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メンバーインタビュー #08 | マーケター 坂口 優衣「脱炭素に取り組む企業が報われる世界を作りたい」

セールス&マーケティング本部 企画室
マーケター 坂口 優衣(Yui Sakaguchi)

立教大学観光学部卒業。
新卒で東日本電信電話株式会社(NTT東日本)に入社し、営業として活躍。その後、イタリア発のサステナブルなスキンケア・ヘアケア商品を販売する株式会社コンフォートジャパンに営業として参画し、営業リーダー、インサイドセールス部門の立ち上げ、デジタルマーケティングに従事。
2022年7月、ゼロボードにBtoBマーケターとしてジョイン。今年3月にプレオープンしたユーザーコミュニティ「All Aboard!(オールアボード!)」の企画から立ち上げを完遂した。その仕事ぶりが評価され、2023年上半期の社内表彰ではバリュー賞のひとつ「LOVE 💚︎︎ ZEROBOARD」賞を受賞
趣味は、子ども遊ぶこと、超高速夕飯作り、旅行、アニメ鑑賞、バスケットボール。兵庫県出身。

「バリバリとパフォーマンスを発揮している人は?」と聞かれたら、坂口さんを思い浮かべるゼロボードメンバーは少なくないのではないでしょうか。入社以降、ブレない考え方を持ち、数々の営業基盤を作ってきた坂口さん。形の無いものを次々と形にしていくその着眼点の鋭さと推進力の秘密を探りました。

ー 今日はよろしくお願いします。まずは今の担当業務を教えてください。

よろしくお願いします。セールス&マーケティング本部企画室にてマーケティングを担当しています。直近の主業務は、3月にプレオープンし、夏前に本格オープンを予定しているユーザーコミュニティ「All Aboard!」の立ち上げです。入社してからは、リード獲得・リードナーチャリングを目的とした自社ウェビナーの企画と仕組み化、展示会出展のPM、MAツールの構築から営業フローの改善とチャーン防止を目的としたオンボーディング施策を担当しました。効率的に営業するための仕組みを作ることが好きです。

「埋もれた価値を再定義すること」とは、削減努力をしている企業が報われること

ー ゼロボードを知ったきっかけや転職しようと思った理由を教えてください。

最初に転職を考え始めた時に、これからは「脱炭素」か「AI」が盛り上がるだろうなと思いました。特に「SaaS × 脱炭素」が成長産業だと思って、その言葉で検索して知ったのがゼロボードです。Wantedly経由でカジュアル面談をして、そのまま選考に進みました。

ー ご自身で「SaaS × 脱炭素」が成長産業と気づけることがそもそもすごいと思いました。ゼロボードを調べてみていかがでしたか。

まずは「SaaS × 脱炭素」という成長産業の市場に身を置いて、自分も成長したいと率直に思いました。それにゼロボードの事業内容は自分のキャリアの軸としている「埋もれた価値の再定義」に合致したんです。

ー ゼロボードでいう「埋もれた価値の再定義」とは?

「zeroboard」というプロダクトには、サプライチェーンのCO2排出量(Scope3:サプライチェーン上の他社による排出量)を収集し管理する機能がありますよね。

現在は一般的にCO2排出量を算定する際、企業の活動量と掛ける排出原単位に環境省などが公表している国内平均値のデータベースを使用している企業が多いと思います。

でもその排出原単位をサプライヤの実績値を収集し置き換えることで、Scope3の削減に繋がっていきます。サプライヤが省エネやCO2削減に取り組んでいた場合、その排出原単位は国内平均値より低くなるはずですから、サプライヤの削減努力がしっかりCO2排出量に反映されていきます。

私は「削減のための努力をしている企業が報われる世界をつくりたい」という、ゼロボードのプロダクトに込めた想いに共感したんです。ゼロボードでいう「埋もれた価値の再定義」とは、環境や社会に配慮しながら経営する企業が報われる世界を作ることこそ、埋もれたもの(=価値)に光を当てることなのではないかと思いました。

