ーSMM部門の取締役三木さんと採用担当酒匂さんが、日頃はあまりオープンにしていない“採用活動”について語ってくれました。
※SMM:ソーシャルメディアマーケティング
01|「未来を語るのは重要。でももっと候補者の立場ベースで求めている情報を伝えていかないといけない。」
酒匂:
今日はお時間いただいてありがとうございます。
候補者の方が入社を決めるにあたり、現場も採用担当もその説明する役割の重要性は大きいと思っていて、
改めて考えを伺いたいなと思いお時間を貰いました!
候補者の方にも期待感を持って入ってきてもらうためにもビジョナリーで赤裸々に、かつ正確な情報の伝え方を磨いて行かないといけないなと日々思っています。
三木:
シンプルに「課題だらけです!」とだけ聞いたら、ちょっと重い会社やもんな(笑)。
でも思うに、ビジョンの話はもちろん重要だけど、果たしてそれが候補者の方が本当に求めている情報なのかは考えないといけないと感じるな。
実際は、「プランナーがどういう仕事でどのくらいのボリュームで、1人あたりどのくらい案件を持っていて、チーム構成がどうなっているかとかの実務をどれだけイメージさせられるのか。」
まずはそういう実務ベースが知りたいことだと思うし、その理解と説明をきちんとしたうえで、未来とかキャリアを提示した方が刺さるんちゃうかな。
酒匂:
そうですね。今回の時間は、業務説明や未来の話よりも先に最も根幹にある採用思想や実情について一緒に話して、候補者の方にバズの考え方について知っていただけたらと思っています!
02|改めてどんな人に来てほしいんだっけ?
酒匂:
改めて「どんな人に来てほしいのか」を、もう少し言語化するとどうなりますかね。
三木:
まず大前提として、受け身の人にはだいぶしんどい会社やと思うな。「言われたことだけやります」タイプの人は、たぶん合わないね。
むしろ整ってないけど「新しい風として会社を一緒に作っていく」くらいの感覚でいてくれる人に来てほしいと思っている。
酒匂:
「役職や部署に縛られず。」ということがとても大事ですよね。
三木:
そうそう。 うちは役職とか部署のしがらみがあんまりないやん。
だから「仲間」として、一緒に会社を創っていくイメージでいてほしい。
採用するときも「これやってください。これがあなたのミッションです。」って一見分かりやすいかもしれないけど、そういうことじゃないんだよね。
しかもそれってなんか上から目線じゃん(笑)
何かをこちらから求めるよりも真っ白なキャンパスの中で、「こういう提案が刺さるんじゃないか」とか「こういうメディア面白いんじゃないか」とか自分の考えを大事にして、垣根を越えて創り上げていく人が欲しい。
それが楽しいし、バズらしさなんじゃないかな。
これまでも新しい事業とか沢山立ち上がってきたけど、本来自分の役割だけ考えてたら別に提言しなくても良かったりもするじゃん。
でもそんな中でも「良いと思ったことを率直にアイデア出しして進めていける」のが良いところだし、失いたくないカルチャーでもあるね。
酒匂:
たしかにJJ会議や子会社の立ち上げとかも多いですし、「新しい事業やメディアを立ち上げる」とか、「20代でも任されている」みたいな話は、候補者の方もよく興味持ってくれます!
三木:
うん。受け身の人にはきついけど、「仕事ちゃんと頑張りたい」って人にとっては、すごく楽しいと思うで。
03|数字へのコミットだけじゃない、「信頼の積み重ね」
酒匂:
よくバズで活躍している人ってどんな人ですかって聞かれるんですけど、もう少しプランナーに特化した形で、三木さんがこれまで見てきて感じるプランナーとして必要なスキルって何ですか?
三木:
もちろん数字へのコミットは大事やで。でもそれだけじゃないな。
酒匂:
どんな要素が大事でしょうか?
三木:
その前に酒匂君の友達を誰か思い浮かべてみて。質問だけど、なんでその友達と一緒にいるの?
