事業を通じて感じていた、ある違和感
エンジニアとして現場に入り、課題を解決し、プロジェクトが終われば次へ。そのサイクルを繰り返すなかで、私たちはずっとある問いを持ち続けていました。
「自分たちが現場を離れたあと、顧客は本当に変わっているのか。」
顧客からのニーズに応え続けることで、信頼を積み上げてきた一方、「関わった企業が目に見えて変化していく」という手応えは正直なところ薄く、「エンジニアが現場を支えているうちはいい。でも、抜けた途端に元に戻ってしまう」そんな経験を、何度もしてきました。
この問いに向き合うことが、今回の挑戦の出発点となります。
日本企業が抱える「AI導入の壁」
2026年現在、世界のビジネス環境はAIによって急速に塗り替えられています。単なる情報の記録や管理を目的とした従来のソフトウェアの役割は終わりつつあり、AIエージェントが自律的に業務を遂行し、成果を創出する「System of Work(SOW)」の時代が始まっています。
しかし、日本企業の現場を見ると、個人レベルでのAI活用は進んでいても、組織全体への定着は依然として遅れています。その背景には、単なるツールの問題ではなく、深刻な「組織文化・心理的抵抗」があります。「自分の仕事がAIに奪われるのではないか」という不安から、若年層ワーカーの44%が意図的にAI導入を阻害しているというデータもあります。
テクノロジーの問題ではなく、人と組織の問題。ここに手を打たなければ、どれだけ優れたAIツールを導入しても、日本企業の変革は進みません。私たちはこの課題に、正面から向き合うことにしました。
01株式会社との業務提携——かつての仲間と、再び。
2026年6月、ユニサーブ株式会社はITソリューション事業を展開する01株式会社と業務提携契約を締結しました。
※詳細はこちら https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000148305.html
01社代表の髙木さんとは、前職のITベンチャーで60万ユーザー規模の事業を共に作り上げた間柄です。お互いの強みを熟知しており、弱点も知っている。そういう関係だからこそ、今回の提携には強い確信があります。
ユニサーブが持つのは、顧客の現場に深く入り込む技術力と、長年かけて築いてきた信頼関係です。一方、01社が持つのは、特許出願済みの目標達成支援AIエンジン「テンプラス」と、ハイクラスなAIコンサルティングのノウハウ。この二つの力を掛け合わせることで、「AIを使いこなせる組織」へと顧客を変えていく、新しい支援モデルが生まれます。
単なる提携ではありません。将来的な事業統合も見据えた、本気の協業です。
「System of Work」を、日本に根付かせる
私たちが掲げる新コンセプト「System of Work(SOW)」は、AIをただ導入するだけでなく、企業のミッション・ビジョン・バリューと現場の日々の行動を一気通貫でつなぎ、組織全体を変革していくアプローチです。
具体的には、3つのフェーズで顧客企業を変えていきます。
Phase 1:現場参入と基本支援
まず確かな技術力で現場の信頼を獲得します。ユニサーブがこれまで積み上げてきたエンジニアリングの実力が、最も発揮されるフェーズです。表面的なコンサルティングではなく、現場に深く入り込むことで、組織の実態と課題を正確に把握します。
Phase 2:AIの実装と定着
信頼関係を土台に、実務プロセスへのAI導入・自動化を並走しながら進めます。重要なのは「導入すること」ではなく「定着させること」。現場メンバーの不安や抵抗感に寄り添いながら、「AIは怖いものではなく、自分たちの仕事を楽にしてくれる存在だ」という実感を、一人ひとりに持ってもらいます。
Phase 3:自走化と「卒業」
1年以内を目標に、業務をAIと顧客チームに引き継ぎます。私たちが「卒業」を支援できた時、それが最大の成果です。関わり続けることではなく、必要とされなくなることを目指す——この逆説が、私たちの支援の根幹にあります。
エンジニアが、顧客の未来を変える時代へ
ユニサーブは創業以来、「エンジニアが正当に評価され、正当に報われる環境をつくる」という考え方を大切にしてきました。
今回の提携は、その考え方をさらに前進させるものだと捉えています。これからのユニサーブのエンジニアには、単に技術を実装するだけでなく、顧客の組織変革を担う「AIエンジニア・コンサルタント」としての役割が生まれます。技術力をベースに、ビジネス課題を解き、人と組織を変えていく——そんな仕事の広がりを、メンバー全員に体験してほしいと考えています。
世界を舞台に活躍できるフィールドを、一緒につくっていきます。
エンジニアとしての仕事が、広がっていく
ユニサーブは「エンジニアが正当に評価され、報われる環境をつくる」という考え方を、大切にしてきました。
今回の提携を通じて、その考え方の射程が広がります。これからのユニサーブのエンジニアには、技術を実装するだけでなく、顧客の組織が変わっていくプロセスに深く関わる機会が生まれます。技術力を起点に、ビジネス課題を解き、人と組織に変化をもたらす。そういった仕事の面白さを、メンバー全員に経験してほしいと思っています。
一緒に挑戦してくれる方へ
日本企業がAIを本当の意味で使いこなせるようになるためのインフラを、現場の一社一社に届けていくこと。それが、ユニサーブがこれから取り組んでいくことです。
技術力を持ちながら、顧客と真摯に向き合い、「自分の関わりが組織を変えた」という実感を大切にできる方と、この挑戦を進めていきたいと思っています。
ユニサーブの次の一歩を、一緒に踏み出しませんか?