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最近のSES事情

Photo by Evgeny Matveev on Unsplash

ここ1年ほどで、SES業界にはいくつかの顕著な変化が見られました。これらの変化は、エンジニアの採用活動や案件獲得においても無視できない要素となっています。今回は、最近のSES業界の動向と、それが私たちのような小規模SES企業にどのような影響を及ぼしているのかを解説します。

1. フルリモートの減少とハイブリッドワークの増加

コロナ禍がピークを迎えた時期には、フルリモート案件が急増しました。しかし、2023年後半からはその流れが変わりつつあり、多くの企業がオフィス勤務を再開し、ハイブリッドワーク(リモートとオフィス勤務の組み合わせ)を導入するようになっています。この変化により、完全リモートを希望するエンジニアにとっては選択肢が狭まり、ハイブリッドワークに適応できるエンジニアが求められるようになっています。

2. 案件単価の落ち着きと下降傾向

かつてはSES案件の単価が上昇傾向にありましたが、最近ではその勢いが落ち着き、むしろ下降するケースも見られます。企業のIT予算が厳しくなっていることや、リモートワークの普及により地方や海外からの人材を活用しやすくなったことが、この傾向の背景にあります。これにより、単価の調整が進んでおり、コストパフォーマンスを重視する企業が増えています。

3. 個人事業主・フリーランス不可の案件増加

以前は個人事業主やフリーランスのエンジニアが多くのSES案件に参画していましたが、最近では企業側のリスク管理の観点から、正社員や契約社員のみを対象とする案件が増えています。特に、セキュリティ要件が厳しい案件や長期的なプロジェクトにおいて、この傾向が顕著です。これにより、フリーランスのエンジニアにとっては参画の機会が減少しています。

4. 人材供給過多の現状

ITエンジニアの数が増加している中で、特に中堅層のエンジニアが市場にあふれている状況です。この結果、案件獲得における競争が激化しており、経験やスキルが豊富でないエンジニアにとっては厳しい市場環境となっています。未経験からの転職者やエンジニア養成スクール出身者が増えていることも、この競争を激化させる要因の一つです。

まとめ

エンジニアバブルは崩壊していると思っています。バブルの時に浮かれず、堅実にスキルアップしてきたエンジニアがこれからは残っていくと思います。

AtomBase合同会社では、エンジニアブームに乗っかったエンジニアではなく、真面目に働いてきたけど会社に搾取されてきたようなエンジニアに手を伸ばしたいと思っています。
頑張ってきたからには、幸せになってほしいです。

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