イーピーエス株式会社
CRO(医薬品・医療機器開発業務受託機関) イーピーエス株式会社の公式ホームページです。
https://www.eps.co.jp/ja/
※役職は2025年7月インタビュー時点での情報です。
本記事では、2025年度に新設された「オンコロジー開発推進課」を統括する尾﨑友哉部長と飯沼貴之課長に、同課の活動や、特に注力しているOncology Academy※への取り組み、そしてイーピーエスが誇るOncology試験における強みについて、お話を伺いました。ぜひ、最後までご覧ください!
(インタビュアーとして採用広報タスクフォースより佐藤あまねが参加しました)
※Oncology Academyとは
本プログラムは、がん領域の臨床試験に携わるモニターを対象とした、がん領域に特化した研修プロブラムです。抗がん剤治験を適切に実施するために必要ながんの総論や、主要ながん種の診断・治療に関する基礎知識を、現役の専門医による講義で体系的に学びます。受講者は知識を実務に応用し、モニタリング業務の遂行力向上を図ります。2017年の開始以来、継続して実施しています。
◆役職 部長:尾﨑 友哉さん
2003年4月イーピーエスに入社。
オンコロジー開発推進課発足以前からOncology academyの運営に携わる。
趣味はキャンプ、旅行です。
◆役職 課長:飯沼 貴之さん
他社CROを経て2012年11月にイーピーエスへ中途入社。
Oncology academy第1期生、その後Oncology academyの運営に参加。
趣味はドラマ鑑賞です。
尾﨑さん:
オンコロジー開発推進課(ODP:Oncology Development Promotion Section)は、2025年度に新設された部署で、「がんと言えばイーピーエス」というキャッチコピーのもと、当社のオンコロジー領域における強みを社内外に発信することを目的としています。ODPの前身組織は社内のタスクフォースとして活動していましたが、正式な部署として再スタートしました。現在、ODPには39名が所属しています。
研究開発が活発なオンコロジー領域では、治験を取り巻く環境が日々変化するため、情報収集、ナレッジの蓄積、そしてそれらの効果的なアウトプットが重要になってきます。そのためODPでは、Oncology Academyをはじめとした教育・研修やナレッジ共有の仕組みを整備し、お客さまに 「がんと言えばイーピーエス」と選んでいただける基盤作りに取り組んでいます。
さらに、当社が多数のオンコロジー試験を受託してきた経験を生かし、効率性と品質を両立させた支援体制の実現を目指しています。
佐藤:
今期、タスクフォースから正式な組織になったとのことですが、何か変化はありましたか?
尾﨑さん:
タスクフォース時代から継続している活動が多いため、大きな変化という訳ではないものの、前期までのOncology Academyの活動を継続的に進めていくことに加えて、安定した活動やさらに発展した活動をしていくためには、組織としての形態が整ったことで、責任と役割の明確化、知識の体系化や推進力の高まり、さらには対外的な発信力や影響力の強化にも繋がったと感じています。
Oncology Academyなど、タスクフォース時代から継続している活動が多いため大きな変化は感じられませんが、正式な組織として体制が整ったことで責任と役割がより明確になり、知識の体系化や推進力の向上を実感しています。
また、対外的な発信力や影響力も強化されたため、これまで以上に安定的かつ発展的な活動を展開できると期待しています。
佐藤:
ODPとして、活動の更なる質の向上と影響力を高めるための重要なステップであったということですね。では、具体的にどのような活動や取り組みを実施されているのでしょうか。
飯沼さん:
ODPでは、以下3つのタスクフォースが活動しています。
①Oncology Academy企画・運営 タスクフォース
②Knowledge&Capability タスクフォース
③営業力強化タスクフォース
<組織図>
佐藤:
ODPでは3つのタスクフォースが活動されているのですね。
3つのタスクフォースでは、具体的にどのような取り組みがされているのでしょうか。
飯沼さん:
① Oncology Academy企画・運営 タスクフォースでは、その名の通り、Oncology Academyの企画と運 営を行っており、実臨床経験のある講師を厳選し、業務に直結する実践的なカリキュラムを設計・提供しています。さらに、最新の知見や現場のニーズに応じて定期的に内容をアップデートしています。
受講者からは、
「実臨床を経験されている外部講師の先生方から直接お話を聞ける貴重な機会を得られる。」
「Oncologyの全般的な知識が深まった。」
「仕事に対するモチベーションが上がった。」
「プロフェクト業務に活かすことが出来た。」
等、前向きなコメントをたくさん頂いています。
② Knowledge&Capabilityタスクフォースでは、新規試験開始時や初めて担当施設を持つモニターへ効率的な情報共有が出来る取り組みを行っています。
プロジェクト固有の情報のマスキングや機密情報の取り扱いに十分留意した上で、Oncology試験を担当しているモニターから、各施設の運用や症例登録の状況、各マイルストーンの達成スピード等の情報を集めメンバーがいつでも参照できるデータベースを構築・提供しています。
また、モニタリングスキルやCapability向上のための新しい研修の企画・運営も行っており、模擬カルテを活用したイマーシブ(没入型)な研修も実施しています。
③ 営業力強化タスクフォースは、「がんといえばイーピーエス」という、当社のオンコロジー領域における強みや取り組みを分かりやすく発信する取り組みを行っています。
お客さまにはがん開発の信頼できるパートナーとしての認知を深め、開発に携わりたい方には当社でのキャリア検討いただけるよう情報発信を行っています。
