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Web3のマスアダプションに必要なのは「Web2.X」の考え方、SHINSEKAI Technologiesが目指すモノ

SHINSEKAI Technologies(以下、シンセカイテクノロジーズ)は「Web2.X SHIFT」というミッションのもと、「NFT制作」「コミュニティ運営」「独自ウォレット」「Web3人材支援」などをワンストップで提供するサービス「MURA」を運営しています。

ここ1〜2年で“Web3”という言葉を頻繁に耳にするようになりましたが、そのWeb3を社会実装するにあたって、代表取締役社長の大社 武は「『Web2.X』という考え方が大事になる」と言います。
シンセカイが掲げる「Web2.X SHIFT」とは何か、具体的にどんなことをやっていくのか、代表の大社に話を聞きました。


株式会社SHINSEKAI Technologies
代表取締役社長 大社 武(おおこそ たける)
Twitter @tako_shinsekai

シンセカイテクノロジーズが目指すは「ウォレットの普及」

──シンセカイテクノロジーズは具体的にどんなことをやっていくのでしょうか。


一言で説明するなら「ウォレットの普及」です。ただ誤解してほしくないのは、私たちが考える“ウォレット”は従来の暗号資産の入れ物ではありません。Web3サービスとユーザーをつなげていくバーチャル上のスマートフォンのようなものをイメージしています。

私たちの生活はスマートフォンの登場により、大きく変わりました。InstagramやYouTube、TikTokなどのアプリをスマートフォンにインストールし、日々の生活で楽しむようになったと思います。また、エンターテイメント以外にもアプリを通じてユーザーのデータが取得でき、それをもとにした新しいマーケティング手法も生まれてきました。

Web2時代のキーデバイスがスマートフォンだったわけですが、Web3時代のキーデバイスは何になるかと言われたら、それは“ウォレット”だと思っています。
web1.0ではメールアドレスとパスワードで認証してwebサービスにアクセスしてましたが、web2.0でSNS連携ログインが進みました。Facebook認証やGoogle認証で、とても便利ですよね。それがweb3ではConnect Walletという、ウォレット認証でDappsと言われる様々なweb3アプリケーションにアクセスできるようになります。なので、そもそもウォレットを持っていないとサービスが使えないのです。

例えばスマホを持ってない方にTikTokを説明するのが難しいように、ウォレットを持ってない人にweb3体験を伝えるのはなかなか難しいのが現状です。しかし、マスアダプションの進歩や身近で便利な体験が数年以内に生まれ、ウォレットは当たり前に普及するようになると確信しています。
ウォレットの中にWeb3アプリケーションやNFTに加え、ユーザー独自のデータがオンチェーン、オフチェーン問わずに溜まっていく。その体験こそが、Webのマスアダプション(大衆化)以降に起きる新しいライフスタイルのあり方だと思っています。そうした変化を見据えたときに、現在目の前で見えているWeb3のユースケースはごく一部のものです。

今後、Web3を社会実装し、新しい行動体験・行動習慣を生み出していくために必要となるのは、Web3サービスとユーザーをつなぐ“ウォレット”です。すでに、MetaMaskなど暗号資産を保有するためのウォレットはありますが、個人的にはWeb3の社会実装はオフチェーン型(ブロックチェーン上に直接記録されないやりとりのこと)のウォレットから進んでいくと思っています。そして、それはまだ世の中に普及していません。

だからこそ、シンセカイテクノロジーズではまず、オフチェーンのNFT、いわゆるデジタルカード、デジタルアイテムを受け取るための手段として、メールアドレスだけで開設できるオフチェーンウォレット「MURA Wallet」を独自開発し、その普及を目指していきたいと考えています。

