こんにちは！

ReSTには、エンジニア未経験の状態からスタートを切った社員がいます。今回はその中の一人、前職では飲食業界で接客やマネジメントを経験してきたSさんの未経験からエンジニアデビューを実現するまでをご紹介したいと思います。

未経験からエンジニアに転職したSさんの場合

エンジニアを目指したきっかけ

Sさんは飲食業界で5年以上働き、店舗運営や接客のスペシャリストとして活躍していました。しかし、コロナ禍で外食産業が大きな打撃を受けた際、自身が働く店舗も閉店の危機に直面しました。その経験から、「不安定な環境でも自分の力でキャリアを築けるスキルを身につけたい」と考えるようになりました。

また、飲食店の業務効率化を考える中で、予約管理システムや在庫管理ツールなどのITツールに興味を持ち、「これを自分で作れるようになれば、現場で働く人たちをもっと支えられるのではないか」と思ったのがきっかけでした。

さらに、Sさんには「家族との時間を大切にしたい」との強い思いもありました。飲食業界では、休日が不規則で子どもたちと過ごす時間が限られていたため、働き方を見直すことで家族との時間を増やしたいと考えたのです。

こうして、手に職をつけるため、未経験ながらエンジニアを目指すことを決意します。

入社後の研修期間の過ごし方：業務と研修の両立

はじめに、未経験の場合、約6ヶ月間の研修（eラーニング、講師座学）からスタートとなりますが、研修期間中は研修と平行して主にコールセンター業務に従事していただくこととなります。

エンジニアに求められる能力は技術力に限らず、問題解決能力やコミュニケーション力など多岐にわたります。コールセンター業務はお客様の問題を解決する過程で、必要とされる多くの能力を伸ばすことができるため、技術面以外の研修に適しているのです。

研修期間中のAさんは、コールセンターでアウトバウンドの営業を担当しながら、空いている時間にエンジニアとしてのスキルを磨きました。

Sさんの一日は、始業前、約1時間のeラーニング受講から始まります。

その後、10時からコールセンターでの業務がスタートします。アウトバウンドの営業では、顧客対応や問題解決が求められるため、コミュニケーション力が非常に大事です。エンジニアに必要な「課題解決能力」や「効率的に作業を進める力」は、この仕事でもかなり鍛えられました。日々の対応の中で、エンジニアとしてのスキルに活かせる視点をどんどん吸収していったのです。 「エンジニアになるには、技術的な部分が必要だ」と感じてしまうかもしれませんが、Sさんのようにコールセンターの業務を通して学べるスキルも同じくらい重要となります。

昼休みには、忙しい仕事の合間でも15分だけプログラミングの学習。

20時、Sさんは仕事を終えて帰宅、ここからがエンジニアとしての学びの時間です。夜は約1時間半プログラミングに集中します。

 少しずつ積み重ねていくことで、確実に知識が深まっていきます。最初は全くの初心者だったSさんですが、エンジニアとしてのスキルを磨くため、必ず毎日この時間を確保し学び続けたことで、少しずつ成果を感じることができるようになり、「楽しい」と思える瞬間が増えていったそうです。

エンジニアデビュー後の業務内容と活躍

研修期間を経て、見事、エンジニアデビューしたSさん。現在はWeb開発チームの一員として働いています。配属初期は、先輩エンジニアのサポートを通じて基礎的な技術や業務フローを学ぶことからスタート。最初に任されたのは、既存のWebアプリケーションのバグ修正や機能改善といった比較的シンプルなタスクでした。

デビューから半年が経つ頃には、より大きな役割を任せられるようになり、あるプロジェクトでは新規機能の開発にも挑戦しました。例えば、ユーザーが直感的に操作できるダッシュボード機能の構築では、UIUXデザインを考慮した実装に取り組みました。未経験ながらも、積極的にアイディアを提案し、エンドユーザーの使い勝手を向上させる工夫が評価されています。

さらにSさんは業務の傍ら、オンライン学習や資格取得にも取り組んでおり、最新技術のキャッチアップを欠かしません。現在は、進行中の大規模プロジェクトにも参画し、コードレビューやドキュメント作成などを担当しています。周囲からの信頼も厚く、確実にステップアップしているSさん。未経験というハンデをものともせず、エンジニアとして着実に成長を遂げています。 

Sさんのコメント

「未経験からのスタートで最初は不安だらけでしたが、研修では基礎から丁寧に学べる環境が整っていて、少しづつ自信を持てるようになりました。特に仕事と平行しての学習は大変でしたが、実務での課題を研修内容にも結びつけられるのが大きな強みでした。

失敗も多く経験しましたが、そのたびに先輩方や同期のサポートがあり、1人じゃない、と感じながら成長できたのは心強かったです。

エンジニアとして初めて自身が関わった機能がリリースされた瞬間は、感動と達成感でいっぱいでした。まずはプロジェクトリーダーを目指してこれからも学び続け、より多くの人に価値を届けられるエンジニアになりたいと思っています。」

これからエンジニアを目指す皆さんへ

エンジニアとしての道は決して遠くはありません。

忙しい中でも、少しずつ積み重ねていけば、確実に成長できます。問題解決能力やコミュニケーション力を伸ばすためのコールセンターでの業務と平行して、技術力を学ぶエンジニア研修の時間を確保して学び続けることは大変ですが、モチベーションを維持して、時間の使い方を工夫することで確実にエンジニアデビューを実現することができるのです。

ReSTでは、未経験からでも安心して学びながら成長できる環境を提供しています。挑戦を恐れず、未来に向かって歩み続ける仲間をこれからも全力でサポートしていきます！

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