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日本・世界各地にオフィスを展開するトラベルワーカー集団の株式会社アステル。
広告制作事業全般を中心に、Webメディア運営・PR事業・ライティング・キャスティング業務など独自のネットワークを活用して企業の課題を解決しています。
そんなアステルでは、随時インターンを募集中。
今回は、約2年のインターン経験を経てさまざまな業務に挑戦してくれた木村くんにインタビューをしました。
木村啓人
現在明治大学の4年生。高校時代は陸上部に所属し、400mハードルの選手として陸上に打ち込む。その後、明治大学法学部に進学。
大学では学園祭実行委員に所属し、主に租税法と国際法を勉強している。今秋には留学を控え、来年より外資系コンサルティング会社で働く予定。
学生生活・サークル活動
ー高校の頃は、将来について考えていましたか?
高校時代は陸上部に所属し部活三昧の毎日で、正直将来のことについて考える機会はあまりありませんでした。受験期になってから周りの先輩や友人に良い刺激をもらい、将来について真剣に考えるようになったんです。
そこで幼少期から憧れていた日本国憲法創設の立役者、白洲次郎氏に感化され政治や法に関連する学部に興味を抱き、運良く合格した明治大学法学部に入学しました。
ー大学入学後はどんな生活をしていましたか?
大学1年の時は結構遊んでいて、大学2年以降、コロナを機に大学へ行くことが少なくなった頃にちょうどアステルの社長、高橋さんと出会いました。
大学時代は金髪・柄シャツで構内を歩き回って、知らない人にも良く話しかけていました。所謂無敵状態だったというか…。今考えると羞恥心で死にたくなります。笑
アステルでの経験含め大学の4年間はとにかく楽しくて、もう既に何の後悔もないです。
アステルを知った・インターンを始めたきっかけ
ーアステルを知ったきっかけは?
自分の場合、Wantedlyから入ったのではなく、アステルより先に社長と出会いました。社長と自分は同郷なんですが、初めて会ったのがまさに地元の鴻巣でした。
ー社長とはどう出会ったんですか?
大学2年の時にコロナの影響でサークルができなくなって、さらにバイト先が潰れてしまって。本当はこの時に留学も考えていたのですが、時勢的に厳しくて。「これからどうしようかなあー」と地元を歩いていたら、「アルバイト募集中!浦和レッズ好き優遇!」という紙が貼ってある超謎の飲食店を見つけたんです(当時は店というよりも、物置のような感じでした)。
↑当時の写真
鴻巣で破格の時給だったので食いついたんですけど、そこのオーナーが社長でした。そこで出会ってから、ずっと社長の”しもべ”です。笑
ーその後、どういった流れでアステルに入ったんですか?
時期が時期だっただけに、すぐに店の営業ができなくなってしまって。そしたら突然社長に「渋谷で戦いましょう」って言われて、社長が渋谷で運営しているらしい会社に行くことになりました。流れるようにインターン生としての生活が始まった感じです。
ーそもそもはインターンをやる予定ではなかったんですね
はい、最初は「楽しそうだしやってみっか!」という感じで、インターン先を特別探していたわけではありませんでした。
多分、アステルに入っていなかったらこの業界には入っていなかったと思います。Web業界に関しては、存在は知ってはいたものの無知すぎて「怪しそう」と思っていたし、そもそも興味が無かったんです。大学2年までは「将来何しよう」とかも全く考えていなくて、アステルのおかげで急激に視野が広がりました。
社長の最初の印象
ー出会った当初、社長の印象はどうでしたか?
例のお店のオープン日の話なんですけど、当日行ったらまだお店は物置状態で。着いて初っ端、社長に言われたのが「メニュー作って」でした。
「ポテト…からあげ…」とメニューを決めていって、「いくらにしますか?」と言ったら「何円が良いかな?」って言われて(オープン日の話ですよ?)。正直最初は「この人大丈夫かな?」と思っていましたね。笑
でも気付いたら頻繁にそこに通うようになっていました。時給のため、というよりは、社長が連れてきてくれる地元の先輩とか、社長の話を聞くのが楽しかったというのが大きいです。普段関わることのない人と話すことができて、毎日が新鮮でした。
アステルの最初の印象
ーアステル全体の最初の印象はどうでしたか?
最初に渋谷のオフィスに入った時、「ああ、フロア間違えたんだな」と思いました。社長がかなりテンション高めの人なので、社員さんも騒がしい人ばかりなんだろうなあと勝手に想像していたんですが、実際は静かな方が多く、ギャップを感じましたね。
ーたしかに社長とは毛色が違う社員が多いかもしれないですね …初日は何の業務をしましたか?
