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【GINZA SIX 新オフィス構築プロジェクト】働く人の願いと企業のビジョンを叶えるオフィスを設計せよ。

『明日の「働く」を、デザインする』をミッションに、働く環境そのものイトーキ。オフィス家具のIoT化をはじめ、素材研究や空間・設備機器の設計・デザインに至るまで、手がける分野は拡大中。「オフィス=人と人をつなぎ、誰もが行きたくなる場所」を目指して、メンバーたちが日々挑戦している。

今回ご紹介するのは、『GINZA SIX』新オフィス構築プロジェクトについて。東京のど真ん中・銀座に2017年春、生まれた大型複合施設。その12階、約6,100㎡という大空間に訪れる人たちを魅了するオフィスが誕生した。6社の競合コンペを勝ち抜き、このオフィス空間の構築に尽力したのが、当時FMデザイン統括部 高井、営業本部 山縣を始めとしたプロジェクトメンバーの面々。そのプロジェクトの裏側を追う。

高井 誠FMデザイン統括部

学生時代は建築学科を専攻。建造物を建てるより、活かすことに関心を抱き、イトーキに入社。設計デザイン業務を経て、現在、プロジェクトマネジメント業務に就いている。「お客様の求めるオフィスの“少し先”を提案する」が信条。

山縣 潤也営業本部 東京本社

社会にとって不可欠な“働く場所”。すべての業界、すべての企業とのつながりを持てる仕事に魅力を感じ、イトーキへ。現在、営業として設計事務所やプロジェクトマネジメント会社にアプローチし、協働で大型案件の受注を目指す仕事に従事。

GINZA SIXに、かつてないオフィスを

“1フロア貸室面積で都内最大級となる6,100㎡に新たなオフィスを構築する。そのコンペに参加しないか? 場所は、GINZA SIX。”「世間で話題のGINZA SIX、かつ1フロア6,100㎡のメガプレートオフィスか・・・」。初めてこの話を聞いた当時FMデザイン統括部 高井は鳥肌がたった。しかもクライアントは、組織・人事領域で希有な存在感を放つ企業、株式会社リンクアンドモチベーション(以下、LMI社)。いやが上にも、世の中からの注目を浴びることになるプロジェクトだ。6社による競合コンペであったが、高井は「なんとしてでも、自分たちで手がけたい」と胸をたぎらせた。

高井と営業担当の山縣に加え、デザイナーを中心とした4名がプロジェクトメンバーとして招聘された。コンペに向けたオリエンで、オフィス移転を決断したLMI社 代表取締役会長はこう話したという。「私たちは、これまでの成長・軌跡を様々な冒険と挑戦に溢れた航海だと捉えています。新オフィスも、多様な船が集い、また新たな航海への汽笛を鳴らす場所にしたい」。新オフィスのコンセプトはPORT=港町に決まった。


働く人を知ることからすべては始まる


プロジェクトメンバーたちは、港町というコンセプトをどう新オフィスとして具現化していったのか。高井はこう話す。「企業のことを知ることがすべての原点です。歴史に始まり、大事にしている理念や文化、どのような人がどんな仕事をしているか、そして働く人たちがどんな未来に向かおうとしているのか・・・。それらを知らなければ、ただかっこいいだけ、ただ美しいだけのオフィスしかつくれません」。高井たちは考え得るあらゆる方法を使って、LMI社やそこで働く人たちの想いや考えに触れていった。企業を知り、人を知ることで、未来は浮かび上がる。港町という世界観が徐々に具現化していった。プランニングに際しては、実際に港まで足を運び、そこを行き交う人や空気を全身で体感した。メンバー全員が妥協を許さなかった。「若手も含めたデザイナーの皆がたくさんのアイデアを出してくれ、細部に至るまで強いこだわりを持って空間を描いてくれました。それが最大の勝因でした」と高井は語る。

若き発想力も存分に活かされて生まれたプランは、競合他社を圧倒した。そしてバトンは、営業 山縣に託された。「高井さんたちがクライアントの想いを具現化するプランをつくってくれました。私は営業として、そのプランが確かに形になっているか、また、期日通りに納品できるかというマネジメントを担いました。日々仕上がっていくオフィスをこの目で見て、毎日ワクワクしていたのを覚えています。なにしろ今までに見たことのないオフィスでしたから」。


