こんにちは!株式会社THE RICH 執行役員CBO兼開発責任者/Co-Founder の今井です。
本日は、「SILK THE RICH」のシャンプー・トリートメントについて詳しくご紹介します。
・「SILK THE RICH」が生まれた背景
・こだわりポイント
・今後の事業展望
についてお話してまいりますので、「成長中のブランドやスタートアップに興味のある方」や「市場を広げていく挑戦がしたい方」はぜひ最後までご覧ください。
「SILK THE RICH」が生まれた背景
「SILK THE RICH」は、株式会社THE RICHの想いを体現するブランドとして誕生しました。
株式会社The Richという社名は、「豊かさ」という意味と「ブリッジ(架け橋)」を掛け合わせて、「豊かさの架け橋となる会社になりたい」という想いを込めて名付けられたものです。
このような社名に込められた想いを体現するために生まれたのが、シルクを使ったヘアケア製品を展開する「SILK THE RICH」です。
ーなぜシルクに着目したのか
その背景には、私や代表の三浦を含む共同創業メンバーが、養蚕業の盛んな長野県出身であることが関係しています。私自身、曾祖父から「シルクを洗うと手が綺麗になる」という話をよく聞いていましたし、三浦の曾祖母は製糸工場で働いていていたので、シルクがとても身近な環境で育ちました。
実際にシルクは、アミノ酸とタンパク質といった人の髪や肌とほぼ同じ成分でできており、シルクの繊維は人工的に再現することのできない、お蚕様だけが生み出せる特別なものです。
また、最近では、衣類や美容だけでなく、医療やシルクを活用したプラスチックの開発など、多くの可能性を秘めた成分として注目を集めています。
このようなシルクの持つ可能性に惹かれたのが着目したきっかけです。
市場の状況
SILK THE RICHが誕生した当初、シルクの化粧品を作っている企業は既に存在していました。しかし、多くの企業は蚕から育てるなど品質にこだわりを持つ反面、高価になってしまったり、マーケティングの面での課題があり、世の中に広まりにくい状況でした。
このような市場の状況を踏まえ、SILK THE RICHは、シルクの良さをもっと多くの人に伝えるためには、「シルクが良い」と言うだけではだめだと考えました。そこで、ビューティーブランドとして、使用感や細部までこだわりを詰め込み、100の工夫のうち1つでも気づき、魅力を感じてもらえるような仕掛けを様々なポイントに施したんです。
その上で、すべての製品にシルクを取り入れることで、「シルクって本当に良いものなんだ」と自然に実感してもらえるような設計をしています。
SILK THE RICHのこだわっているポイント
「驚き」「品質」「香り」という3つの要素に着目しています。
ー驚き
お客様が製品を選ぶ際、エビデンスや研究結果は、一つの安心材料にはなるものの、良いものが世の中に溢れる中で、それだけでは判断できないと考えていて。SILK THE RICHは、お客様自身が使って実感できる使用感の良さなど、「驚き」を感じられるポイントを大切にしています。
その一つが「逆さボトル」です。SILK THE RICHのボトルは逆さになっていますが、見た目が珍しいという理由でこの形にしたわけではありません。
開発していくうちに、バルク(液体)の粘土がとても高くなったため、ポンプ式容器では何度も実験を繰り返すうちに壊れてしまったんです。
そこで、開発されたのが逆さボトル。スクイズ性を持たせることで、壊れることなく簡単に押し出せるようになりました。
また、「スタイリッシュな見た目」もこだわった部分です。
男女問わず使える、インテリアにも馴染みやすいデザインにすることで、使うたびに気分が上がるような体験を提供できると考えています。
また、インパクトのある香り、美容成分たっぷりの濃厚な液体、シャンプー時の滑らかな洗い心地、仕上がりの指通りの良さ、翌朝の髪の状態や香り残り等数多くの「驚き」を詰め込みました。
ー香り
シャンプーやトリートメントは洗い流すものなので、基本的に多くのメーカー様は香りにコストをかけません。その中で、SILK THE RICHでは、「香り」に徹底的にこだわり、ラグジュアリーブランドに限りなく近い成分を沢山使用しています。
トップの香りだけでなく、奥深い中毒性のある香りを目指し、薄っぺらさを感じない調香にこだわりました。また、香料の配合率も一般的な他社製品の倍以上。香りが苦手な方には強く感じられるかもしれませんが、流した後も香水を纏っているかのような香りを楽しめます。
香料について詳しい方からは 「天然香料ではなく合成香料じゃないか」 と指摘を受けることもあるかもしれません。しかし、商品化するに当たって、合成香料は安定性が高く、安全性の管理もしやすいというメリットがあり、SILK THE RICHでは合成香料を使用しています。
というのも、天然香料は合成香料に比べて安定性が低く、品質を保ちにくいといったデメリットもあるんです。また、天然香料だからといって必ずしも肌に優しいとは限らず、アレルギーやかゆみ、腫れを引き起こしてしまうこともあります。