実は「埋もれた価値の再定義」は私が最初の就活するときからの軸なんです。中学時代にバスケ部にいた頃、人間関係で挫折を味わって…やりたいのに出来ず悔しい気持ちを抱えていました。このやりたい気持ちを捨てたくなくて高校時代にもう一度チャレンジしましたが、中学時代の自分を振り返ると、もっと輝けたはずなのに、もったいないと思うようになりました。まさに埋もれた価値です(笑)大学で観光学部を選んだのも、まだ気づかれていない地域の魅力を見つけてもらいたいという思いだったりして、埋もれたものを日の当たるところに置き、輝かせたいというのはずっと持ち続けている信念ですね。

ー 「埋もれた価値の再定義」いい言葉ですね。それにしても入社前なのにサービスに対する着眼点がすごい、、、!

入社前にすっごいたくさん質問したんですよ(笑)

ゼロボード自身はCO2の削減ソリューションを持っていません。CO2データのプラットフォーマーに徹する中立的立場として、アライアンスパートナーが持つ、数あるソリューションの中から顧客の課題に一番合ったものを提供するという徹底的な顧客思考にも共感しました。私はこれまで営業だったので、「売る」ということに重きを置くことも経験してきた中で、本当にお客様のためになるものをお勧めできることは大切にしたいことです。

事業のことを結構理解したうえで入社したので、入社後のギャップも無いですし、自分の業務範囲を決めず、裁量を持って仕事ができるのは本当に楽しいです。何度も説明してくださった人事部の宮本さんや、カスタマーサクセス本部長の坂本さん、開発本部長の本間さんには感謝です。

ー そこまで深くサービスを理解して入社している方、そんなにいないのでは(笑)
ゼロボードのどんなところが働きやすいと思いますか。

フルフレックスでリモートワークもできるので、子育てしながら思いっきり働ける環境に感謝しています。子育てしながら柔軟に働きたいというのも転職の理由でした。会社によって子育てをする社員への支援の仕方は違うと思いますが、私の場合、子育てしているから時短勤務となるよりも、自分ができる時間にフルタイムでしっかり働くのが理想。”通常どおり”働ける、私にとってこれが何よりも嬉しい働き方です。

在宅勤務では、昼休憩中に高速で夕飯を作れちゃうところも、単なる時短勤務ではできない時間の有効な活用法です。

ー 子どもを持っても”通常どおり”働きたい気持ち、めちゃくちゃ同感です!
坂口さんはこれまで環境問題との接点はありましたか。

前職でイタリア発のサステナブルなヘアケア商品を扱っていました。決して安くはない価格ですが、他社商品と差別化でき、販売も好調でした。そのため、当時(2017年)から日本でもサステナブル文脈での事業展開はうまくいくのではないか、と思っていました。それと、自分が親になってからは、子どもの世代にも安心して暮らせる地球を残したいと思うようになりました。

いつでも明るく話してくれる坂口さん

日本の脱炭素の最前線で仕事ができるのが醍醐味。ユーザー同士が繋がってイノベーションが起きる可能性にワクワクする。

ー 先日プレオープンしたユーザーコミュニティ「All Aboard!」は、ほぼ坂口さん一人で企画から立ち上げまで持っていきましたよね?すごい推進力です。

ありがとうございます。完全に一人でではなく、カスタマーサクセス本部のメンバーと共に色々な部署の方に相談させていただきながら立ち上げました。私にとってはかなりチャレンジだったのですが、チャンスをいただいたので周りの後押しもあり引き受けました。

本当にゼロからの立ち上げだったので、漠然としたイメージを一つずつ形にしていき、ユーザー同士の交流が活性化し、実のあるコミュニティにするためのコミュニケーションを設計しました。それを考え抜いた末に、現状はユーザー企業様を数名ずつ招待する形にして運営しています。

