株式会社RESORT CROSSは、リゾート人材派遣を起点に、地方の人手不足や宿泊施設の経営課題、さらには住み込み寮の不動産ソリューションや事業承継まで、観光産業全体の課題解決に取り組んでいます。従来の派遣の枠組みを超えて顧客の事業パートナーとして伴走し、日本の観光インフラを再構築していくことを目指しています。
今回は、2030年の上場に向けて第二創業期を迎える代表取締役の鈴木さんにインタビューを実施。
新卒でブライダル大手のエスクリに入社後、即決営業の現場で成果を重ね、ジブラルタ生命では10年間破られなかった関西ルーキー記録を更新。その後、株式会社Hajimariにて新規事業の事業部長(GM)として組織を牽引してきた鈴木さん。これまでのキャリアの原点や、リゾート派遣業界における新たな取り組み、そして「関わるメンバーの市場価値を最大化させる」という揺るぎない組織美学まで、存分に語っていただきました。
鈴木 郁也 / 代表取締役
大阪府出身。大学卒業後、2015年に株式会社エスクリへ新卒入社。副支配人兼新規営業リーダーとして活躍。その後、ジブラルタ生命保険株式会社へ転職し、10年間破られていなかった関西ルーキー記録を更新。2019年より株式会社Hajimariへジョインし、新規事業「人事プロパートナーズ」の事業部長(GM)として急成長を牽引。現在、株式会社RESORT CROSSの代表取締役として、観光業の課題解決と組織の成長に挑む。趣味はゴルフと華道(草月流)。
2時間の接客で意思決定を導く即決営業。営業のロジックを叩き込まれたファーストキャリア
──鈴木さんはブライダル、外資系保険、スタートアップと多様なキャリアで成果を出されていますが、ご自身の営業力の原点はどこにあるのでしょうか?
実は、私の営業としてのマインドや技術、そして人材育成の軸になっている部分の9割以上は、新卒で入社したブライダル企業(エスクリ)時代に集約されているんです。
ブライダルでの新規営業は、式場見学に来られた新郎新婦をご案内し、その日のうちに納得してご決断いただく「即決営業」の世界でした。接客時間は実質2時間ほど。その短い時間の中で、相手が1件目の見学なのか3件目なのかを見極め、自社の魅力を伝え、日程の付加価値を提示し、予算感をすり合わせるという高度なロジックの組み立てが求められました。
さらに、目の前のお客さまは一人ではなく二人。新郎と新婦のどちらに決定権があるのか、属性やタイプを瞬時に見抜き、断りの言葉が出てきてからどうやって本音を引き出すか。この極限状態での2時間を通じて、「制約から逆算してトークを組み立てるロジック」と「即決に導く営業の基礎」が徹底的に叩き込まれました。
──営業として圧倒的な実績を残された一方で、マネジメントでは大きな壁にもぶつかられたとお聞きしました。
そうなんです。同じ1社目で大きな挫折も経験しています。20代前半で副支配人に抜擢され、部下を育成する立場になったのですが、当時のマネジメントの知識も未熟で。「なぜ自分と同じように成果が出ないのか」と焦るあまり、部下とうまくコミュニケーションが取れなくなったり、支配人から叱られたりしたこともあります。
プレイヤーとして数字を出すことと、組織として人を育てることは全く別物。その苦い挫折があったからこそ、「マネジメントを体系的に学び、人の強みを活かすリーダーにならなければ全員が不幸になる」と痛感しました。
──その後、外資系保険会社のジブラルタ生命へ転職された理由と、当時の実績を教えてください。
当時、「自分はまずはプレイヤーとしてもっと圧倒的に成長しなければいけない」と感じていたため、歩合制の厳しい保険営業の世界へ挑戦しました。
そこでは10年間破られなかった関西ルーキー記録を更新する実績を残すことができました。何か特別な手法を使ったというよりは、1社目で叩き込まれた営業マインドとロジックの汎用性を証明できた感覚でしたね。商材が変わっても成果を出せたことで「営業の再現性」への確信が得られた一方で、個人として物を売るプレイヤーにとどまらず、よりビジネスの構造や事業づくりそのものを学べるBtoBやベンチャーの世界へ挑みたいという、次への強い原動力にもなりました。
人材派遣で終わらせない。商流の最上流で「観光業の未来」に伴走する
──その後、Hajimari社での事業部長(GM)を経て、あえて観光業・リゾート人材支援の領域でRESORT CROSSを共同創業されたのはなぜですか?
大きく分けると「商流の近さ」という潜在的な想いと、「共同創業者の白井との出会い・市場の可能性」という理由があります。
商流に関しては個人的な話ですが、私はビジネスを展開する上で、自分が提供する価値が最終的に社会や生活者に届く「商流の近さ」を感じられる方が、個人としてすごく嬉しいし、ワクワクするんですよね。間接的な支援というより、顧客の事業にダイレクトに介在し、さらには働くスタッフの人生が変わる瞬間に直接立ち会える領域の方が圧倒的に好きなんです。観光業はまさに、BtoBでありながらBtoCの感動や変化に最も近い最上流のビジネスでした。
そしてもう一つ、日本の数ある産業の中で、観光業は世界に対して誇れる圧倒的な成長産業であり、支援する価値が極めて高い領域です。取締役の白井と出会い、彼が持つ17年の業界知見と私の事業構築力を掛け合わせれば、勝てる確信がありました。
──既存のリゾートバイト派遣業界に対して、どのような課題感を感じていたのでしょうか?
