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Asahara Story #1 : ガレージで創業準備

2021年4月の創業準備期から含めると2年と4か月が経ちました。創業準備の開始直後は、上の写真のCEOの実家のガレージを利用して画像検査・計測に関する基礎実験をしていました。ゴミや埃が多く、冷暖房もない。お金がなかったので、とにかく節約してスタートしました。

元銀行員のCEOと画像検査の研究者のCTOとの出会い

2人の初めの出会いは、岐阜県大垣市にある中学校でした。とにかく人脈が広く、明るいCEOと、とにかく数学だけが得意だった内向的なCTO。性格が真逆なぐらい違うのですが、CEOがCTOに声をかけ仲良くなったのがきっかけでした。高校も同じだったのですが、CEOは文系の大学へ行き、CTOは理系の大学に行ったことにより、18歳の時から25歳まではほとんど連絡を取らないような関係でした。

久々の連絡

私が1社目のヒューテック・オリジンという香川県にある自動車部品の2D・3D画像検査装置メーカーに勤めている時に急にCEOが電話をしてきて、久々なのに中国のマカオにカジノをしに行きました。その時を境に連絡を時々とるようになり、2社目の日本電産(大企業)で感じていることや、3社目の福井大学(大学)で感じていることを電話で共有していました。

岐阜に戻ってこい!

CEOは銀行に勤めていた時に得意の人脈を利用して、画像検査のニーズがかなり高いという情報を入手していました。また、岐阜にはソフトピアジャパンやドリーム・コア(現在入居)といったインキュベーション施設も揃っており、企業するには十分な条件が揃っていました。ただ、お互い結婚して妻子もおり、当時私は31歳で1000万円以上の年収のオファーも来ていたということで悩んでいましたが、「権限」、「成長環境」、「人材」、「給料」、「働き方」の問題を解決しつつ、生まれ育った大垣に「画像検査」という新しい産業を生み出したいという強い熱意を持って、岐阜に帰ってきました。

ガレージで創業準備を開始

熱意を持って岐阜に帰ってきたもののお金はなく、お客さんの具体的な話もない。とりあえず、家族を養うために画像検査装置のベンチャー企業で働きながら、定時後の夜の20時から深夜2時の時間を利用してCEOの実家のガレージで夜な夜なプロダクトや技術開発をしていました。2021年はほとんど仕事の話はなく、ただ思いついた物を作っては中小企業の方に話を伺う程度でした。

スーパー営業マンからの仕事

2022年になっても仕事がない日々が続きましたが、2022年9月に転機が訪れました。昔から仲良くさせて頂いていた大阪の商人(スーパー営業マン)から連絡があり、かなり難易度の高い仕事内容でしたが、全く仕事の話がなかったので、勢いで挑戦することに決めました。0ベースからハードウェア・ソフトウェアを一人で開発していき、2023年4月の時点でお客様の全ての要望に応えたプロダクト開発に成功しました。この仕事が初受注となり、画像検査ベンチャーを退社して、2023年5月に創業しました。

次回は、展示会に初出展した時のストーリーをご紹介します。

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