Zettajoule株式会社|高温ガス炉社会実装を目指して
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Zettajoule株式会社は、次世代原子力システムの設計・開発を担う米国本社 ZettaJoule Inc. の日本法人として2023年12月に設立されました。本社は東京都千代田区大手町にあり、CEOは下藤充生氏です。親会社である米国法人は2023年8月に設立され、現在メリーランド州ロックビルに拠点を置き、今後はテキサスへの本社移転を予定しています。
弊社は、日本が世界に誇る高温ガス炉(HTGR)技術をさらに発展させ、世界標準となるクリーンエネルギーソリューションへと高めていくことを目指しています。発電のみならず、水素やアンモニア・メタノール、持続可能な航空燃料(SAF)、地域暖房、海水淡水化など幅広い用途を持つHTGRを軸に、産業界やビッグテック、エネルギー企業からも高い関心を集めています。
▼世界トップレベルのチーム体制
Zettajouleには、世界初となるHTGRのグローバルフリート展開を目指し、各国からエネルギー分野を代表する専門家やビジネスリーダーが結集しています。
▼40年以上の実績:國富一彦氏の経歴
國富氏は、日本の高温ガス炉研究開発をけん引してきた第一人者であり、JAEAにおいて40年以上研究開発をリードしてきました。高速炉・新型炉研究開発部門の副部門長を務めるなど、日本における原子力研究の中心人物として知られています。
下藤氏の掲げる「スタートアップだからこそ成し遂げられる高温ガス炉の社会実装」というビジョンに共感し、Zettajouleに参画。JAEA時代には実現できなかった社会実装フェーズに挑戦できると確信したことが転機となりました。現在は、設計や技術面で中心的な役割を担い、国際的な仲間と共に事業を推進しています。
▼今後の展望
Zettajouleは、國富氏をはじめとする各分野の第一人者が集まる強力な体制のもと、世界初となるHTGRの大規模展開を目指しています。脱炭素社会の実現に向けて、安全で持続可能なエネルギー供給を確立し、エネルギー安全保障にも大きく貢献していくことをミッションとしています。