従来の派遣ビジネスは、既存の枠組みの中で人材をアサインしマッチングを完結させるモデルが一般的です。それも一つの成立したビジネスモデルですが、私たちが目指しているのは「人材派遣」の枠を超えた課題解決です。
例えば、地方の観光地や宿泊施設には、素晴らしい魅力とポテンシャルがあるにもかかわらず、「社員寮がないからそもそもスタッフを受け入れられない」「繁忙期の採用手法がわからない」「離職率が高く定着しない」といった経営課題が山積みになっています。
私たちは派遣をゴールにするのではなく、顧客の未来に深く伴走するパートナーでありたい。寮がないなら不動産の観点から寮の確保や開発までサポートする。将来的には、施設の運営受託や事業承継、さらには農業や水産業といった地域の一次産業への人材送出、行政と連携した「移住体験」の仕組みづくりまで踏み込んでいきます。限られた市場でのパイの奪い合いではなく、観光業界全体のパイそのものを広げ、インフラをアップデートしていくのが私たちの目指す姿です。
「営業」で終わるな。「事業をつくる力」を身につけ、個人の市場価値を最大化せよ
──RESORT CROSSで働くメンバーに対して、鈴木代表はどのようなスタンスで向き合っていらっしゃいますか?
私の強い想いとして、「RESORT CROSSに関わってくれたメンバーが、どこに行っても通用する圧倒的な市場価値を身につけてほしい」というものがあります。これは共同創業者の白井とも深く共鳴している組織の根幹となる思想です。
若い頃の自分もそうでしたが、社会人になると目先の業務やノルマに追われ、「自分のキャリアをどう築くか」「どう市場価値を上げるか」を見失いがちです。しかし、20代から30代にかけて「他社や異業界に行っても圧倒的に通用する実力」を身につけておかなければ、将来選択肢が狭まってしまう可能性もあります。
だからこそ、うちのメンバーには言われた仕事をこなす「コーディネーター」や「営業」で終わってほしくありません。クライアントである宿泊施設の経営者と対話し、本質的な経営課題を引き出してソリューションを提案できる力を養ってもらいます。
──具体的に、どのような経験を通じてメンバーの市場価値が高まるのでしょうか?
営業として成果を出すのはスタートラインに過ぎません。出た成果を「仕組み」に落とし込んで組織に還元する、新しい施策のプロジェクトマネージャー(PM)として動く、新規事業の責任者としてエリアを統括する──。そういった「事業づくり」や「組織づくり」の打席を次々と渡していきます。
実際、Hajimari時代にも、別の部署で伸び悩んでいたメンバーの強みを見極めて役割と配置を変えたところ、全社トップの数字を叩き出す大化けをした経験があります。人は自分の一番活躍できる環境に身を置き、強みを磨き切ることで爆発的に成長します。
RESORT CROSSは、年功序列の固定概念を捨て、個人の強みを最大化させる「プロジェクト文化」の組織です。単に商材を売る営業ではなく、マーケティングや事業管理、組織マネジメントまで幅広く触れることで、どこに行っても引っ張りだこになる「本物のビジネス戦闘力」が身につく環境を約束します。
2030年上場へ。個人の「夢とワクワク」を乗せて、ともに新しい景色を見に行こう
──今後の事業展開と、鈴木代表自身が楽しみにされている未来について教えてください。
私たちは今後、5年で売上100億円を達成し、2030年の株式上場(80名規模)を目指して突き進んでいきます。
もちろん、従来の派遣ビジネスモデルの延長だけでは上場も時価総額の極大化も実現できません。だからこそ、人材を強固な土台としながら、宿泊施設の運営受託、不動産開発、さらには自社独自の「観光ブランド」の立ち上げなど、新しいチャレンジを次々と仕掛けていきます。変化を恐れず、常に事業領域を広げていくプロセスそのものが、私自身にとってもたまらなく刺激的でワクワクする部分ですね。
──最後に、これからRESORT CROSSに挑戦したいと考えている未来の仲間へメッセージをお願いします!
私は、「自分個人の夢やワクワクを持っている人」と一緒に仕事がしたいと思っています。
漫画『ONE PIECE』のルフィの船に乗る仲間たちのように、全員が「海賊王」を目指す必要はありません。「世界一の剣豪になりたい」「オールブルーを見たい」といった、自分自身の軸や目標、叶えたい未来を持っていることが重要です。
「今の環境で決まったKPIをこなす毎日に焦りを感じている」「もっとヒリつく環境で自分の力を試したい」「観光業が好きだけど、さらに一歩踏み込んだ課題解決がしたい」──そんな想いを抱えているなら、ぜひ私たちの船に乗ってほしい。
RESORT CROSSという圧倒的な成長環境を使い倒し、自分の個人の夢も、会社のビジョンも、最短距離で同時に叶えていきましょう。あなたからの挑戦を、心から待っています。
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