創業の原点「誰もが環境に左右されず、何度でも挑戦できる社会をつくりたい」
はじめまして。ValorizeAI 代表の鈴木創也です。
私は、幼い頃から「いつか自分の事業を立ち上げて、社会に新たな価値を届けたい」という想いを抱いてきました。両親が自営業を営んでいた影響もあり、経営というものがとても身近な存在でした。家庭内で交わされる会話や、父と母の背中を通して、“自ら意思決定をし、価値を創り出す”という生き方に自然と惹かれていったのです。
しかし、そんな日常は、私が10代の頃に一変します。両親の事業が倒産し、家族の生活は揺らぎました。実体験で環境が変われば、キャリア選択は大きく変わってしまうという現実を突きつけられました。人によって、どのような教育を受けられるか・体験ができるか・仕事に就けるかという“機会”には格差があります。これは社会構造の課題だと考えています。
だからこそ私は、「誰もが環境に左右されずに、何度でも挑戦できる社会をつくりたい」と強く思うようになりました。ValorizeAIはその信念の延長線上にあります。
“Valorize”はラテン語の「valere:強さ、価値、力」を語源とした英語で、「価値を高める」という意味を持っています。そして、“AI”にはArtificial Intelligence(人工知能)、やI(自分)、日本語の愛(Love)が掛かっています。
AIの力を使って、挑戦する企業や人の可能性を引き出し、価値を最大化する。そして、彼らがより多くの人に価値を届けるための「見えない支援者」になることで、1社でも、1人でも多くの成長機会をもたらし、社会構造を変えていこうと考えています。
営業こそが、企業と人の両方の成長に貢献できる
ValorizeAIでは、クライアント企業の“一員”として、営業BPOやコンサルティングを提供しています。さらに、営業AIエージェントを活用することによって、慢性的な人手不足やリソース不足を解消し、事業成長を支援しています。
なぜこの領域に取り組んでいるかというと、営業こそが「企業と人の両方の成長に貢献できる仕事」だと確信しているからです。
私は前職のSalesforceで、インサイドセールスからフィールドセールスまで、一貫して経験してきました。数多くのお客様と向き合う中で、ある共通の課題が見えてきました。それは「営業の仕組みが整っていない」「実行するリソースが足りていない」という根本的な構造の歪みです。
素晴らしいサービスを持ちながらも、それを必要とする人に届けられない。誰かの人生を変えるはずのプロダクトが、ただ“知られていない”という理由だけで埋もれていく。この現実に、私は強い危機感を抱きました。
営業は、企業が「顧客と出会い、市場にフィットし、事業をスケールさせていく」ためのエンジン。つまり、営業が整っていないということは、成長のアクセルを踏めないということです。
加えて、営業は単なる“売上をつくる部門”ではなく、顧客から得られる一次情報を最も多く持つポジションでもあります。営業が得たインサイトは、プロダクト改善やマーケティング、カスタマーサクセスにまで波及し、企業全体の戦略を底上げします。だからこそ私は、営業が本質的に強い会社は、企業としても持続的に成長できると信じています。
また一方で、私は営業という仕事が「個人にとっても圧倒的な成長機会」をもたらすと信じています。商談をつくる力、相手の本質的な課題を聞き出す力、価値を構造化して伝える力、数字に責任を持つ力など、これらはすべて、どんなキャリアを歩むにしても通用する「普遍的なスキル」です。営業は、誰にでも開かれた“成長フィールド”だと思っています。
次世代AIエージェントで、“働く仕組み”そのものを変えていく
現在、私たちは、営業BPOやコンサルティングを通じて、企業の営業組織における仕組み化と成果創出を支援していますが、まだ出発点です。目指しているのは、AIエージェントを用いて営業という職能を再定義することですが、将来的にはあらゆる業務領域における「働く仕組み」そのものを変革しようとしています。
巷では様々なAIエージェントが反響を呼んでいますが「ビジネスに実装し、働く仕組みを変え、社会に普及する」には至っていない状況です。私たちは、営業プロセスにおける自動化・標準化を進めるAIエージェントの開発に着手していますが、本質に目を向け、これまで人が行ってきた業務を明確に代替するプロダクトを目指しています。
そしてこの挑戦は、日本国内にとどまりません。いずれは海外市場にも展開し、日本発のインフラとして、世界中の企業に提供していくことを見据えています。「日本企業が外貨を稼ぐ状態を創出し、日本人の所得を引き上げていきたい」そんな想いも、私たちの原動力です。
最後に──未来を共につくる仲間へ
私は創業して以来、不思議と「苦しい」と感じたことがありません。もちろん、うまくいかないことや想定外の出来事はたくさんありますが、それ以上に「面白い」「もっと前に進みたい」という感情が強くあります。なぜなら「まだ社会にないものを、自分たちで創っている」という実感が、何よりの報酬になっているからです。
ワクワクしながら事業を創る、社会構造を変える挑戦を、ご一緒できたら嬉しく思います。もし少しでも当社にご興味をお持ちいただけましたら、事業やキャリアに関して、カジュアルにお話させてください。