1
/
5

注文住宅の平均価格はいくら?比較時の注意点と価格ごとの特徴を解説

注文住宅の検討中に「用意した予算が適正なのかな」と、悩まれている人はいませんか?
注文住宅の値幅は広いです。「もしかしたら自分が用意した費用では満足できる注文住宅が建てられないかも」と不安になる気持ちもわかります。

不安を抱いた人は、注文住宅の平均価格と比較をしてみましょう。
平均価格と比較をすることで、どのような住まいが建てられるかが見えてきます。注文住宅メーカーと折り合いがつかない人は、平均価格と離れているかもしれません。
そこで今回は、注文住宅を建てる際の平均価格を解説します。比較をする際の注意点と、1,000万円~4,000万円で建てられる注文住宅の特徴も解説をするので参考にしてください。

注文住宅の平均価格はいくら?

注文住宅の平均価格は、フラット35(金融機関が住宅金融支援機構と提携して組まれる全期間固定金利型の住宅ローン)の承認額で確認できます。2020年4月から2021年3月までを集計した結果は次のとおりです。

・全国:3,533万円
・首都圏:3,808万円
・近畿圏:3,741万円
・東海圏:3,606万円
・その他:3,355万円

土地価格は含まれていません。住宅面積の平均は124.4㎡です。「予想していた価格よりも高い」と感じた人は見直しを検討しましょう。

注文住宅の平均価格を比較するときの注意点

平均価格だけで比較すると勘違いをします。比較をするときの注意点を確認しておきましょう。

平均価格は同じ構造で比較をする
注文住宅の価格は構造によって異なります。異なる構造で比較をしないよう注意をしましょう。注文住宅に採用される主な構造は次のとおりです。

・木造:日本で古くから採用されている構造、価格が抑えられる
・鉄骨造:大きな開口部が採用できる構造で木造よりも高額になりやすい
・鉄筋コンクリート造:高い耐久性を実現できる構造で最も価格が高い

同じ模造でも質や構法で価格が異なりますが、価格の比較をするときは同じ構造が基本です。鉄骨造は、木造よりも家の総重量が重くなることから地盤改良の費用も上がります。建てる土地によっては、大きな違いがでるので注意をしましょう。

注文住宅メーカーが提示する価格に含まれる費用を確認
本体価格をホームページ上で紹介している注文住宅メーカーもあります。価格の参考になりますが、含まれている費用に注意が必要です。価格表示方法に決まりがないことから、含まれる費用で間違うこともあります。

・本体工事費
・付帯工事費
・諸費用費

上記のすべてを含めた総額での比較が必要です。本体価格のみを見て相談をしたら、総額に付帯や諸費用が入り金額が上がるといった状況はよく起こります。「安い」だけですぐ飛びつかないようにしましょう。
また、サポート内容も注文住宅メーカーごとに異なります。保証内容、サポート、無料点検期間も含めて考えるべきです。

坪単価も注文住宅メーカーにより算出方法が異なる
坪単価を紹介している注文住宅メーカーもあります。坪単価に関しても、注文住宅メーカーによって含まれる費用が異なるので注意をしましょう。注文住宅メーカーのホームページで紹介される本体価格や坪単価は目安です。
坪単価は「家の本体価格÷坪数(延床面積)」で算出します。本体価格に何が含まれているかが重要です。オプション仕様を充実させることで、坪単価を安く見せる注文住宅メーカーもあります。判断材料として不十分なこともあるので注意をしましょう。

注文住宅における価格ごとの特徴

平均価格を下回っていても、注文住宅で家を建てることはできます。最近はローコスト住宅を提供する注文住宅メーカーも増えました。平均価格の3,533万円に届かなくても大丈夫です。価格ごとの特徴を確認しておきましょう。

・1,000万円代:間取りの自由度が低くシンプルな外観の注文住宅
・2,000万円代:いくつかの希望をかなえられる注文住宅
・3,000万円代:間取りの自由度が高く、多くの希望が取り入れられる注文住宅
・4,000万円以上:邸宅仕様の注文住宅


以上の価格帯における住宅の細かな特徴も見てみましょう。
1,000万円代の注文住宅
ローコスト住宅です。企画住宅が基本になるので自由度が低く、建築基準法をギリギリクリアした住宅性能の住まいが建ちます。デザイン性もシンプルで、メンテナンス費用が高額です。
2,000万円代の注文住宅
何かしらの性能に特化しています。「耐震性」「間取りの自由」「断熱性と気密性」などの中から、優れた性能を実現させることが可能です。何かしらの妥協は必要になるかもしれません。
3,000万円代の注文住宅
多くの希望が取り入れられます。間取りの自由度に加え、おしゃれな外観を手に入れることも可能です。ミドルコスト住宅が建てられます。
4,000万円以上の注文住宅
これくらいかければ邸宅仕様の住宅ができます。オンリーワンのハイコスト住宅が実現します。ただし土地の広さや住まいの階数でも違いがでるので注意をしましょう。
※以上は延床面積100㎡~120㎡の土地に建てる場合の特徴です。

注文住宅の平均価格:まとめ

注文住宅の平均価格について解説をしました。平均価格に足りなくても安心してください。広さにもよりますが、1,000万円代で建てることも可能です。逆に平均価格に近い人は、多くの希望を注文住宅に取り入れることができます。
大切なのは、実際に相談をして間違いのない総額で比較をすることです。より良い注文住宅メーカーに依頼をするための参考にしてください。

お知らせ

建築現場の重要かつ最上流の工程である「現調」の効率化のためののアプリ「GENCHO(β版)」を提供しております。サービスサイトはこちらになります。
https://gencho-kun.jp/

採用について

建築テック界をリードするスタートアップとなるためには多くの仲間が必要です!
現在、エンジニアを募集しております。
是非一度お問い合わせまたはご紹介頂けたら幸いです。

【記事参考サイト】
https://www.jhf.go.jp/about/research/2020.html
https://house.home4u.jp/contents/budget-12-1601
https://sumaiida.com/customhome/contents/kakaku.php
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/uwamonokakaku/

株式会社RTプロジェクト's job postings

Weekly ranking

Show other rankings