チューブというとどんなものをイメージされるでしょうか? ライフサイエンス分野ではプラスチック製の少量の容器を一般的に指します。
1985年に京都大学理学部より「DNAペレットの回収効率を上げるため1.5MLチューブの底(従来は丸底)を平底にできないか」との依頼を受け、世界で初めて国産1.5ML平底スナップキャップチューブの開発・製造に取り掛かりました。
開発においては金型の設計だけでなく、吸着しやすい性質の一本鎖DNAが吸着しづらいポリプロピレン樹脂の選定と吸着テストを大学と共同で行い、1年をかけて製造を開始しました。
現在、弊社の1.5ML平底チューブはライフサイエンス研究者に幅広く使用される製品となり、年間2000万本を販売しています。そして今では海外のメーカーでも弊社平底チューブの類似品を販売しています。
このように研究者の声を製品化することで、ライフサイエンス研究の効率化に貢献しています。