酒匂:
一緒にいる理由ですか...。別にないですね...。
三木:
そういうこと。別に理由なんてないんだよね。
テクニックとかじゃなくて結局人と人の繋がりが大事で、だからこそ日頃のやり取りとかその人らしさを存分に発揮してほしい。
その日々のやり取りを通して「信頼を積み上げられる」ことが営業として最も重要。
人として誠実とか、求められたことにちゃんと応えるのは当たり前で、そのうえでプラスアルファ出せる人。
お客様が困ったときに、ちゃんと調べて提案してあげるとか、
「この人に任せておけば大丈夫」って思ってもらえる時間をどれだけ積み重ねられるか。
営業って、結局そこなんだよね。
酒匂:
バズの社員ってどうなんですか?
三木:
この前、クライアントの方が来たときに、バズの営業担当の名前出して、「私〇〇さんのファンなんです!」って言ってくれていたのを聞いたんだよね。
プロダクト力の差とかじゃなくて、仕事上の縁がどこかで切れたとしてもふと思い出してあの人に相談しようとか、話を聞こうと思ってもらえる人でいること。
バズのトッププランナーはそこに唯一無二の強さがある。
実際に今度なんでバズ選んでくれたんですかってクライアントに聞いてみて。
結局は最後の一押しって結局その人自身の魅力だったりするのよ。(笑)
酒匂:
確かに。困ったときに真っ先に思い浮かぶ人になることが重要なんですね。
三木:
だからこそ小手先のスキルとかよりも「信頼を積み重ねられる人」であってほしい。
世の中はどんどん効率化されてきているけど、そんなことばっかりしてたら「ではあなた要らないのでAIにやってもらいますね」ってなる。
成果を出しているプランナーはそういう「自分」の売り込み方とかが圧倒的に上手いんだよね。
だから冷たい言い方とかじゃなくて今後入社してくれる方も「あなたらしく磨いていってください」って感じかな。
04|メッセージはあえて「一緒にしない」。
酒匂:
三木さんが選考の時に候補者に良く伝えているメッセージとかキーワードってあるんですか?
三木:
全然ない。むしろメッセージは統一しなくてもいいと思っている。当たり前だけど、マネジメントしたい人、スペシャリストになりたい人、それぞれの人に合った伝え方をするのが一番じゃん。
だから今酒匂君が、何かキーワードや答えを聞き出そうとしているのを感じるけど、そんなのないよ(笑)
酒匂:
そう感じましたか(笑)
採用担当として、受け取る人たちの情報格差が生まれないようになと、出来るだけオープンに「統一したキーワード」や「内容」をもとに展開しようと思っていたので癖が出たのかもしれません(笑)
三木:
情報のべースを創るのはもちろん大事。
でもそれぞれの社員が「たくさんある質問やテーマに対して自分の言葉で話せているのか。」というのは面接官をしているメンバーにも求めたいと思っている。
伝え方は三者三様で全然良いけど自分の言葉で語っていくのが大事。
それぞれの伝え方をもってしてより一層サイバー・バズの深さや良さが伝わると思うしね。
酒匂:
なるほど。
三木:
もっとエモい採用がしたいんだよね。
酒匂:
エモい採用ですか?
三木:
そういうのが好きな人がバズらしい人だと思う。合理的じゃなくてもいいから。
色々な社員の考えに触れて、共鳴して入社してくれた人と一緒にその会社を創っていくのがいいね。
こちらから今まで以上に候補者の人に仕事のことを話す時間も作らないとと考えているけど、候補者の方も気になることがあれば面接の時とか色々な角度から質問してくれたら嬉しいね。
<終わりに…>
今回のインタビューで感じたのは、役割に縛られすぎず、想いを持って動ける人が、組織に新しい価値を生み出していくということでした。
そのようなカルチャーに魅力を感じていただける方がいたら嬉しい限りです。
今後の選考内でもサイバー・バズ「らしさ」について触れていってくださいね。