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夏祭り 檜扇

こんにちは!人事採用担当です。

今年の夏は、全国的に平年よりも気温が高く、厳しい暑さとなりました。
東京では35℃を超える日があり、9月になってからも30℃前後と、まだしばらく残暑と戦うことになりそうですね。

今回のストーリーでは、恒例のお華をご紹介させていただきます。
AINEXTでは、定期的に華道家さんからお華をオフィスへ届けていただくのですが、今回の作品は8月にオフィスに飾られていた、夏祭りを題目とした「檜扇(ひおうぎ)」です。

日本では古来、疫病、害虫、風水害等災害の多い夏、これらを鎮めるために夏祭りが執り行われたと言われています。

今回ご紹介させていただくお華は、夏祭りの儀式で用いられた「檜扇(ひおうぎ)」を用いたものです。

見慣れないお花と扇が立体的な、インパクトのある作品ですね。
お花は花びらよりもむしろ、大きく四方に開いた緑と白の葉が印象的です。



※作品の説明文

扇に似た葉がその名の由来とされる、檜扇

日本三大祭りの一つ、1ヶ月に渡って催される京都「祇園祭」は、平安時代に行われた除疫のための祈りが起源と言われています。

調べてみたところ、当時疫病が流行し、八坂神社の主祭神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとして、勅命により全国の国数に準じて鉾66本を立て疫病退散を祈ったことが始まりという一説があるようです。

祇園祭の期間中、その葉が扇に似たことが名前の由来とされている「檜扇」の花を、家や床の間に飾る習慣があるとのこと。

扇としての檜扇は、檜(ひのき)の薄板を重ね合わせた、宮中で装飾品として使用されたもののことで、その後紙製の扇子が現代で一般的に用いられるようになったとされています。


縁起物とされる、扇とひょうたん

扇やひょうたんが縁起物とされていることをご存知の方は多いのではないでしょうか。

 扇は古代、風を送ることで「神や霊を仰ぎ寄せる」と信じられていました。武将が軍扇を持ち軍を
 指揮したのも、神の力によって勝利を祈念したためです。(前述「作品の説明文」)

映画や、昨今ではアニメなど、戦国時代を舞台とした多くの作品にて、戦のシーンで良く見かける扇は必勝祈願だったのですね。

また、" 末広がり "は「将来、未来へ向かって良くなってゆく」という理由から縁起が良いとされ、扇はその末広がりの形状からも、縁起物とされてきたようです。

同じく末広がりの「ひょうたん」も縁起物とされており、良く見ると今回の作品の扇にもひょうたんが描かれています。

今回の作品は、無病息災と幸運を願ったものとしてお送りいただいたものだったのですね。


いかがでしたでしょうか。

今回は、夏祭りのお華をご紹介させていただきました。

皆様も体調を崩されぬよう、残暑に負けずお過ごしください。

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