自分たちで考え、作った商品を「知っていただく」「買っていただく」機会は、とても大切。通信販売や全国の文房具店への卸売りがメインの自社商品販売ですが、商品を愛用してくださる文房具ファンの方々の反応を直接感じながら商品をご紹介して販売ができる文房具イベントは、次の商品開発やブランディングに必要な経験をもたらしてくれます。
これまで参加した文房具イベント
文具女子博2023(パシフィコ横浜)、文具女子博in大阪2024(大阪南港ATCホール)、東京インターナショナルペンショー2024、文具女子博2024(パシフィコ横浜)、その他pop-up多数
2023年末から静岡を飛び出して各地のイベントに参加しています!
イベントは準備から始まっている。
2024年12月12日~15日開催の文具女子博2024(パシフィコ横浜)の準備は応募と同時にスタートします。イベントチームのメンバーが、社内外にアンテナを伸ばしてチームとして動き始める前から個々に情報収集やアイデアを出していきます。立ち寄った文房具屋さんはもちろん、休憩に立ち寄ったカフェのディスプレイなんかも参考になります。
文房具イベントの本番は、社内全体から参加できる人を募り店頭に立ってもらいますが、事前の準備は効率よく進めるために社内のイベントチームが担います。チームメンバーは、デザイナー、営業、コピーライターなど、様々な視点から意見が出し合える人選をして少人数で活動しています。事前に集めた情報を持ち寄り、イベントの3ヶ月前から本格的な準備が始まります。さあ、日本中の文房具ファンに私たちの商品を見て、触れて、知っていただく舞台の始まりです!
今回のテーマは・・・
商品のラインナップとターゲットに合わせて、イベント毎にコンセプトを決めて、それにあわせたトンマナを設定して商品の選定や配置、POPのデザインをしていきます。そして、今回のテーマは「文房具カフェ」。白を基調にして、商品POPもカフェのメニューを彷彿とさせるデザインに統一して細部までこだわっていきます。商品を手にしたお客さんが、カフェのテーブルに自社の文房具を広げて素敵な時間を過ごすイメージをしてくれたら嬉しいな-と想像を膨らませながら楽しんで準備を進めます。
完成したブースはコンセプト通りの満足できるクオリティ。テーマ性やこだわりは、大きな文房具メーカーに負けません!
文具女子アワード
文具女子博2024(パシフィコ横浜)には、来場者の投票で決まる文具女子アワードがあります。今回私たちが出す商品は「やさしいノート」、この商品は筆圧が弱いことで子供が勉強を嫌いになりかけているというユーザーからの相談を受けて「なんとかしたい!!」と、情熱を燃やした若手社員が作ったノート。ロストンカラーという印刷では使われているけれど、文房具にはあまり採用されていないちょっと高級用紙を使った製品で、とてもやさしい筆圧で書いても不思議と濃く書くことができる魔法のような紙です。なんと、それは硬度9Hの鉛筆も、まるで硬度Bのように濃く書けちゃう程です!しかも、どんな環境でも使えるようにノートが膨らまず、水平に開くことができる製本加工をしています。
製品のストーリーが伝わる動画やPOPを準備して挑みましたが、残念ながら受賞には至りませんでした・・・もちろん、来年も新商品で挑戦しますよ!!
いざ、日本最大の文房具イベント
パシフィコ横浜開催の文房具女子博への参加は2度目、何もかもが手探りだった昨年に比べて搬入も設営もスムーズ!周りのブースの様子をじっくりと見られる余裕も出てきました、設営日に開かれるプレミアムタイムのお客様が入場時間の数時間前からすでに長蛇の列をなしています。コアな文房具ファンが一堂に会する文房具女子博が始まる・・・どきどきそわそわ、「いよいよ始まる!」というイベントならではの感覚。普段の仕事とは違った緊張感と刺激がたまりません!いよいよ、日本最大の文房具イベントが始まります!!
自分たちが生み出した商品への反応がダイレクトに!!
弊社の専門の開発部門を設けずに、営業やデザインや製造部門から人を募った部署間の垣根を越えたチーム編成で行っています。だからこそ、普段の仕事や暮らしからアイデアのタネを見つけていく開発が行えています。そういった体制だからこそ、イベントで「売る人」は「商品を作った人」でもあります。なので、自分のアイデアやデザインを見て「オモシロイ!」とか「カワイイ!」とお客さんが反応してくれることが何よりも嬉しい!もちろん、「こういった商品はないの?」とか「もっと大きいサイズがあればなぁ・・・」など、その場で聴けたご要望が次の商品の改善や新商品のアイデアになったり、イベントで商品を販売して利益を得るだけじゃない顧客のインサイトを肌に感じられる経験は数字では表せないメリットだと思います。
12月11日の設営日から15日の最終日まで、営業部とデザイン部の若手を中心にローテンションをして店頭に立ち、名だたる文房具メーカーさんと肩を並べ、何千人もの文房具ファンに囲まれた数日間は、普段と違う経験と刺激を与えてくれました。日帰りの人員と宿泊する人員を織り交ぜながら、他の仕事に支障がでないローテーションを組んで、忙しくも充実していて一皮も二皮もむけて成長を感じるイベント参加でした。
静岡ののんびりした生活が好きな私ですが、都会のホテルに宿泊して洗練された空気を感じる生活もとても刺激的で、ちょっとした非日常を感じて素敵な経験になりました。
次は6月!
2025年度も、地元静岡を飛び出して様々なイベントに参加して、商品を広めていく計画を立てています。いくつか候補が上がっていますが、まだ、情報公開が解禁されていないので詳細は書けません。しかしすでに様々なアイデアが生まれています。
また、ストーリーで情報を公開していく予定ですので見ていただいたり、足を運んでいただいたりしたらとても嬉しいです。