飲食店と同じく、渋谷オフィスの初日にも特に仕事の内容は言われておらず。アステルでの初めての業務として言い渡されたのが「『左利きのエレン』読んどいて」でした。
しかもよく見たら1、2巻が無くて。社長が好きな漫画で会社の課題図書にもしているみたいなんですが、それにしても出社初日に漫画を3巻から読み進めるっていう状況、意味不明ですよね。笑
しかも周りの社員さんはそんな変な大学生を特に気に留めることもなく、各々の業務を進めているっていう…
ーまさか漫画だけ読んで帰ったわけじゃないですよね?
大丈夫です。ちゃんとその後、社長から広告業界のことを教えてもらいました。
聞いた当初は広告業界に対する知識がなさすぎて全く意味が分からず、そこではじめて「toC」「toB」といった単語を知ったレベルでした。
最初は何もかもわけがわからなかったですけど、それはそれで楽しかったです。
働き始めてからの印象、社内の雰囲気
ーその後働き始めて、印象は変わりましたか?
良い意味で印象は変わっていないです!さっき皆さん「静か」と言いましたが、とはいえ静けさの裏に「泥臭さを厭わないハート」を持ってるなあと感じています。
自分が言うのもおかしいですけど、社員の方は皆さん根性があって、それぞれの分野のプロフェッショナルだな、という印象です。各々芯が合って別々にやりたいことがあるけど、愚直に働いている、というように見えます。
ー木村くん、そんなことを考えていたんですね…
そもそも、自分の理想と完璧にフィットする会社ってきっと無いじゃないですか。それを皆さんわかっていつつ、限りなくフィットさせようとして自分の仕事には責任をもってやられていますよね。
就活を通して「世の中は泥臭い仕事ばかりだな」と再確認したので、それを根性もってやっているアステルの皆さんからは内に秘めたパッションを感じます。
アステルでの具体的な業務内容
・BtoB営業
最初はメールアポが中心でしたが、徐々にミーティングでも喋らせてもらうようになりました。これに関しては、楽しいというよりかなり緊張しましたね。自分みたいな少年が、こんな人たちと喋っていいのか…?と、正直怖かったです。
・ライティング
ライティングも少しやりましたけど、多分あまり向いてなかったです…
どうやら自分の日本語はちょっと変みたいなんですが、アステルに入るまで、自分の文章がおかしいことに気付いていなくて。色んな先輩に「これじゃ伝わらない」とか「こう変えたら?」って指摘されて、それを純粋に取り入れていったら、ようやく少しまともな文章が書けるようになりました。
当たり前ですけど、エントリーシートを書くときに文章がやばかったらダメじゃないですか、なのでこれもありがたい経験でしたね。
・Webディレクション
ディレクターとしての仕事もやらせて頂いていました。特に気を付けていたのは、社長によく言われていた「ただの伝書鳩にならないように」ということです。
ディレクターはどうしても間に立つ立場なので、さまざまな方向から投げられたボールを捌かないといけないのですが、そのボールをそのまま渡すのでは自分が入っている意味が無いですよね。社員さん達のコミュニケーションを見ていると、ちゃんとかみ砕いて伝わりやすい形に整えて…と丁寧にやっていて。ディレクターをやるなら基本中の基本かもしれませんが、特に勉強になった点です。
あとはスケジュール調整も新鮮でしたし、自分でアポをとった案件の成長過程が見えるのも良かったです。
・SNSの代理運用
主にInstagram、Twitter、TikTok、YouTubeショートの運用をしていました。
Instagramの方は、フォロワー数ゼロから1年経たないうちに7000人に到達したので、夏までに1万人を目指しています。純粋に伸びていくのを見るのも、伸びる方法を見つけていくのも楽しいですね。
実は自分、大学までガラケーもスマホも持ったことがなくて。わけあってiPodでずっとやりくりしていて、大学に入ってから初めて携帯というものに触れたんです。
だから最初は「今まで縁が無さ過ぎたし、自分にSNS運用なんてできるのかな?」と思っていました。でもかえってそれが良かったのか、全てが新鮮で常に「楽しい」という感情をもって運用に取り組むことができました。
あとはYoutuberみたいなこともやったり撮影手伝いに呼ばれたりと、総じて未知な業務ばかりで、普通のアルバイトでは経験できないことがいくつも経験できたと思います。一見泥臭い仕事でも、全てをポジティブに受けてやっていましたね。
働くうえで辛かったこと
ー働くうえで辛かったことはありますか?
一番は、学校との両立です!スケジュールを細かく逆算的に考えないといけなくて、ミーティングと授業が被らないように…とか、移動時間をどう使おう…とか。
ースケジュール管理はどのように行っていたんですか?
家にでっかいカレンダーを買って手書きでスケジュールを入れていました。忙しい時期は、予定が詰まりすぎて真っ黒になってしまって。大変な時もありましたけど、ここで培ったスケジュール管理能力は今後に必ず活きると思います。
ーどのような時にやりがいを感じましたか?
