西山 直隆 Tech Japan株式会社 代表取締役CEO
デロイトトーマツグループにてベンチャー企業の成長支援に従事。アジア地域統括としてインドチームを立ち上げ多くの日印ビジネス連携を創出。
2019年、インドの力で日本企業の可能性を拓くことを目的にTech Japanを創業。
インド最高峰の理系教育機関・インド工科大(IIT)と独自に提携し、学内で活用されている唯一のリクルーティング・プラットフォームを開発。
開発組織の戦略策定、人材採用・開発チーム構築、インドにおけるグローバルケイパビリティセンター(GCC)の構築支援まで、一気通貫して日印テクノロジー分野の連携を推進。
ぼくは前職デロイトグループでスタートアップやイノベーション関連の仕事に携わっていました。当時は、誰もが「シリコンバレーから学ぼう」とアメリカに目を向けていました。
その頃から「インドがすごいらしい」という話も耳にすることもありましたが、日本人からインドの話を聞くことはめったにありませんでした。
日本人はシリコンバレーを見ているが、実際にシリコンバレーに行ってみると、実はインド系の方が非常に多く、そして彼らはインドを見ていることを知りました。
2015年、ぼくはインドの空港に降り立ちました。
空港を出た瞬間、熱気とクラクションの音、そして人々のエネルギーに包まれました。混沌の中にも、どこか希望の匂いがする――そんな国でした。
インド大型カンファレンス「Tech Sparks」でJapan Sessionを企画・登壇する西山(右)
出張を終えリキシャ(自動三輪車)を探す西山(右)
道路は整備の途上で、教育や医療にも課題が残る。それでも、そこに生きる人々は、誰もが前を向いていました。
スタートアップの経営者も、エンジニアも、学生たちも。
「どうすれば社会を良くできるか」「どうすればテクノロジーで人を幸せにできるか」
そんな純粋な問いを胸に、挑戦していました。
その姿に、私は心を打たれました。彼らの情熱と創造力――それは、私の中に眠っていた「変化への衝動」を呼び覚ましたのです。
異文化との出会いが生んだ確信とTech Japanの立ち上げ
帰国後、今インドとの連携に向けて動かなければ手遅れになってしまうと思い、早速行動に出ました。
前職でぼくのチームにインド人を採用したのです。
最初は文化も価値観も違う中で、一緒にプロジェクトを進める上で難しいこともありました。けれど、その多様性がチームをより強くしました。彼らの前向きな姿勢と問題解決力が、プロジェクトを成功へと導いてくれたのです。これは、私にとって確かな成功体験でした。
それは、「多様性は理想ではなく、力だ」という確かな実感でした。
また、その過程でインドの方々からたくさんのレジュメをいただくことがあり、他の経営者に紹介しはじめたことが、この事業のきっかけです。
この経験をきっかけに、インドの才能を日本企業に繋ぐ活動こそが、日本の未来を拓くと確信しTech Japan/Talendy を創業しました。
Talendy創業直後(左) / インド工科大学 ハイデラバード校の学長とMOUを締結(右)
バンガロールから見える未来
今、ぼくはインド・バンガロールに暮らしています。
10年前の自分に、「お前は将来インドに住む」と言っても、きっと笑って信じなかったでしょう。
けれど、人生は小さな挑戦の積み重ねでできています。
一歩踏み出すごとに、見える景色が変わり、気づけば想像もしていなかった未来が目の前に広がっている。私はその変化を、心から楽しんでいます。
最初は少しストレスだった車のクラクションやリキシャのエンジン音や、色んな動物たちの鳴き声すらも、街の鼓動としてポジティブに感じられるようになってきました。
日本には、世界に誇る技術があります。
けれど、これからの時代を切り拓くのは、多様な視点と才能が交わる力です。
シリコンバレーのスタートアップのように、国籍も文化も超えたチームが、互いの違いを強みに変えていく。
その多様性こそが、イノベーションを生み出す原動力です。
私たちは、日本企業の強みである技術力に、インドをはじめとする世界のソフトウェアパワーを掛け合わせ、次の時代の“創造力”をつくり出しています。
日印両政府が主導する「India-Japan Talent Bridge」プログラムにて
インドの大学生に向けた講演を行う西山
共に未来を創る仲間へ―小さな挑戦から、社会を変える
Tech Japanのミッションは「誰もが最高に輝ける社会をつくる」です。
それは壮大な目標に見えるかもしれません。でも、その最初の一歩はいつだって小さな挑戦です。
新しい国で働くこと。
異なる文化と向き合うこと。
昨日より少しだけ前に進むこと。
そんな一歩を踏み出す人を、応援したい。
挑戦する人が増えれば、社会はきっともっと良くなる。
批判するのではなく、自らが動く。その積み重ねが、未来を変えていくのだと思います。
インドで出会ったあの“希望の光”を、ぼくは今、日本社会に灯そうとしています。
国境を越えて挑戦する人。
テクノロジーで社会を変えたい人。
まだ自分の可能性に気づいていない人。
あなたのその一歩が、誰かの未来を変える。そしてその未来が、世界を少しずつ明るくしていく。
私たちは、そんな“挑戦する人”と共に歩みたい。
一緒に、新しい時代をつくっていきましょう。
▼Talendyはメンバーを募集しています!
Talendyでは「インドの力で組織の可能性を拓く」というミッションのもと、日本企業とインドの優秀なエンジニア人材をつなぐ新しい仕組みをつくっています。
現在、Talendyでは事業拡大の中心を担うセールス、およびパートナーサクセスポジションを募集中です。
大手企業のDX部門や急成長スタートアップの採用課題に寄り添い、インドIT人材とのマッチングを通して、日本企業の技術力向上とグローバル化を支援します。
お客様は、DXを推進する大手企業や急成長中のスタートアップ企業です。クライアントの課題を深く理解し、インドのトップ大学出身エンジニアたちとの出会いを設計します。
日本企業の成長を、インドの才能と共にドライブしたい方へ。
インド工科大学をはじめ、世界でもトップクラスの学生たちと日本の技術の架け橋となるポジションです。未来の組織づくりに本気で挑みたい方をお待ちしています。