取締役CFO 岩田 真一(いわた しんいち)
新卒で銀行に入行し、M&Aやファイナンスなど投資銀行業務に従事。複数の上場企業でCFOとして経営管理や再建に携わり、サイバー・バズへ2024年12月にCFOとして参画。現在は管理部門全体を統括しながら新しい挑戦をリード。
1. 自己紹介・キャリア
― これまでのキャリアを簡単に教えてください。
新卒で銀行に入り、投資銀行業務に長く携わってきました。M&Aやファイナンスの案件を数多く担当するなかで、経営の最前線に立つ面白さと同時に、もっと事業そのものに深く関わりたいという思いが強くなっていきました。若い頃から「いずれは事業会社でCFOをやりたい」というビジョンを持ち、経験を積んできました。
その後は複数の上場企業でCFOや取締役を務め、再建フェーズを含む様々な局面を経験しました。再建の場面では厳しい意思決定も数多くありましたが、それが自分の成長にもつながったと感じています。そして2024年12月にサイバー・バズへ参画しました。
― 数ある選択肢の中で、なぜサイバー・バズに参画したのですか?
会社が抱える課題を「自分の力で解決したい」という想いが強くあったからです。上場企業としての規律を守りながらも、ベンチャーらしいスピードとエネルギーがある会社だと感じました。ここならこれまでの経験を活かせると同時に、さらに新しい挑戦ができると思いました。
2. サイバー・バズの管理部門のリアル
― 上場企業でありながら、ベンチャー的なスピード感も強い。その両面を体感できるのがサイバー・バズの管理部門だと思いますが、実際どんな面白さや難しさがありますか?
面白さは、結果がすぐに出る環境だということ。チャレンジの余地が大きく、やった分だけ成長や成果に直結します。小さな改善がすぐに会社全体に影響を与えることもあり、手応えを感じやすい環境です。
一方で難しさは、上場企業ならではのルールや透明性を求められること。スピードだけではなく、制度や開示の正確性も徹底しなければなりません。その両方を両立させることが、サイバー・バズで働く管理部門の醍醐味です。
― チャレンジングなカルチャーの中で、管理部門がどうバランスを取っていますか?
私はポジティブに振れすぎないように意識しています。基本的なルールを守ることを大前提にしつつ、判断には公平性や客観性を常に持つことが重要です。ルールに従うだけでなく、それをどう運用するか、どう経営に寄与させるかがポイントになります。
そうすることで、「攻め」と「守り」を自然に両立できると考えていますし、組織全体の健全性を保つことにもつながります。
3. マネジメントに求めるスタンス
― サイバー・バズ管理部門のマネージャー(管理職)として「自ら手を動かす」と「チームをリードする」の両立はどんな難しさがありますか?
私自身も資料作成など手を動かしますが、一方で組織を引っ張る役割も担っています。責任の重い場面では自分が前に出ることもあれば、メンバーの成長のためにあえて任せる場面もある。そのバランスを見極めることが一番難しいところですね。
両立するためには、自分がどこまで関与すべきかを状況ごとに冷静に判断する力が求められます。そしてその判断を周囲が信頼してくれるよう、日々の姿勢が問われていると感じます。
― 新しく参画するマネジメント層には、どんなことを期待しますか?
前向きに仕事に取り組み、新しい仕組みや組織づくりをリードしていただきたいと思っています。守りを固めるだけではなく、攻めの姿勢も持ってほしいですね。
変化の多い環境ですが、それを楽しみながら切り拓いていける人に来てほしい。会社が次のステージへ進むために、一緒に道を拓いてくれる人を求めています。
4. 今直面しているチャレンジ
― 今、管理部門が直面している一番大きな課題は何でしょうか?
一言でいうと「変化にどう対応していくか」だと思います。サイバー・バズはすでに成長してきた会社ですが、次のステージを見据えてさらに変化を続ける必要があります。事業の規模や構造は変わり、外部環境も常に揺れ動いています。管理部門はその変化に合わせて、新しいルールや仕組みを柔軟につくり直していかなくてはなりません。
例えば、短期的には業務フローの改善や制度対応といった実務課題があります。一方で、中長期的には「会社の中期成長戦略を支える仕組みをどう整えていくか」という大きな課題があります。これには人員配置やシステム投資、組織設計といった広い視点が必要です。
― その課題に対して、次のマネジメント層と一緒にどう取り組んでいきたいですか?
私は、管理部門は単なる「守り」ではなく「攻め」の役割も持つべきだと考えています。つまり、コンプライアンスを守るだけではなく、経営の意思決定を前に進めるための仕組みをつくること。ここに一緒に挑戦してほしいと思っています。
新しく入るマネジメント層には、短期的な業務改善にとどまらず、「この会社の未来をどうデザインするか」という視点を持ってもらいたいです。日々の業務と中長期の視点、その両方を行き来しながらリーダーシップを発揮していただければと。サイバー・バズは今、変化の真っただ中にあるからこそ、大きな挑戦の機会が広がっています。
5. 候補者へのメッセージ
― サイバー・バズの管理部門に参画することで、他社では得られないどんな経験や成長があると思いますか?
大きく二つあります。
一つ目は、「上場企業の厳格さ」と「ベンチャーのスピード感や変化」を同時に経験できること。サイバー・バズでは両方を体感できます。これは管理部門のキャリアにとって大きな財産になります。
二つ目は、「他ではなかなか経験できない案件に挑戦できること」です。例えば、債権譲渡の適時開示案件のように、一生に一度出会えるかどうか分からないような重要なテーマを、実際に自分の手で動かす機会があります。これらは単に経理や法務のスキルだけではなく、会社経営そのものに直結する経験です。
― CFOとして「こういう人と一緒に働きたい」と思う人物像を教えてください。
素直で、真面目で、明るく、そして意見を積極的に言える人です。会社を良くするために「こうした方がいいのでは」と建設的に声をあげられる人は、チームに大きな価値をもたらしてくれます。専門知識や経験はもちろん大事ですが、それ以上に「当事者意識を持って会社を良くしたい」という姿勢を重視しています。
― 応募を検討している方へ、最後に一言お願いします!
管理部門は「守りの部署」と見られがちですが、私はむしろ「会社を前に進めるエンジン」だと思っています。今のサイバー・バズは、変化を楽しみながら未来を切り拓いていくフェーズ。その中で管理部門は、経営を支えるだけでなく、ときに経営をリードする存在でありたいと考えています。
候補者の皆さんに選ばれるのは会社の側も同じで、お互いにフィフティ・フィフティの関係です。サイバー・バズの未来を一緒にデザインする仲間として、積極的な気持ちで飛び込んできていただければ嬉しいです。ここでの経験は、必ずあなたのキャリアにとってかけがえのないものになるはずです。