あなたは、自分の仕事の15年後を、明確に描けているだろうか。 目の前の案件、次の四半期の目標。日々の業務に追われる中で、自分が築き上げるキャリアの最終到達点を、見失ってはいないだろうか。
株式会社日本観光開発機構には、その問いに対する明確な答えがある。彼らが見据えるのは、数年先のIPOではない。2040年、日本を世界一の観光大国へと押し上げるという、壮大な未来だ。
M&A仲介事業を起点に、彼らは一体どこへ向かおうとしているのか。新たに行われたインタビューで、代表・松間が初めて明かした「2040年へのロードマップ」。それは、単なる事業計画を越えた、未来の「街づくり」への挑戦状だった。
M&Aの先へ。金融と観光を融合させた「開発」という次の一手
――本日はよろしくお願いします。前回の取材では、M&Aの先にある「開発」事業への想いを伺いました。今回は、その構想をさらに具体的に教えていただけますか?
松間: はい。僕たちが目指すのは、**「世界一の観光開発会社」**になることです。そのために、M&A仲介で得た知見と収益を元手に、自社で観光施設を開発していくフェーズに、いよいよ本格的に突入します。
そのための鍵となるのが、金融のノウハウを掛け合わせた独自のスキームです。具体的には、自社でファンドやSPC(特別目的会社)を組成します。そこに外部からの資金を集め、会社の財産を痛めることなく、スピーディーに物件の取得や開発を進めていく。これは、僕たちの成長を非連続に加速させるための、極めて重要な戦略です。
――M&A仲介だけでなく、ファンドの組成・運営まで手がけられるのですね。
松間: そうです。例えば、地方都市にある魅力的な商業ビルを、僕らが組成したファンドで取得する。そして、その土地のポテンシャルを最大限に引き出す業態、例えば飲食店や宿泊施設などを、僕たちの知見を活かしてリーシングし、ビル全体の価値を向上させる。
最終的には、そのビル自体を一つの事業体として、次のオーナー様へ売却することもできる。これは、単なる仲介業務とはまったく異なる、金融と不動産、そして観光事業のプロデュース能力が問われる仕事です。
3つのフェーズで実現する「2040年・100施設構想」
――その壮大なビジョンを実現するための、具体的なロードマップはありますか?
松間: 明確にあります。大きく3つのフェーズで考えています。
【フェーズ1:最初の成功事例(〜約1年)】 まずは、自社で3件の成功実績を必ず出す。これが最重要ミッションです。すでに年内の1件目開業に向けて、VCも交えて必死に議論を進めています。この3件の成功が、僕たちの開発事業が机上の空論でないことを証明し、次のフェーズへの扉を開きます。
【フェーズ2:ファンドによる加速(〜数年)】 最初の3件が成功すれば、より大きな規模のファンド組成が可能になります。潤沢な資金を元手に、開発のペースを一気に加速させる。買収もあれば、ゼロからの開発もあるでしょう。このフェーズで、僕らの事業は爆発的に拡大します。
【フェーズ3:観光エコシステムの創造(〜2040年)】 そして最終目標が、2040年までに100の施設を自社で展開すること。飲食店、宿泊施設、人力車、着物レンタル…。ある観光地で複数の事業を僕らが手がけることで、点と点が線になり、観光客が一日中楽しめる「循環システム」が生まれます。これこそが、僕らの考える**「観光の街づくり」**です。
あなたの仕事が、未来の「街」を創る。
――そのロードマップの中で、今回募集するM&Aアドバイザーは、どのような役割を担うのでしょうか。
松間: 二つの、極めて重要な役割があります。 一つは、言うまでもなく、現在のM&A仲介事業で収益を上げ、会社全体のエンジンとなること。皆さんが稼いでくれるおかげで、僕はこの壮大な計画にフルコミットできるんです。
そして、もう一つが、未来の開発事業の「種」を見つけ出す、最前線のスカウトになることです。
――スカウト、ですか。
松間: はい。僕らが100の施設を創るためには、100の素晴らしいロケーションや事業の原石が必要です。それは、日々の営業活動の中でしか見つけることができません。「このエリアは面白い」「このお土産屋さんは、後継者がいないだけで本当はすごく価値がある」。そういった情報を、誰よりも早く掴むことができるのが、M&Eチームの皆さんです。
皆さんが見つけてきた案件が、数年後、僕らが手がける新しい観光名所の第一号になるかもしれない。日々のM&Aの仕事が、会社の、そして日本の未来の街並みを直接創っていく。これほどダイナミックな仕事はありません。
――将来的に、M&Aチームから開発事業へキャリアチェンジすることも可能なのでしょうか。
松間: もちろんです。むしろ、それを強く期待しています。100の施設を創るということは、100人の責任者が必要になるということです。M&Aの最前線で地域の魅力や事業の機微を学び尽くした方が、そのうちの一つの施設の責任者になる。これほど理想的なキャリアパスはありません。
――最後に、この記事を読んでいる候補者の方へメッセージをお願いします。
松間: 僕たちは、ただのM&A仲介会社を創りたいわけではありません。日本が世界に誇る観光という資産を、経営の力で磨き上げ、次の世代に繋いでいく。時には自ら新たな価値を創造し、日本を世界一の観光大国にする。そのための、15年越しの壮大な挑戦を始めました。
もしあなたが、目の前のディールだけでなく、その先にある事業の創造や、地域の未来づくりに心を躍らせるなら。
僕たちと共に、2040年への羅針盤を手に、まだ見ぬ未来への航海に出ましょう。ご応募を、心からお待ちしています。