皆様こんにちは。SYNTHESISの採用担当です。 この記事では、当社代表の武藤にインタビューを行い 会社を設立したきっかけや事業にかける想いを熱く語っていただきました。
武藤 惣一郎 / 代表取締役社長 2005年アクセンチュア入社。戦略グループにて事業戦略立案、営業改革、オペレーション改革、データ・AI活用等の多数のプロジェクトを主導。ビジネスコンサルティングだけでなく、戦略的な構想をシステム化計画に落とし込み、システム開発、業務改革までを一貫して推進。米国留学(ハーバードビジネススクール)、証券プラクティスのアジア太平洋・アフリカ・ラテンアメリカ・中東地区統括マネジングディレクターを経て2023年にSYNTHESISを創業。
強いコンサルティングファームを創り、日本に成長力を取り戻したい ──起業を志した経緯を教えてください。 私は2005年にアクセンチュアに入社しましたが、その時は社員が2000人もいなかったと思います。それが今や2万人を超えるまでに成長して、実に10倍以上の規模になりました。マネジングディレクターになってからは、経営目線でアクセンチュアの成長を牽引すべく尽力していたわけですが、本当にこのまま日本における外資系ビジネスを拡大させるという方向性でよいのか、これが自分のキャリアの終着点でよいのだろうかと疑問を持つようになりました。
特に日本マーケットは外資系コンサルティングファームおよび外資系IT企業の”草刈り場”となっており、軒並み外資系は日本で大きく成長する中で、日系のコンサルティングファーム、IT企業はそこまで勢いがない実情を目の当たりにし、日本の強いコンサルティングファームを創り、日本に成長力を取り戻すことに貢献できないかと考えるようになりました。根底にあるのは日本を元気にしたい、日本に貢献したいという想いですね。もちろん自分だけでは出来ないので、こうした想いを仲間と話すうちに自然と起業する流れになり、実際に起業したという経緯ですね。
──マネジングディレクターのポジションを捨てての起業するというのは、相当な覚悟が必要だったのではないですか。 もちろん不安な部分はありましたし、今でも不安はありますよ(笑)。でもそれが楽しいですね。マネジングディレクターとしても非常に多くを経験できましたし、成長もできたと思います。ただ、自分の場合はもっと現場に出てダイレクトにプロジェクトを手掛けたい、自分でビジネスを立ち上げてヒリヒリ、ワクワクするような体験がしたいという想いが次第に強くなっていきました。まあ、青臭いといえばそれまでですけど、起業しないとそれは出来ないことでしたし、最後は迷いはなかったですね。
──このタイミングで起業されたのには、特別な想いがあるのですね。 そうですね、日本で起業というと、勢いのある若者がするようなイメージがあったりすると思うのですが、私は必ずしもそうではないと思っています。私は40代になりましたが、人生100年時代といわれる中では、実力とネットワークを培った40-50代が立ち上がって起業する流れがもっとあってもいいんじゃないかと思います。アメリカ国勢調査局(U.S. Census Bureau)の調査よると、最も成功する起業家の年齢(創業時)は42歳だったそうです。また、熊本に工場を作った世界的半導体メーカーのTSMCは、創業者が55歳の時に立ち上げた会社ですね。人生いくつからでもチャレンジできるなと。
日本は世界的に見ても大企業に優秀な方々が集中する傾向があると思います。ただ、これからの日本経済を盛り上げるためには、大企業から飛び出して起業し、それを大きく成長させるというスピンアウトの流れを強化していく必要があると思います。そういうことが当たり前になる世の中になってほしい。自分も日本で会社を創って成長させ、世界に羽ばたかせることでそんな流れの一助になれたらとは思っています。
テクノロジーを駆使し、人と社会の新たな未来を創り出す ──SYNTHESISの事業内容について教えてください。 大きく分けて2つ、ビジネスコンサルティングとテクノロジーサービスの事業があります。ビジネスコンサルティングでは会社の中核となる事業の中長期戦略、データ・AI戦略など、私たちのお客様にとって極めて重要な経営アジェンダを支援しています。テクノロジーサービスはシステムの構想立案、要件定義、開発・保守までを一貫して提供します。
当然ビジネスとテクノロジーの両輪を掛け合わせる必要があり、ビジネス戦略を実現するにあたって、どのようなテクノロジーが求められるかをお客様の特性も踏まえて検討していきます。このような局面で特に重要になるのがデータです。データ活用は特に我々が強みを持つ領域です。
私たちはビジネスにおいて実現したいことを描き、それに向けた課題を把握することからコンサルティングを始め、データ、AI、テックプラットフォームといった強みを活かして、その実現に向けた変革をリードし、完遂まで伴走します。
続きは後編です。 後編では、SYNTHESISで働く魅力や人材育成、今後の展望についてお話を聞いていきます。 是非お楽しみに!
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