったくない状態でのスタートだったとは思うのですが、どうやって知識のインプットをしていったのですか?

小川:圧倒的に焦っていたので、ありとあらゆるツールですね。本は年間で700冊くらいは読んでいました。マーケティングのプロでやっている人たちの中に入っていくとなると、倍どころか3倍4倍とやっていく必要があると思っていたので。あとは知り合いにお願いして一緒に働かせていただき、実務ベースでも経験を積んでいきました。

松久:案件としてはお知り合いからの紹介での獲得が多かったのですか?

小川:いや、知り合いベースではなくて1から集めてきました。このままではやばいと思ったときから、毎週3回セミナーを開いていたんですよ。

チラシの書き方といった小さいことから、MEO対策までさまざまな内容のセミナーをしていましたね。

松久:集客はSNSとかで?

小川:SNSはまったくやっていなくて、今でもやっていないんですけど。本当にリアル営業のみって感じですね。チラシを持って3,000事業所は回りましたね。

松久:めちゃくちゃ泥臭いですね...!やっぱり営業職をやっていたからこその選択だったのですか?

小川:そうですね、会話さえできればなんとか来てもらえるという自信はあったので。声をかけまくって来てもらって、お悩みをヒアリングして、それを一緒に解決しましょうという感じで。私も得意ではないですが一緒に考えてお手伝いはできます、というところから始めました。

松久:独立して一番大変だったことは?

小川:人のマネジメントですね。エステサロンのような店舗事業もやっているんですけど、そこではじめてWebマーケ以外の人と関わる必要がでてきて。

創業してから数年間はWebマーケの人と関わることが多くて問題は起こらなかったんですけど、店舗事業を始めるにあたって、店長さんやアルバイトさんをマネジメントすることになって。その中で、人が離れていったり横領事件があったりして、マネジメントの能力がまだ足りていないんだなと実感しましたね。

松久:ローカルSEO以外の事業にも取り組んでいるんですね。

小川:新しい事業にも取り組んでいるんですけど、すべてつながっている感じですね。Webマーケも実地店舗運営も建築も、それぞれに相乗効果があるような形で新しい事業に挑戦しています。

今は逆戻りして工事分野にも入り込んでいまして。経営者としての自力もついてきたので、Webマーケの知識をつけたうえで、工事関連の事業に再チャレンジしたいと考えています。

クリニックのMEO対策でケタ違いと関わることに

松久:ケタ違いと関わることになったきっかけは?

小川:きっかけとしては川口さんからダイレクトメッセージをいただいたことです。StockSunさんの動画内で川口さんを知っていたこともあって、驚きましたね。

松久:そうなんですね、当時はどのような案件で声をかけられたのですか?

小川:クリニックのMEO対策ですね。本業としてはローカルSEOなのですが、そのひとつであるMEOを主にやらせていただいております。

松久:ケタ違いと関わっていく中でフリーランスの方と関わることが多いかと思うのですが、意識していることはありますか?

小川:めちゃくちゃ緊張するんですよ。みなさん場数も踏んでいるでしょうし。始めの1年くらいはついていくのが大変だったんですよね。

その中でも気を付けていることは、とにかく誠実にしかなくて。お役に立てる領域が局所的だからこそ、なにかお役に立てるチャンスがあったら時間を使って恩返しをしようと意識しています。

半径5メートル以内の人たちを幸せに

松久:仕事のモチベーションがあれば教えていただきたいです。

小川:半径5メートル以内の人たちを幸せにしたいとずっと言葉にしていて。川口さんがよくおっしゃっている、関わる人を幸せにしたいとも似ているんですけど、仕事をする上ではそれを意識しています。

松久:モチベーションとしては周りの人が軸としてあるんですね。

小川:たしかに...いわれてみればそうかもしれないですね。お金にもあまり執着がなくて、いつも怒られるんですけど。家族のため、スタッフのためとかで動くことが多いですね。

小川:川口さんからも言葉として「いつも丁寧に対応していただきありがとうございます」といっていただけるんですけど、誠実性という言葉を一番気にしているというか。とはいえ、なまけ癖もめちゃくちゃあるんですけど(笑) それを覆してくれるのは他人軸ですかね。

今後の目標

松久:今後の目標を教えていただきたいです。

小川:年商規模をどうしたい、どんな事業を成功させたい、ここに進出していきたいとかはなくてですね。ただ、自分のできる範囲で従業員を幸せにしたいと考えています。

従業員全員は直接雇用をしているけど、開業も許容しているんですよ。個人の価値判断にもよるんですけど、半径5メートル以内の人の幸せを考えたときに、それぞれが自立できていることも大切だと思っていて。それに付随して、お客さんも一緒になっていい雰囲気づくりができる会社にしていければなと。

とにかく、周りと一緒に楽しく暮らしたい。ほんとそれだけですね。

ケタ違いで活躍できる人物像

松久:どのような人にケタ違いで働くことをおすすめしますか?

小川:難しいですね、熱意だけともまた違うし...

松久:では、どのような人が多いと感じますか?

小川:みなさん優しいですよね。冷静に対処もするし、チャットのやり取りだけでも誠実性が伝わってきます。自走もできて安心感が半端ないというか、それぞれのタスクに責任を持っていると感じますね。

一人ひとりの粒が立っていて、その集合体として美味しいご飯になっているというイメージです。

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