S. Shinpei「うーん、実は言うと僕自身は『チームだからこうしよう!』と特別気にしてることがあるわけじゃないんですよね。だけどもちろん、チームメンバーと一緒にデザインを作っていくからこそ刺激を受けることは本当に沢山ありますよ。自分一人の頭だと考え方も偏ってしまいがちだけど、同じ打ち合わせ内容を聞いていた他のデザイナーの初案を見て『そんな解釈もあったのか!』と驚くことはすごく多いです。僕のチームには、アウトプットのスピードがすごく速いベテランデザイナーもいれば、自分でイラストを描くのが得意な若いデザイナーもいるんですけど、いつも僕には無いものを皆から与えられてばかりだなって思ってます。」
由「自分より経験の浅い後輩デザイナーから刺激を受けることも多いですか?」
K. Megumi「いやもうねー、若い子たちからは刺激受けることばっかりだよ!大阪本部には今、新卒2年目から4年目の若いデザイナーが3人いるけど、彼女たちはとにかく情報収集のスピードが速いし、上手いんだよね。よくそんなところから参考資料集めてきたなって、見る度にびっくりするもん。」
S. Fumiko 「そうだねえ。お互いのメンバーの顔と名前は知ってても、一緒に仕事をする機会はどうしても少なかったから、実際に出来上がって納品された制作物を見て『なるほど、こういうものをデザインしてるんだ』って間接的に刺激を受けていたくらいかな。どうやって作ったのか気になったら、作ったデザイナーに個別に連絡をとって話を聞いてみたり…とかはたまにしてたけどね。でも、去年くらいから東阪デザイン部合同のミーティングを開くようになったんだよね。」
S. Shinpei「そうですね。えっとたしか、2018年の秋くらいから定期的にそういう場を設けるようになりました。それぞれが最近やった案件で得た情報の共有だとか、制作プロセス上で工夫していることを教えあったりしてます。」
T. Izuru「東京本部のデザイナーの皆さんの話を聞いて、大阪本部の自分たちにも取り入れてみようと思うことは沢山ありますよ。例えばさっき話したような、デザインプレゼンや撮影の場にデザイナーが出向く…みたいな取り組みも東京のデザイナーは昔からずっとやってましたもんね。あとはやっぱり、東京市場はお客さんの規模が大きいこともあってなのか、制作物に求められるニーズが最先端なんだなと感じます。特にWEB案件は、最新技術やトレンドなんかを、東京の皆さんから学ばせてもらうことが多いです。」
S. Fumiko 「東京本部の私たちも、大阪の皆さんには刺激を受けることばかりですよ!例えば、機関投資家向けレポートのデザイン提案の時期になると、大阪本部の皆さんが収集したデザイン事例集を参考資料として活用させてもらっていてます。」
K. Masaya 「せやねん。デザイナーひとりひとりが技術や感性を磨いていく必要がある一方で、毎年毎年変わっていく情報やトレンドもずっと追いかけ続けなあかん。もし自分一人だけでデザインしてたとしたら、知ってることは古くなっていくばっかりやと思うわ。だから、こうやってそれぞれのメンバーが色んな方向にアンテナを張って、集めた情報をチームとして全体に共有できるのはすごい良いことなんやろな。」