「合成=悪い」と思われがちですが、実際にはエビデンスの取れた研究結果もありません。その上で、SILK THE RICHでは、合成香料を選択し、商品の安定性を追求しています。
ー品質
品質にももちろんこだわっています。
その中でも特に特徴的なのは、以下の3点です。
・バルクのテクスチャーと泡立ちの滑らかさ
・保湿クリームのようなトリートメント
・ドライヤー時間の短縮と翌朝のまとまり
まず一つ目の「バルクのテクスチャーと泡立ちの滑らかさ」について。SILK THE RICHのシャンプーは、泡立ちが良いと評判ですが、これは泡が沢山立つということではありません。「シルキーホイップ」と呼んでいるきめ細かくて滑らかな泡が摩擦を軽減し、優しく髪を洗うことができるんです。
また、シャンプーを流した後、トリートメントなしでも髪がツルツルになる点も特長の一つです。これは「ラウロイル加水分解シルクNa」というシルクの持つ洗浄成分によるもので、洗いながら補修もできるのが大きな魅力です。
次に二つ目の「保湿クリームのようなトリートメント」について。トリートメントは、保湿クリームのようにこってりとした テクスチャーで、コンディショナーというより ヘアマスクに近いイメージで作っています。
SILK THE RICHではヘアオイルも展開していますが、「シャンプーとトリートメントだけで、ヘアオイルがなくても十分な仕上がり」を目指して0.0004%の成分構成やバルクを分子レベルまで拘り、開発しました。
最後に三つ目の「ドライヤー時間の短縮と翌朝のまとまり」についてです。シルク成分には、絡まりや摩擦を軽減する効果があり、髪の絡まりや摩擦が少ないことで、ドライヤー時間が短くなるんです。
また、うねりの抑制や翌朝の寝癖がつきにくくなるという効果もあり、お客様からは「朝寝坊できるシャンプーじゃん!」 という声もいただいています。
SILK THE RICHが選ばれる理由
世の中に良いシャンプーやトリートメントが沢山存在する中で、SILK THE RICHが選ばれる理由は、「香り」と「使用感」の両立を実現している点だと思いますね。
市場を見渡してみると、香りの満足度が高いもの、使用感が良いもの、それぞれの長所を持つ製品はありますが、二つを兼ね備えたシャンプーはこれまであまりなかったと感じています。
また、「高級なのは“価格”ではなく“品質”」「本当に良いものを多くの人に使ってもらわなければ意味がない」と言う考えから、シルク製品が高級なイメージを持たれている中で、「見た目や成分は高級でありながら、より多くの人に手に取ってもらいやすい価格帯」を目指しました。
一人でも多くの人にSILK THE RICHの良さを知ってもらうために、コスト削減を徹底。削減できる部分は見直しながらも、品質には妥協せず、大量発注による原価低減などの工夫をしています。
お客様の声
20代女性:
仕事柄多くの美容商材と出会いますが、こんなに髪がツルツル、ツヤツヤ、サラサラなのは初めてです。ベタつきやすい頭皮もベタつかず、カラー、パーマのもちもよく、寝癖がほとんどつかないのでビックリ。サロン専売品を一通り試しましたがこれといったものがなく、やっと使い続けたい商品に出会えました。ボトルが持ち運びに便利で旅行にも絶対持っていきます。
20代女性:
すごくこってりとしたテクスチャーで髪にたっぷりと潤いを補給してくれて、重たすぎずちょうど良い保湿力と驚くほどに指通りが良く、まとまる髪にしてくれます。
ドライヤーの後も香り続けるゴールデンペアー&フリージアの香りがすごく良くて気に入ってます。
30代男性:
乾燥肌ですが頭皮、毛髪の保湿感が感じられ、悩まされていたフケも出なくなりました。毛が細く猫っ毛な僕でも根元がヘタらずハリコシを感じられます。広がりやすい毛先はまとまるので凄いです。後は、何より香りがめちゃくちゃいいです。
今後の事業展望
現在、SILK THE RICHは ヘアケアブランドとしての認知が広がっており、直近の3年間くらいはヘアケアに力を入れ、国内外へ展開します。
香りの良さと使用感満足度の高さから、商品化希望のお声が多いボディーソープやその他インバス・アウトバス製品の開発も進めつつお客様と対話しながら製品の展開を進めていくことを考えております。
また、開発には時間を要する為、原料開発やシルクの良さを活かしたスキンケア製品や様々な製品の開発も行っていきたいと思っております。
その後、3年目以降は、シルクの新たな可能性を追求していきたいと考えていて。例えば、「腎臓テック」と言われる、シルクの水溶液を飲むことで腎臓病のケアができる、という研究が進んでいます。腎臓を治療する薬は世界的にもまだ確立されていない中で、腎臓病で悩む多くの人々のために、シルクの特性を活かした製品の開発にも取り組んでいきたいと考えています。
さらに、10年単位の長期的な展望としては、シルクプラスチックの開発など、SDGsや地球のために貢献できるような開発も視野に入れています。
研究開発には多くの資金と時間がかかることは理解していますが、地球環境や人々のために何ができるのか考え、シルクの可能性を最大化させていきたいですね。