マーケティングとしてのNFT活用、NaaM(NFT as a Marketing)とは

──大社さんはNaaM(NFT as a Marketing、マーケティングとしてのNFT)という概念も提唱されています。

NFTを売り物にするという考え方ではなく、無料や特典でも良いのでまずはユーザーにNFTを持ってもらい、新しいユーザー体験、新しいマーケティングをつくっていく考え方です。既存のオンチェーン型のウォレットでガス代(手数料)を払いながら、NFTを無料で配ったり、特典として付与したりするかと言われたら、コストをかけてまでやろうとは思わないはずです。だからこそ、シンセカイテクノロジーズがマーケティングに特化した擬似的なNFTを発行し、それを受け取るためのウォレットを開発し、普及させていこうと思っています。

オンチェーン型のウォレットや世間一般がイメージするNFTがマスアダプションしていくには、あと2〜3年の歳月がかかると思います。まずはオフチェーン型のウォレットを展開していき、社会実装が進んでいく過程で、オフチェーン型のウォレットをオンチェーン化していくことも考えています。イーサリアムやPolygon、Astarなどのネットワークを提携し、オンチェーンのウォレットも獲得でき、それぞれのコミュニティにも接続できるような状態を目指していく予定です。

企業がWeb3を活用することで、何か劇的な変化が起きることはほぼありません。基本的にはモノをつくって売る、価値をつくって売る結果として、ユーザーがロイヤルユーザーになっていきます。そのマーケティング活動の中で、Web3、Web2.X(Web3とWeb2の中間)というソリューションを活用し、企業がユーザーと独自の接点・データを持ち、時代が変わっても新経済活動を続けられるように支援するのが、私たちの目的です。

既存のアセットを活用しながら、ユーザーに対してトークンを使った新しい体験価値を提供していく。そんな新しいビジネスのサポートができたらと思っています。

「Web2のプロ人材」が揃っているという強み

──そうしたサポートをするにあたって、シンセカイテクノロジーズの強みは何でしょうか?

シンセカイテクノロジーズが直近で実施していく取り組みの多くは、基本的にWeb2の延長線上にあるものです。そうした取り組みを進めていくにあたって、社内にはマーケティングや商品開発、インフルエンサーマーケティング、メディア運営などWeb2時代のプロフェッショナル人材がたくさんいるのが強みとなっています。Web2で培ったアセットを活用してWeb2.X、Web3の取り組みを支援をするにあたって、Web2領域のノウハウや知見は必要になります。その点において、私たちは強みを発揮できるはずです。

弊社のボードメンバーを簡単に紹介させていただきますと、

CCO(Chief Community Officer)の岡崎さん国内の著名なNFTプロジェクトのコミュニティマネージャーとして、多くのWeb3コミュニティ構築の実績があります。彼は直近で代表理事として、一般社団法人「Web3コミュニティ協会」を設立しており、コミュマネのスキルアップを目的とした検定を作ったり、業界の健全化のために様々な取り組みをおこなっております。
Web3コミュニティマネジメントといえば、TOMOさんという評判が立っているくらいに、業界で素晴らしい実績を出し続けてきている方と共にコミュニティ支援事業を作ることができ、とても光栄に思います。

COOの加藤さんは、サイバーエージェント時代の先輩にあたるのですが、スマホ特化の広告代理事業を行うCyberZに創業期から参画し、後にゼネラルマネージャーまで務められたインターネット広告のスペシャリストです。またCyberZ米国法人の立ち上げ経験や越境EC事業立ち上げ、韓国コスメ開発などキャリアを通してグローバル経験が豊富な点が大変頼もしいです。Web3はDay1からグローバルと言われます。僕達はWeb2.Xというアプローチのため、まずは国内市場にて事業を展開する戦略ですが、将来的にWeb3に事業を本格的にスイッチするタイミングで彼の経験は相当活かされると思います。

CBDO(Chief Business Development Officer)を務める伊藤さんは、キャリアを通して新規事業の立ち上げ経験が大変に豊富です。女性メディア「MERY」創業初期からの事業立ち上げや、芸能人YouTube事業を展開するエンタメIT企業でも新規事業を多く手掛けてきた点は、Web3の新しい可能性の種を蒔く我々の現在のフェーズに大変マッチしたスキルです。
僕達はWeb2企業向けの支援を事業の軸としておりますが、同時にNFT制作のプロデュースなどWeb3案件も多くあるのも実態です。それらの市場のチャンスを的確に掴み、クリエイターのNFT進出支援事業「cryptex」を現在立ち上げています。広報PR力も高く、弊社のメディア「LIGHTHOUSE MEDIA」も運営しており、オールラウンドで心強い方です。