ー しっかり形にして、擁立したコミュニティリーダーのもと、交流も徐々に活性化していっていますよね。坂口さんにとってゼロボードでの仕事での大変さや醍醐味はどんなことでしょうか。

自分の専門領域であるマーケティングを勉強しながら、脱炭素関連の情報をインプットしていくことが大変です。それでもやはり、日本の脱炭素の最前線で仕事ができることは醍醐味です。

「All Aboard!」では、各企業のサステナビリティを推進している方々が横でつながり、課題解決から新しい取り組みが生まれることを想像するだけでワクワクします。まだまだ始まったばかりですが、前例のないすごいことをやっていると思います。

他にはユーザーインタビューを通して、企業の脱炭素にかける想いを聞けること。なぜゼロボードを選んだのか、どのように役に立てているのかを聞くのも好きなのですが、私はその方がどんな想いで仕事をしているのかにとても興味があります。一人ひとりのストーリーにしびれて、日本はまだまだいけるじゃんと、可能性を感じられるのも嬉しいです。違う領域の方同士が繋がることによって、イノベーションが生まれる可能性をすごく感じています。

コミュニティは”熱狂”を生む場所に。マーケターとしては顧客の課題を理解し、数字を根拠とした戦略で案件化を狙いに。

ー ゼロボードで達成したいことを教えてください。

コミュニティにおいては「All Aboard!」を、最も情報が集まり、気候変動を社会の可能性に変えて行こうという“熱狂”が生まれ、伝播する場所にすることです。目下の課題は、小規模でも繋がりが濃いコミュニティ作りを目指していくことです。そして、ビジネス的な要素としては顧客満足度向上によるチャーン防止や、魅力的なコミュニティに参画することが新規顧客獲得に繋がるようにしていきたいと思います。

マーケターとしては、ARR達成に向けて、ターゲットとなるリードの獲得・ナーチャリングによる案件創出です。特に課題と考えているのは獲得すべき顧客群にリソースを集中させて施策を展開し確実に案件化していくことですね。顧客の課題を理解し、数字を根拠に戦略を立てていきたいと考えています。

自然とみんなが集まるソファでは打ち合わせもリラックスムード

ー 今後ご自身ではどんな風にキャリアを積みたいと思っていますか。

個人のキャリアとしては、SaaS事業におけるマーケティングを極めたいですね。上流のリード獲得からカスタマーマーケティングの下流まで網羅したいです。ゼロボードが初期から築いてきたパートナー戦略はとてもに勉強になります。この強みをどのように活かして、数字に繋げるか。そこを考えて、脱炭素経営といえばゼロボードだよねという状態を目指したいです。元々起業をしたいと思っていたので、顧客の課題を理解し、数字を根拠に考える視点を持って、頭も手も動かしていきたいと思います。

ー 坂口さん所属の企画室はどんな雰囲気ですか?そして坂口さんが思うゼロボードに合う人物像はどんな方でしょう?

今はたまたま女性だけのチームなのですが、それぞれに強みがあって、バランスがとれているチームです。それに困ったときの助け合いがすごいです!大変な時も前向きになれる雰囲気です。

自分で学ぶ意欲があって、自走できる人は合うと思います。イメージしかないものを形にしていくのが今のゼロボードだと思うので、前例がなくてもやり切る力が大事だと思います。フレキシブルに、かつ自分で裁量を持って働きたい方にぴったりだと思うので、ご興味のある方はぜひジョインしてください。

オフィスで仕事をするのも楽しみという坂口さん

ー 坂口さんのお客さまと仕事にかける熱い想いがとても伝わりました。ありがとうございました。

私たちの企業理念は「気候変動を社会の可能性に変える」。企業の脱炭素化の取り組みを下支えするとともに、その取り組みを事業機会に変えていけるよう全力を尽くしていきます。
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