「迷ったときは飛び込む」。その信念から、営業、ブランディング、マーケティングなど幅広い分野で実績を積み上げてきた、株式会社ORIGINALS代表取締役の藤本敏寛氏。今回の記事では、代表の藤本氏から、会社を立ち上げた経緯やビジョンについて語っていただきました。
藤本敏寛 / 代表取締役
株式会社ORIGINALS代表取締役。専門学校卒業後、美容師になるために上京。営業としてキャリアチェンジした後、美容機器メーカーのEC事業の立ち上げを担う。その経験をもとに2020年に株式会社ORIGINALSを設立。広告配信設計など、企画~計画~販売まで一貫したプロジェクト支援を行う。
――これまでの経歴、プロフィールを教えてください。
小、中、高、専門学校と北海道で過ごし、美容師になるタイミングで上京しました。
中学生の頃から、おしゃれをしたり、髪をいじったりするのが好きで、その中で自然と身近にあった美容師を志したという経歴です。
――美容師として何年ほど勤められましたか?
丸4年ですかね。学生時代を北海道で過ごしたからこそ、トレンドの発祥地である東京に憧れがありましたし、美容師をやるなら「東京」というのは決めていました。
その後、学生時代からの夢だった美容師として海外で働くというのも若いうちに叶えることができましたね。
――美容師として独立の選択肢もある中で、帰国後別の業界に就職されたのはなぜでしょうか。
当時は純粋に稼ぎたいと思っていたからです。漠然と新しいことに挑戦してみたいと心にありましたが、何をするにしてもある程度の資金が必要でした。そこで、手っ取り早く稼ぐためには営業一択と考え、ECサイトを運営支援をしている企業でテレアポをしました。
なぜ、テレアポなのか?は、私自身学生の時、光通信系のテレアポを経験し、生活費もテレアポで稼いでいたからです。
当時学生ではありましたが、獲得実績が社員より良かったり、教育担当としてトークスクリプト作成をしたりしていました。
――そこから転職されていますが、転職先の会社はどの業種でしょうか。
家庭用の脱毛器や美顔器を製造販売する、美容機器のメーカーでした。もともと中国にある会社でしたが、日本法人を設立されて、「さあこれから!」というときにジョインしました。
営業実績のある会社でしたが、ブランディングやマーケティングに関してはこれっきしというなかでECの立ち上げ担当に任命されました。
――入社後すぐECの立ち上げを担当され、当時荷が重いと感じることはありましたか?
もともと、ECサイトを運営する会社でテレアポの経験がありましたので、荷が重いとかはなかったですね。
ECサイトに詳しいという理由で担当者になりましたが、むしろチャンスだと思っていました。
――美容機器メーカーでは何年ほど勤められましたか?
約2年半です。
1年ほど日本でEC担当者として働き、当時メーカーとしても重要な問題となっていた品質管理のために、中国本社で商品の品質を見るようになりました。
――中国本社に勤められてから、再度日本法人に戻られていますがどのような経緯があったのでしょうか?
1年経たないくらいですかね、中国本社での業務は滞りなくこなしていく中、一方で日本支社の業績が悪化し続けていました。「このままでは日本がまずい」と思い、中国本社の社長に「日本を立て直したい」と直訴し、社長からも「藤本なら立て直せるかもしれない」と言っていただき、その後すぐに日本支社の立て直しの責任者となりました。
帰国後、会社を立て直すために当時は無我夢中でした。ブランディングから広告・販売戦略の立案などできることがあるなら全部やる勢いで仕事に熱中していました。その結果、半年もかからないくらいで月の自社ECサイトの売上を100倍にすることができました。
――業績を回復させた立役者だったわけですね。そこからのキャリアはどのようなものですか?
日本支社の立て直しの実績を買われ、雇われ社長という形で広告代理店を起業しました。
販売戦略など、当時日本のメーカーがあまり得意としないブランディングやマーケティングを自分でやれば、大体の売上はつくれるという感触がありました。
インハウスの広告代理店とはいうもののインハウス的なことはあまりできず、外部から案件を取ってくる仕事が中心となり、そのタイミングで一旦フリーランスへ転身しました。
WIN-WINとなるようなGIVE & TAKE関係性を求めて
――再度法人として起業されたのはどのような背景があったのでしょうか?
そもそも、再度起業する意志があったことと、フリーランスとしての活動には限界があることをわかっていたため、自身のタイミングで区切りをつけて改めて起業いたしました。
――ビジョンや会社に込めた想いはありますか?
アダムグラントという作家が書いた「GIVE & TAKE」という本がありまして、俗にいうGIVE & TAKEではなくて、本当の意味での「GIVE & TAKE」が書かれています。
その本を端的に伝えると、「より多くのものを与えた人が一番富を得る」ということです。自己犠牲のGIVE ではなくて、本当の意味でのWIN-WINとなるようなGIVE 。新たな仕事をつくり、その人と一緒に多くを稼いで自分も富を得るというのが私の理想とするビジネスのコミュニティです。
同じ作家の「ORIGINALS」という本があり、そこでは0から1をつくった人がORIGINALSではなく、1から100の部分である世の中に多くの認知を取れることがORIGINALであるというようなことも書かれています。エジソンやジョブズなどが良い例です。
もともとあったサービスに付加価値をつけたり、別の視点からサービス改良をしたりと、ORIGINALSの考えに感銘を受けて、自分の人生でも体現してみたいというのがビジョンでもあり会社設立に込めた想いです。身の回りの人や仕事を通じてかかわった人が儲けられる仕組みづくりを提供し、そして自分自身も儲かる。そしたら、みんな幸せになる。そんなWIN-WINな関係を目指したいと思っています。
――最後に譲れない価値観などありましたら教えてください。
『やった後悔よりやらない後悔の方が大きい』
何か迷ったときは、やらないではなく、迷ったときは飛び込む。
人にきっかけをいただいていろいろやってきたので。人生観としてあるかもしれないですね。