CTOを務める澤田さんはGoogleやMicrosoftのインターンを経て、複数のベンチャー企業でCTOを務められてきた実力者です。過去のキャリアでは全てフィンテックサービスの開発を行ってきており、FX事業者向けサービス、NFTマーケットプレイス、事業者向けウォレットサービス、などWeb3領域での開発経験は市場でもトップランクの人材です。
弊社のサービス開発に全力で取り組んでいただいておりますが、現在はベトナムに居住していて、シンセカイテクノロジーズのアジア開発拠点の設立に向けて組織作りと開発環境の設計にもコミットしてもらうなどフルスタックエンジニアのスキルを存分に発揮してもらっています。


株式会社SHINSEKAI Technologiesの会社情報 - Wantedly
株式会社SHINSEKAI Technologiesの魅力を伝えるコンテンツと、住所や代表・従業員などの会社情報です。価値のインターネットを言われるWeb3を活用して、 社会に生きがいを感じる個人を増やしたいです。
https://www.wantedly.com/companies/company_589073


SHINSEKAI Technologies
私たちは「Web2.X SHIFT」をミッションに、企業やサービスのWeb3進出支援を行う会社です。 「NFT制作」「コミュニティ運営」「独自ウォレット」「Web3人材支援」などをワンストップで提供するサービス「MURA」を運営しています。 また国内最大級の分散型Web3人材ネットワーク「新世界DAO」を通じて、Web3進出に挑戦する個人をエンパワーしています。 ...
https://www.shinsekai-technologies.co.jp/

──今後の取り組みについても教えてください。

シンセカイテクノロジーズは「Web2.X SHIFT」というミッションのもと、コミュニティ運営サービスやスマートウォレット事業、分散型Web3人材ネットワークなどのサービスを展開しています。

Web2からWeb3へのシフトという観点では、現在GameFiと言われる、ブロックチェーンゲームのコミュニティ支援などを手がけています。ソーシャルゲームと違い、ブロックチェーンゲームはユーザーではなく、プレイヤーが投資家にもなるので、運営とユーザーという一方向のコミュニケーションではなく、株式会社と株主のような双方向性のコミュニケーションが重要になります。それに基づいた経済圏を構築する必要があるので、コミュニティを運営するプロ集団として、お声がけをいただいています。

そのほか、NFTを発行したい、NFTのクリエイターを増やしたいというニーズに対して、私たちがプロデューサー的な役割で支援を行うこともありますし、ファンコミュニティを構築したい企業のCRM予算をいただく形でコミュニティ支援もやっています。

またマルチチャネルに活動するインフルエンサーのNFTプロジェクト構築支援を行っており、GAFAMの企業と提携してプログラムを始めます。こちらは近日リリースで発表します。


いまは、“冬の時代”と言われているタイミングだからこそ、いろんなニーズに応えられる体制を構築しておくことが大切です。

今のWeb3は少し前のTikTokと状況が似ているなと思うんです。それこそ、私が前職を創業した際はTikTokマーケティングを知っている企業はほとんどおらず、「TikTokは知ってるけど、それで何ができるの?」という状態でした。そこから、主要な広告代理店やPR会社、SNSマーケティングに積極的な企業などにTikTokのマーケティング活用方法を勉強会を開催して丁寧に説明をし続けていった結果、ショート動画マーケティングが普及してきたときに、そこで一番のポジションを築くことができました。“冬の時代”だからこそ、きちんと種を撒いておくと、数年後に花が咲く。そういう意味では、2023年は企業に伴走しながら、大きな成功事例を作りにいけたらと思っています。

少しでもシンセカイテクノロジーズの取り組みに興味を持った人は、ぜひご連絡いただければと思います。採用も絶賛強化中です!


▼シンセカイテクノロジーズ採用ページ

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