未来へと続く道

2017年5月、LMI社 新オフィス誕生。船が集まる港をイメージしたエントランス、冒険家たちの名がつけられた会議室、活気溢れる市場のようなコミュニティスペース、海上コンテナを模したロッカー・・・etc. 随所に、港町という世界観を表現する工夫が施されていた。新オフィス開設パーティーはLMI社 社員たちの歓喜に包まれ、高井も山縣も安堵した。ただ、本当の意味で二人が喜びを感じたのは移転からもう少しの時間が経ってからだったと高井は話す。「移転後も、幾度かオフィスを訪問しています。その時、社員の皆さんが普段通りに働いている姿を見させていただいたんです。本当に感動するのは、そうした瞬間です。このオフィスが皆さんの活躍の糧に少しでもなれているのかと思うとこみ上げてくるものもあります。会社が成長し業績を伸ばしていくための土台になるオフィスをつくることで、その会社に貢献できるのが、この仕事の最大の喜びです」。高井の言葉に、山縣も続く。「会社の未来に大きな影響を与えるのがこの仕事。だからいつも身が引き締まる思いがしますし、プロフェッショナルとして自分自身を磨き続けていかないといけない。そう思っています」。 企業が思い描く未来、働く人たちが掴みたい未来へと続く道を見出すため、高井、山縣は今日も奔走する。


お客様へのインタビュー

CLIENT'S VOICE株式会社リンク アンド モチベーション グループデザイン本部 川村宜主 様

新オフィスは、この会社の歴史に残るオフィスにしたいという想いが私たちにはありました。その想いをしっかり受け止めてくれ、強いパートナーシップでともに新オフィスをカタチにしていってくれたのがイトーキさんでした。社員の皆もとても喜んでくれ、これをきっかけにフリーアドレス制導入など働き方改革も一気に進みました。新オフィスは、会社全体の推進力を一段も二段もあげてくれました。

※所属部署・役職は取材当時のものとなります

イトーキでは、絶賛メンバーを募集中です。今回のストーリーを読んで、一緒に活躍してみたいと感じた方・ご興味がある方がいらっしゃいましたら、下記またはこちらより気軽にエントリー下さい!まずはカジュアル面談にてお会いできるのを楽しみにしています

空間・働き方コンサルタント
日本全国で募集中!毎日の働くに、自由・楽しさ・新しさをデザインする仕事!
イトーキは、明日の「働く」をデザインする会社です。 この名前を聞くと、オフィス家具を製造・販売する会社だとイメージされるかもしれません。実際は、1890年創業以来の歩みを経て、オフィス空間のプランニングからIT・DXに至るまで、幅広く手がけています。 イトーキは、「働く」とは「価値あるイノベーションを生み出すこと」。そこに必要なのは、「ワーカーの健康を保ち、生産性・創造性を存分に発揮できる環境」であると定義しています。 ■次世代のワークスタイル”XORK Style”について イトーキは、「人」と「活動」を基軸にした、新しいワークスタイルを提案します。成果創出や安定を求める企業と、自分らしい充実感を求めるワーカー。どちらの幸せも叶えることが、この取り組みのミッションです。 https://www.itoki.jp/xork/ ■”Activity Based Working”の考え方 ”XORK Style”の根本にあるのは、”Activity Based Working(ABW)”と呼ばれる考え方。ワーカー自身が「いつでも、どこでも、誰とでも」を自由に選び、彼らの自己裁量を最大化するというものです。結果的に、企業全体の生産性・創造性向上につながります。 https://www.itoki.jp/abw/
株式会社イトーキ
オープンポジション
働くがワクワクする空間を生み出す。イトーキで理想の働き方、叶えませんか?
イトーキは、明日の「働く」をデザインする会社です。 この名前を聞くと、オフィス家具を製造・販売する会社だとイメージされるかもしれません。実際は、1890年創業以来の歩みを経て、オフィス空間のプランニングからIT・DXに至るまで、幅広く手がけています。 イトーキは、「働く」とは「価値あるイノベーションを生み出すこと」。そこに必要なのは、「ワーカーの健康を保ち、生産性・創造性を存分に発揮できる環境」であると定義しています。 ■次世代のワークスタイル”XORK Style”について イトーキは、「人」と「活動」を基軸にした、新しいワークスタイルを提案します。成果創出や安定を求める企業と、自分らしい充実感を求めるワーカー。どちらの幸せも叶えることが、この取り組みのミッションです。 https://www.itoki.jp/xork/ ■”Activity Based Working”の考え方 ”XORK Style”の根本にあるのは、”Activity Based Working(ABW)”と呼ばれる考え方。ワーカー自身が「いつでも、どこでも、誰とでも」を自由に選び、彼らの自己裁量を最大化するというものです。結果的に、企業全体の生産性・創造性向上につながります。 https://www.itoki.jp/abw/
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