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【Members#1】世界を変えるためにチャレンジし続けたい。TRiCERA設立にかける思いとは。

こんにちは。人事の若井です。TRiCERAメンバーのインタビュー第一弾は、やはり代表の井口CEOです!TRiCERAの設立の経緯や、井口さんの今までの経歴、大事にしている考え方などをお伺いしました。井口さんがどんな方なのかお伝えできる記事となっておりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。



ー今日はお時間ありがとうございます!まず最初に、トライセラを設立するに至った経緯を教えていただけますか?

初めまして、株式会社TRiCERA代表取締役の井口です!

私はTRiCERAを設立する前は、NIKEにいました。このNIKE時代に、TRiCERA設立のきっかけとなる二つの大きな出来事がありました。

当時私は、NIKE主催の次世代幹部教育プログラムのメンバーに選ばれて、アメリカのポートランドへ行きました。そこである光景を目にしました。ポートランドの街にも、ポートランドにあるNIKE本社の中にも、たくさんのアートが飾られていて、日本とは全然違った光景が広がっていたんです。日本のアートは、あったとしても、浮世絵や忍者とかそういった類の物ばかり、、。海外に日本の現代アートが全然届いていないと感じました。でもこの時は、海外と日本の違いくらいにしか捉えていませんでした。

しばらくして日本に戻り、NIKEではどうやったらイノベーションが起こせるか、イノベーションが起こせる環境を作っていこうよ、という話があがっていました。この時、周りから出てきていた発言は、教科書に載っているような、どこかで聞いたことのあるような、そんな話ばかりで、正直私が考えていたこととはかけ離れたものでした。イノベーションを起こすにはスタートアップ企業を立ち上げるしかないだろ、このように私は考えていました。当然周りからは白い目で見られました、、。まあ、当時の私は、今思えばかなり尖っていたなと、、(笑)

その後、NIKEのDNA研修というものがあったのですが、そこでNIKEの初期メンバー(おそらく社員ナンバーが30番台あたり)の方の話を聞く機会があったんです。その方の考えがまさしく自分が考えていたことだったんです。


「イノベーションとか言ってる時点で、イノベーションなんか起こせないよ。」


ー井口さんが考えていたことそのものですね。

そうですね。この時、このマインドは大切にしていきたいと思いました。


そして時を同じくして、娘が生まれたんです。二つ目の出来事が、この時の話です。

娘が生まれるまでの数時間ずっと考えていたことがありました。”娘が成人になった時、どうゆう世界を見せたいか” このことをずっと考えていました。そして、娘が生まれた瞬間その答えが出ました。


”こうゆう世界を作りたいという思いに対して、恐れずチャレンジをする。そして、それを実現させる姿を見せたい。”


この時、アートとスタートアップが結びつき、アーティストが海外で販売してくことができる、海外で挑戦できる世界を作っていきたいと思いました。この思いから””創造力に国境なんてない”というVISIONが生まれ、TRiCERAは設立されました。




ーTRiCERA設立の裏には、NIKE時代の経験と娘さんのご誕生が大きく関係していたんですね!NIKEの前はどんなことをされていたんですか?

実は昔、子役で将来は俳優を目指していたんですよ。

ー初耳です、、、!(笑)

あれ、言ってなかったでしたっけ??


--------------この後しばらく子役時代の写真探しが始まりました(笑)-----------------


ー写真は見つかりませんでしたが、話を戻しましょう(笑)かなり本気で俳優は目指していたんですか?

目指していましたね。年間数十回オーディションは受けていたし、最終オーディションの常連組でした。でも同世代にいたのが、今をときめく俳優達で、才能を持った人がたくさんいました。そんな中、少年Hというドラマのオーディションの最終選考まで残ったのですが、落選。親友役も最終まで残ったにも関わらず、落選。最終的に少年Aという役をすることになりました。本当に屈辱で、三日くらい寝込んでしまいました。ここで、私の俳優の夢は終わりました。

この後、何をしようかなと思っていた時、趣味でやっていたパソコンいじりをやったり、単身でいきなりニュージランドへ留学へ行ったりしました。

留学後、日本へ戻ってきて大学へ入学し、社会人になりました。1社目は、音響機器と会社へ入社しました。ここでは、ジェネラリストが求められる環境で、経理からマーケティングなどあらゆるビジネススキルの一定の基礎知識は、この会社で全て教えてもらいました。

その後、リーマンショックの影響などもあり、転職を決意。次の会社は医療機器のシーメンスへ入社しました。実はこの時にNIKEも受けていて、落ちていたんですよ、、。

シーメンスで勤務していくうちに、やはりto Cのビジネスをやりたいという思いが強くなりました。to Bのビジネスもto Bなりの楽しさがありますが、もっと自分達の身近にあるものでビジネスをしていきたいという思いが強くなってきた頃、なんと一度落ちたNIKEからエージェント経由で、もう一度選考を受けないかと連絡がきたんです!しかも同じポジションで!

ーそれはもう運命ですね!

