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50年間の実績があり、地域に根付いた仕組み。活かせるおかげで、独立して成功できました。

近藤 匠(27歳)/近藤開発(代理店マネージャー)

代理店を立ち上げて

大学に入学したものの、1年生が終わった時点で、4年で卒業できる見込みがなくなってしまい、中退して社会に出る決断をしました。手に取った求人誌の見開き広告が目に留まり、アルファクラブ武蔵野に入社。2ヵ月の研修を経て、営業に挑戦することにしました。個人宅に足を運んで訪問。イベントにお越しいただいた方に冠婚葬祭互助会をご案内。約2年間プレーヤーとして契約実績を残したことが認められ、与野営業所が管轄するエリアを担当するブロック長を任せられました。その後、2年ほどで代理店として近藤開発を立ち上げて独立。20名のスタッフをマネジメントしています。

独立前後でも、スタッフを束ねて営業活動を行なう点では変わっていませんが、収入は大きく変わりました。代理店として活動している人の多くは40代、50代。私はかなり若いほうです。与えられた仕事をするよりも、自分の判断で動いていきたい。以前からそう考えていて、フルコミッション制が性に合うと思っていました。大学を中退し、会社に入ったと思ったら、今度は独立。親には心配をかけてしまいましたが、収入から実家にお金を入れるようにしていて、その額が毎月増えているので、もう安心してもらえていると思います。

互助会の認知度は高い

営業をするうえで、互助会について説明することが難しそうだと感じる人もいるでしょうが、実はそんなことはありません。地域密着で50年以上もの長い実績があるおかげで、さいたまエリアに住む50代以上の方の認知度は高く、仕組みを理解していただけています。ただし、なぜ今、それを自分にすすめるのか。そう言われることがあり、なかには「私が死にそうに見えるのか?」とお怒りになる方もいらっしゃいます。そこで私は、葬儀のことを考えるのではなく、万が一のときにあわてなくてすむように、安心して過ごせるように、今できることを考えましょう、とお伝えしてきました。大切なものはどこにしまってある。いざというときは誰に知らせる。そういった準備をしておけば安心。ですからマイナスではなくプラスに受け止めていただけるように、粘り強くお客様と向き合ってきました。代理店ではたらいてくれているスタッフにも、同じように伝えています。

私の代理店で活躍してくれているのは、20代前半から40代までのスタッフ。男性は私を含めても3人。残りの17人は女性です。話をしていると、大体の人がこう言います。「あっさり契約できたときよりも、断られてもあきらめないで何度も足を運んで契約できたときのほうが達成感が大きい」と。私にも実体験があります。「互助会の話はもういいから」「互助会の話は一切しませんから、おしゃべりしましょう」と、そんなやりとりを繰り返していたお客様から、こう言っていただけたのです。「互助会に入りたい。けれど、そうしたら、もう来てくれなくなるんじゃないの?それは嫌なんだけど」と。

もし応募していなかったら……

たとえば違約金発生の規定など、契約内容にはお客様にとって不都合な事柄も多少は入っています。それだけに、ご理解いただくべきことを、きちんとお伝えしなければいけません。言いづらいことも、隠したり、ごまかしたりせずに、きちんと話すこと。そのことを強く意識して、スタッフにも指導しています。思うこと、考えることを口に出して、隠し事のないお付き合いをすることは、スタッフ、アルファクラブ武蔵野との関係でも同じです。真正面から向き合うことで、お互いの信頼を築いていける。それはあらゆる人間関係に共通することではないでしょうか。

大学は中退しましたが、今、豊かな暮らしができていて、引け目を感じることはありません。20歳ではたらきはじめて、車は3台目。今の愛車はドイツ車です。休日はゴルフ。同世代とは生活レベルが違っていて、話がかみ合わないことも多いくらいです。もし、あのとき、求人募集に気付かず、応募もしていなかったら、どうなっていたでしょうね。挫折から立ち直れず、高卒のサラリーマンとして、奨学金を返済するために、ストレスを抱えながら、嫌々はたらいていたかもしれません。ラッキーなことに、タイミング良く、出会いに恵まれて、人生を変えられた。そう思います。

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