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「量子コンピューティング × 大企業」その掛け算を担うのが、シグマアイの事業開発営業のミッション。

機械工学の修士号を取得し、大手電機メーカー勤務や起業を経て、シグマアイに営業専任の社員としてジョインした藤倉さん。大企業との共同案件を主に手掛けていますが、その仕事へのこだわりや自身が描いている未来像について聞いてみました。

【プロフィール】
藤倉 忍

機械工学の修士号を取得。その後、大手電機メーカーにソフトウェアエンジニアとして勤務。自身でIT企業を起業した後、2021年2月にシグマアイに営業・プリセールスの第一号社員としてジョインした。

他社との協業を加速させて、技術を世の中に実装する

−シグマアイにジョインした経緯を教えてください。

大手電機メーカーで画像処理関係のITエンジニアとして働いていました。その後、友人と画像処理・映像処理の会社を立ち上げて、個人としてもITコンサルティングサービスを提供していた際に、シグマアイに出会ったのです。量子コンピューティング、量子アニーリング技術に興味を持ち、アカデミック領域の技術を世の中に実装する手伝いがしたい。そう強く想って、2021年2月にジョインしたのです。

−現在、どのような業務を担当していますか?

提案型プリセールスです。法人のお客様との接点をとって、シグマアイとの協業内容をご紹介したり、コンサルティングサービスの導入をご提案するのが仕事になります。現段階のシグマアイは、自社のサービスを開発して拡販するのではなく、他社と協業して何かを生み出していくフェーズですので、こちらからの提案がビジネスの起点になることが多いです。三井化学様や凸版印刷様との事例もありますが、同様の取り組みを加速していきたいと考えています。

大手企業のイベントでのコラボレーションや、物流センターの業務の最適化を推進

−シグマアイは、三井化学様や凸版印刷様とのコラボレーションを行っていますが、藤倉さんが手掛けたコラボレーション事例はありますか?

2022年3月には、大手企業様とのコラボレーションを行いました。代表の大関さんがイベントに登壇して基調講演を行い、量子コンピューティング技術紹介と、ビジネスへの活用事例を語りました。コラボレーション先の企業様が参加されていた勉強会に、大関さんが登壇したことがキッカケで関係が始まりました。また、食品包装資材の大手企業「高速」様とは、量子アニーリング技術を活用した実証実験を行っています。物流センターの現場とやりとりしながら、日々、業務の最適化の手法を詰めているところです。物流センターや倉庫でのスタッフの皆さんの働き方を改善することで、インパクトの大きな事例にしていきたいです。

技術やプロダクト、そしてフィロソフィーを社会実装する

−今後の展望は、どのように描いていますか?

このインタビューの冒頭でもお伝えいたしましたが、アカデミック領域で培われてきた要素技術を、ビジネスとして実装する、その流れを推進するのが私のミッションです。シグマアイが持っている技術やプロダクト、そしてフィロソフィーを社会実装していけたらなと。その際にはシグマアイの名前が表に出る必要はないと思っていて、裏で知らないうちに使われていて、「なんか便利だよね」「世の中が変わってきたよね」と我々のソリューションを通じて感じてもらえればと思っています。その一つの起点として位置づけているのが、今回のような大企業との協業なのです。

−シグマアイの「フィロソフィー」を具体的には、どのようなものなのでしょうか?

「私たちの技術ですべての人が輝く未来を」。こちらがシグマアイがミッションとして掲げている言葉です。その実現に向けて、メンバー全員が本気で取り組んでいます。他のインタビュー記事でも伝えていると思いますが、物流にしても工場の生産現場にしても、量子コンピューティング技術での最適化がゴールではないんですよ。そこで働く人たちが、より活き活きと働けることを目指している。「技術のための技術」ではなく「人のための技術」という考え方が徹底している会社なのです。働く人たちにとって必要なければ、私も量子コンピューティング技術の活用を提案しません。実際にそのようなスタンスで世に出たソリューションやプロダクトは多数有ります。

−そのミッションの実現に向けて、ご自身の営業としての役割はどのようにとらえていますか?

会社を成長させるためには、売上が必要ですので、もちろんコミットしています。ただ、自分一人で頑張ってもできることには限界があるのも事実です。何らかの仕組みが必要なフェーズが来ているなと。営業の人数を増やすこともそうですし、営業以外の拡販施策も考えています。今後、シグマアイの組織は拡大していくと思いますが、さきほどのフィロソフィーが薄まらないようにしなくてはならない。社外にビジネスを広げるだけではなく、社内に対しても自分がやれることはあると思っています。

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