そうですね。運命というか偶然性というか、タイミングが合う時ってあるんですよね。そういったご縁はとても大切にするようにしています。

ーご縁、大切ですね。ここでNIKEにジョインされて、最初にお話に繋がるんですね!

そうですね。NIKEでは、チームで働くということを学びました。今までは、単独行動や、チームと言っても二人くらいで働いていたので、チームとして何かを成し遂げるという経験はNIKEで学びました。そして、NIKEでは、本当に色々な方に出会いました。私のフィロソフィーはNIKE時代に培われたと言っても過言ではないです。


ー色々な経験と出会いがあって、TRiCERAは設立されたんですね。井口さんにとって、アートの一番の魅力は何ですか?


”アートは究極のプロダクトアウト”だと思っています。


必要とされるものを作るマーケットインとは異なり、アーティストが自分の思いを、絵や彫刻などに表現しています。つまり、アーティストの考えや思いの一部を、作品を通して見ることができるのです。アーティストの世界の一部になれる、これがアートの魅力です。

また、マーケットインでは、必要とされるものしか作ることができません。しかしプロダクトアウトであるアートは、私たちの考えや常識を越えた、考えもしなかったものを作り出すことができます。私たちの世界をより豊かにしてくれるのです。

ーアートは究極のプロダクトアウト。そのようにアートを捉えたことがなかったので、とても興味深いです。







ーではここからは、TRiCERAについてもっと詳しく質問させていただきます。まず、TRiCERAが大切にしている価値観はありますか?


TRiCERAが一番大切にしている価値観は、”多様性”です。

現在いる従業員も、国立の美術大学出身者、アートマガジン副編集長、大手物流出身者、マーケティングのノウハウを持つ者など、アートの知見を持つメンバー、これからのアート界に必要な知見を持ったメンバーなど多岐に渡ります。
アートとビジネスの両サイドの知見を備えた人が集まるTRiCERAだからこそ、アート市場をより拡大するための改革を試みることが出来ると考えています。



ー今後グローバル展開をしていくにあたってにも、多様性はとても重要になりそうですね。しかし一方で、多様性が行き過ぎてしまうと、みんながまとまらない、ということが起きる可能性があると思いますが、チームアップにおいて大切なことはなんだと思いますか?

チームアップに一番必要なことは、目標を明らかにすることだと考えています。VISIONの共有は大切ですが、それだけですと解像度が低く、実際になにをすべきか分かりません。実際の行動に落とし込むことができなければ、徐々に認識のずれが起きてしまいます。重要なことは、VISIONがあって、それに対して、自分の目標は何か、チームとしての目標は何か、会社としての目標は何か、2年後の目標は?、10年後の目標は?、と解像度をあげて目標を明確にしていきます。それぞれの目標に対して、各自が行動していけば、自然と一つの目標へ集約されていくと考えています。




ースタートアップで働く上で、持っておかないといけないマインドはなんだと思いますか?

スタートアップで働くということは、まるでジェットコースターに乗っているようなものです。事業が急スピードで進み、上がったり下がったり、様々な障害がどんどん発生していきます。朝令暮改が当たり前の世界です。そのような中でどうやって事業を成功へと導くのか、一番大切なマインドは、


”自分がこの会社を成長させる”という当事者意識をどれだけ持てるか


これが非常に大切です。


スタートアップの特徴のお話をすると、新しいテクノロジーなど新しいことにどんどんチャレンジできるという土壌が常にあるというのは大手にはない部分です。大手では、勢いのまま新しいことを始めるというのはなかなか難しいことが多いです。

スタートアップでは、全てが半年・1年スパンでどんどん変わっていき、自分の成長が目に見てわかります。私自身、TRiCERAを設立してからの経験は本当に濃密で、通常の3倍くらい濃いな、と感じています。



ー本当にそうですよね。私も働いていて、他の同年代の人に比べて、圧倒的に成長をしていると日々感じます!今後、TRiCERAが目指す姿はどのようなものですか?

年間700億円のGMVを作って、時価総額1兆円を超える位の企業に成長させたいですね。我々なら可能だと考えています。ここで重要なことは、TRiCERAが大きくなることが、世の中のアーティストをより支援することに繋がっていくということです。



ー世の中のアーティストのためにもTRiCERAは成長する必要があるのですね。今後のアート市場はどのようになっていくでしょうか?

そうですね。人が人であると言えるために必要なことって何かわかりますか?


人が人である所以は、”文化”です。


今後AIがさらに広がっていった時、機能面のみを求めるのであれば、それはもう機械が行った方が早く正確です。ですが、文化を作ることは人間にしかできないことです。今後AIがさらに広まれば広まるほど、文化へ注目が集まっていくでしょう。アート市場は今後確実に伸びていきます。



ー最後にどんな人にTRiCERAへ来て欲しいですか?

・・・・僕の冗談に笑ってくれる人ですかね、、?(笑)


それは冗談で、一番はVISIONに共感してくれる人ですね!そして、世界を変えることにチャレンジしたい人ですね。失敗は怖くはありません、挑戦したいという気持ちを行動に移せないことが一番許せないことです。常にチャレンジをするマインド持っている人、そんな方と一緒に働きたいです。


井口さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!



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