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地域との連携を通して相談者との「橋渡し役」を担いたい【Interview / 鈴木ひかり】

『望まない孤独をなくす』というミッションを実現すべく、相談者さんを行政や他団体へと支援のつながりを構築する地域連携コーディネーターとして活躍されている鈴木ひかりさんにインタビュー。これまで地方自治体や行政との関係を構築し、東京都多摩市や品川区との連携協定を結んできたひかりさんです。当初はひかりさん一人で外部連携の仕組み作りから担っていたので非常に苦労したそうです。入職3年目になった彼女がこれまで歩んできた道、そして今後の挑戦についてお伺いしました。

ひかりさんが、あなたのいばしょへ入職を決めた理由を教えてください。

私は前職で不登校特例校にて教職員をしていました。地域の学校で不登校だった子が集まり、集団生活をする学校です。こどもたちと1日の行動を共にし、不安な気持ちの時に一緒に過ごしたり、授業を一緒に受けたり、休み時間などに一緒に遊んだりする仕事をしていました。
「こどもの心を守る仕事がしたい」との思いから前職に就きましたが、学校教育現場ではできることに限界がありました。あなたのいばしょではたくさんの人の声をきき、適切な支援の窓口につないで、より多くの人の役に立てるかも、と思ったため応募を決めました。
学校でできる支援の一歩先の支援をしたいと思い、転職を決意し、あなたのいばしょへの入職を決めました。

入職の決め手はやはり人でした。
丁寧なメールの対応と、細かい質問にも一つ一つ答えてくださったので安心して働くことができる、と思ったことが入職を決めたポイントです。
また、理事長のインタビュー記事で、「死んでもいいけど、死んじゃだめ」といった言葉や、相談窓口のことを「最後の砦」と表現しており、そうした考えに心を動かされたのも大きな理由です。

現在の仕事内容について教えてください。

地域連携コーディネーターは、相談者と行政、あなたのいばしょと行政・他の団体をつなぐ仕事です。

・相談者を児童相談所や警察、外務省などの支援窓口につなぎ支援を行う
・行政・他の団体との連携の推進、新規開拓
・あなたのいばしょチャット相談の地域への周知活動・啓発活動

標準的な一日の流れを教えてください

9:00  出社 掃除、メールチェック
10:00 相談者のつなぎ先に進捗確認の電話や、プロジェクトの進捗確認など
12:00 お昼休憩
13:00 社内MTG
15:00 連携についての社外MTG
17:00 お問合せフォーム・メールチェック
18:00 退勤
※適宜電話対応

この仕事をしていて一番やりがいを感じた瞬間、感動したエピソードを教えてください。

つなぎ支援を行った相談者から「あなたがつないでくれたおかげで」という言葉や、さまざまな状況からつなぐことが難しかったとしても、「ここまで一緒に考えてくれてありがとう」といった言葉をもらえたとき、かけがえのない仕事だと実感できます。

また、つなぎ先からも「あなたのいばしょが繋いでくれたから早期対応につながった」とお言葉をいただくこともあります。

ひとりの人生に影響を与え、それがいい方向に進む、支援者といえば上から目線に聞こえますが、本当にやっててよかったと思います。

入社してギャップを感じたポイント、大変だったことを教えてください。

私はあまり行政とのやり取りをしたことがなかったので、行政特有の形式のある枠組みの中でどう立ち回るのがいいか、試行錯誤でした。

まずは私たちのことを信用してもらって、情報交換などの連携をさせてもらう関係性作りに苦労しました・・・。しかし、今は法人の知名度が上がってきたこともあり、信頼関係が築きやすくなっている事を実感しています。

地域連携コーディネーターに向いている人、向いていない人とは?

いろいろな行政とやり取りをするので、それが苦にならない人がいいです。

一つのことをずっとするのが苦手な人や、コミュニケーションをとってプロジェクトを進める方が好きな人は楽しいと思います。
ひとりで黙々作業が好きな人にはつらい仕事かもしれません。

この仕事を他の人にオススメするなら、どの点をアピールしますか?

まだまだ成長途中の法人です、それを行政に自分の手で広めていけることがとてもうれしいです。また、地域連携コーディネーター職は人数が少ないので、自分たちでいろんなことを考えて提案する余白があります。こうしたらいのに・こういう仕組みが必要だ、と思ったら形にできる土壌があります。

最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。

こんにちは!地域連携コーディネーターの鈴木ひかりと申します。
様々な行政との関わりが増えてきました!抱えきれなくなる前に、ぜひあなたの力を貸してください。
行政の方から依頼がくることもありますし、自分がここと連携したい!と思うところには、こちらからアプローチできる環境があります。
私もあなたが連携したい自治体と連携するために、やりたいプロジェクトのために、全力で施策を考えたいと思います!
大丈夫です、ひとつひとつ一緒に進めていきましょう。

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