一番多く案件を持っていた時期の、月末の納品が終わったあとは本当に嬉しかったです。基本は「やってやったぞ!」という達成感に向かって作業していたので、「しんどい」と思うことはあまり無かったです。
アステルでインターンをして良かったと思うこと
一番は価値観が変わったことです。田舎出身ということもあるのか、ずっと「仕事といえばブルーカラー」と考えていたんですよね。
「広告業界って怪しそう」「どうやって収益化しているんだろう」と疑問に思っていた自分の価値観が、アステルと出会ってかなり変わりました。
ー具体的にどういった経験が価値観を変えましたか?
クライアントとの会食に参加させてもらったり、現役のコンサルタントの方や大手広告代理店で働いている方とお話しさせていただいたり…。そうするうちに、広告業界、BPO市場のことなどへの解像度がどんどん上がっていきました。常に知的好奇心が刺激されて、吸収し続けるのが楽しかったです。
それに付随して、一般的なPCスキルや名刺の渡し方、メールや電話の仕方など社会人としての基礎を網羅的に学べたことも良かったです。
就活でインターンの経験は活きたか
ー就活では、アステルでのインターンの経験を活かせる場面はありましたか?
就活中、面接官の方が一番食い付いてきたのが、長期インターンの経験に関する話でした。実際、「学生生活、何をしていましたか?」という質問に対してサークルやバイトの話をしても、全然興味を持ってもらえないんですよね。
あとはSNS系の話も、今の大学生だと出来る人が多くて飽和している状態なので、これも全然ウケなかったです。
ーそうなんですね。木村くんはどういった話をしていたのですか?
そういった面接の雰囲気をみて、やはり採用では”再現性”が求められているなと感じました。
なので自分は「予算から受発注の金額を考えていました」「ただの伝言にならないように心掛けてコミュニケーションをしていました」といった話をしたところ、これがすごくウケて。
企業側もそういう話を聞いた方が「この人はこの業務で使えそうだな」というイメージがしやすいんだと思います。アステルでの経験を話すことで、他の就活生と差別化できたのはすごくよかったです。
今後もインターンでの経験は活かせそうか
ー将来的にも、アステルでのインターンの経験は活かせそうですか?
来年からはコンサルタントとして働くので、アステルで培ったプロジェクトマネジメントの経験を、反省点も含めて活かしたいと考えてます。
ー特に活かせそうなことは何でしょうか?
ディレクション業務全般ですかね。内定先の本社がアメリカにあるので、英語を使った業務も発生するのですが、個人的には言語ってコミュニケーションの道具でしかないと思っていて。
根っこは言語関係なく「相手に物事をわかりやすく伝える」という、ディレクション業務で学んだ軸みたいなものが大事になってくるのではないかと考えています。
ーその他に活かせそうなことはありますか?
内定先ではプログラミングの知識も最低限必要になるのですが、アステルでちょっとだけ齧っていたので、これも意外と大きいと思います。本当に少しだけですが、完全にゼロの状態で入るより全然良いですよね。
あとは雑談で聞いた話もためになることが多くて。社長の方から積極的に就活のことを聞いてくれて、色んなことを教えてもらいました。
ーアステルでの経験を活かしてもらえると、こちらとしても嬉しいです
はい、アステルで経験したさまざまな業務は必ず何かしらの学びに繋がっていますし、社員さんや社長との会話でさえも大きな収穫になったので、無駄なことは一つも無かったと思います。
将来の目標
up-or-out(昇進するか、辞めるか)としばしば呼ばれるように、コンサル会社は出入りが激しいことで有名です。そこで5年間はがむしゃらに、プライベートそっちのけで仕事に打ち込みたいと思っています。
その後は、国内シンクタンク、広告業界、国際機関等へ転職するのも良いなと考えています。
ー仕事にフルコミという感じですね!
アステルの皆さんはプライベートも充実していそうなのがすごく良いなと思うのですが、自分は特に趣味もなくて暇な時間が増えてしまいそうなので、一番体力がある時にがんばってみたいんです。
あとは、社長の影響もありますね。がむしゃらに働く社長の姿を見ていて、純粋に「良いな」と思いました。
ー社長の影響、かなり大きいみたいですね…では最後に、未来のインターン生へメッセージをお願いします
自分とは違って皆さんは自発的にWeb広告業界に興味を持ち、この記事を見られていると思います。既にその一歩が素晴らしいです。
皆さんはご自身のやりたいことに合う会社を探していると思いますが、残念ながら100%理想と現実がマッチする会社はこの世には存在しません。
しかしアステルには、強い意志とそれを明言する力さえあれば、そんな「理想」と「現実」を限りなく擦り寄せられるような環境が整っています。
一度しか無い大学生活、ぜひアステルでチャレンジしてみてください!