また、ホームページやX、Instagramで、がん領域の強みや臨床開発モニターの日常などを配信しています。ぜひご覧ください。
◆ホームページ:https://www.eps.co.jp/ja/introduction.php
◆X:@eps_coc_saiyoTF
◆Instagram: EPS採用公式Instagram (@eps_recruit)
佐藤:
2つ目のモニタリングスキル向上のため、新しい研修企画の中で今流行りの「イマーシブ」をテーマとした研修があるとのことで、大変興味があるのですが、どのような研修なのでしょうか。
飯沼さん:
本物の電子カルテの操作感を再現した模擬カルテを作成し、それを用いた模擬SDR(Source Data Review)研修を実施しています。
腫瘍評価のCT画像も組み込み、実際に医療機関でSDRを行っているかのような臨場感あふれる体験ができるのが特徴です。まさに「イマーシブ」にフォーカスしたリアルなSDR研修で、多くの受講者から好評をいただいています。
佐藤:
本物さながらのイマーシブにフォーカスした研修、非常に興味深いです。ご説明ありがとうございました。
3つのタスクフォースについては詳細をお聞き出来ましたが、実際にODPに配属されているメンバーとしてはどのような方がいらっしゃるのでしょうか。
尾﨑さん:
ODPには、Oncologyの高い専門性と意欲をもった精鋭メンバーが集まっており、タスクフォースメンバーは、社内から任命したメンバーで構成されています。また、立候補制にてサポートメンバーの募集も行っています。
Oncology Academyの受講生がサポートメンバーとして運営側に加わることも多く、本日インタビューに参加されている飯沼課長もOncology Academyの第1期生になります。
経験値によらず、みんなで意見を出し合いながら創り上げていこうとする風土があり、お互いの意見を尊重しながら前向きに進めていくのは魅力的で、見ていてとても気持ちが良いと感じています。
飯沼さん:
今年はサポートメンバーとして、入社2年目~13年目の社員が手を挙げて下さり、通常のモニタリング業務と兼務で活動しています。今期から始めた新しい施策もあり、社員が自らの可能性を広げ、意欲的に強みを引き出したり、生かしたりする場になっています。
佐藤:
尾崎部長、飯沼課長ありがとうございました。
オンコロジーに対する強い関心と成長意欲を持つメンバーが集う組織は魅力的ですね!
尾﨑さん:
今でこそ、競合各社もOncology試験の経験や実績を積み上げていますが、イーピーエスには、20年以上前からOncology試験を受託・実施してきた土壌や、ODPのような、これまでの経験やノウハウを生かしてさらに高いパフォーマンスを顧客に提供する組織力があります。
加えて、Oncology Academyによる人材育成や社内Knowledgeの蓄積・共有の仕組みを整備しているため、オンコロジー試験を担える人材を安定的に供給できる点も当社の強みです。これらの要素が組み合わさることで、安定した品質とリソース提供が可能になり、結果としてクライアントに選ばれる理由になっていると考えています。
尾﨑さん:
がん患者さんに治療の選択肢を与えたい――その強い思いを持つようになったきっかけは、Oncology試験にアサインされた経験でした。がん患者さんのカルテを通じて多くの気づきを得る中で、特に印象的だったのは、レイトステージの試験に参加された患者さんが「薬が世の中に出るころには自分はいないかもしれないが、未来の誰かのために」と社会貢献の意識を持って治験に協力してくださっていたことです。その姿勢に触れ、開発に携わる者として、患者さんの思いをしっかり受け止めながら取り組むことの大切さを実感しました。
臨床開発は、Oncologyに関わらず、単なるデータや各種手続きの積み重ねではなく、一人ひとりの患者さんの人生と向き合う仕事であり、同じように強い責任感と倫理観を持った方にぜひイーピーエスに入社いただきたいと考えています。
また、イーピーエスではさまざまな領域のOncology試験を受託しているので、「入社したらこの疾患の試験に携わってみたい」という希望を叶えられるよう、機会を提供したいと思っています。
飯沼さん:
Oncology試験は、常に新しい治療法や研究成果が登場する非常に変化の激しい領域です。そのため、日々の業務に加えて、最新の知識を自ら学び、アップデートしていく姿勢が不可欠です。
イーピーエスでは、社内研修やOncology Academyなどの学びの機会を豊富に提供していますが、それだけでは十分とは言えません。自ら積極的に情報を取りに行き、専門性を高めていく「自己学習力」や「探究心」が、Oncology領域で活躍するための大きな武器になります。
だからこそ、変化を前向きに捉え、学び続けることに抵抗のない方、むしろそれを楽しめる方に、ぜひイーピーエスの仲間に加わって頂きたいと考えています。
そうした方々と一緒に、患者さんの未来を支える新薬開発に取り組んでいけることを、心から楽しみにしています。
イーピーエスではOncology試験に興味があり、携わりたい方を随時募集しております。
下記のような方は、ぜひイーピーエスへご入社頂き、一緒に活躍できる方のご応募をお待ちしております。
【求める人物像】
・Oncology分野に興味がある方
・最先端のOncology治療に関わりたい方
・がん疾患で苦しんでいる人々を救いたいと思う方
・積極的に新しい知識を学びたい方
・クライアントや施設、患者様、社内メンバーへ思いやりがある方
・臨床開発に関して、高い責任感や倫理観のある方
尾﨑さん、飯沼さん、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!!
イーピーエス株式会社を詳しく知りたい方はこちらもCheck☟